カリキュラムの一部ということで、学生にとっては単位を取るための授業。「授業の一環でライセンスが取得できる」と前向きな学生もいたが、「単位は必要だがライセンスは要らない」という方向性が違う参加者を一緒に講習するという特殊なもので、皆が木に登りたい情熱を持っての講習会参加ではなかった。学生も普段の授業と変わらない対応なのか、私語・よそ見・注意散漫は当たり前で、座学では半分程度は居眠りしていた。
まだ若いからあさはかなのか、ある程度の経験が逆に甘く考える体質になっているようだ。楽しいことには貪欲だが注意は聞き流す。こういうトラブルがありうるゾと脅かすそばからそのトラブルを招いて「スミマセ〜ン!」と懲りない様子。少々のミスならトラブッた方が今後のためだが、同じ間違いを繰り返すのは言語道断。
最終的にはそれなりに形にはなったが、検定では3名が脱落。自分で登ったはいいが降りて来られずボトムビレーで降ろすことになる。そんな試験は初めてだ。
基本的に興味がなくやりたくない人に、ヘタすると命に関わるコトを教える訳にはいかないし、そのうちいつか人為的な事故が起きる。野外活動を専攻し将来インタープリターを目指している人間とはとても思えない。早めに進路を考え直すことを含めてコレじゃやっても意味がない。っと担当の先生に話すと「野外活動ではなく違った形で単位を与える手を打つ」とのこと。しがらみや立場もあるのだろうが、コトの重要性を理解して欲しかった。
自分の伝え方にも魅力がないからだろうと反省至極。自分のモチベーションを落とさず、こんな参加者にもきっちりレクチャーできる人になりたい。
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