2012年5月23日水曜日

Tachyonは変わった?

そして本来の目的である摺り合わせ確認トレーニング。

ノウハウはアアすればコウなるモノで
道具と素材の組み合わせで巧く出来たりするが
実際にはノウハウ通りには行かない。
ただ従来のノウハウを積み上げることで
新しいことのヒントが醸成するのだろう。

いきなり特殊なコトをやろうと思っても
なかなか思ったとおりには行かないし、
偶然に頼った再現性のないモノになる。

とにかくトラディショナルな手法を掘り下げ
スタンダードな情報を頭に叩き込むことで
未知の問題への対応も出来るようになると思う。

参考にできる手法は提示できるが
それはノウハウではない。
ワザを有効に使える人のノウハウって
前提を考えない人にとっては有害な情報に成りうる。
例えば道具の意味や意図をすっ飛ばして
予測も判断もないと逆効果だったり退っ引きならない状況を作ったりする。
装飾された情報や有効に使える人の動きを見て
すぐさまメリットを自分に割り当てる。
考えずに一元的な人はそういう道具やノウハウに振り回される。
そして使いにくいだとか遅いだとか自分なりの結論を出すことになり、
また同等の素晴らしいメリットを感じさせる商品が出たらすぐ飛びつき、
同じコトを繰り返す。メーカーにとってはありがたい存在だが
ノウハウに飛びつく前に、そのノウハウの中に手がかりを見つけ、
有効に使うための「前提」や「考え」や「判断の根拠」を
イメージした方が自分のノウハウに近づくと思う。

何てことを考えつつ
大好きなコンビネーションはどうよ?って話しになり
その中でTachyonの耐荷重が出てきた。
私は自信を持ってAverage Breaking Strengthで6,800lb.っすよ。
でも、ある人は7,100ib.だという。
どっちが正しいとか間違いかというより、
今までそういう話にすらならなかったので、すんごく嬉しい。
基本的な情報を把握していないと全体のシステムが
構築できないし、思わぬ所がウィークポイントになったりする。

そこでWesSpurの2012のカタログで確認すると、
結論からいうと、私が間違っていたのですが、
私の根拠はどうして何処で間違ったのかを検証する必要があると思い
いろいろ探っていると....
どうも腑に落ちない点が出てきた。

私が根拠にしていたTeufelbergerやNew Englandのサイトでも
全部[ 7,100lb. ]になっている。
しかし、バックアップしてあったメーカーの以前のPDFでは
[ 6,800lb. ]って出ているではないか!

どうやら2011年までは
[ ABS=6,800lb. - Weight=5.8 lb./100ft. ]となっているが
2012年のカタログやウェブサイトでは
[ ABS=7,100lb. - Weight=6.3 lb./100ft. ]となっている。

プロダクトが変わったのか?
重くなって強くなっている。

ちなみに、イギリスのHBros.では
ウェブ上の情報は
[ 5.8lbs./6,800lbs. ]になっているが、
同じページのProduct Datasheetの
PDFは新しいモノで
[ 6.3lbs./7,100lbs. ]になっている。
思いっきり矛盾している。

ホントの所はどうなのでしょう???
知らなかったのは、私だけ?
ショックでした。

いろんな所のスクリーンショット
ちなみにLAVAは似て非なるモノなのか?

しかし、本当にありがたい経験でした。
こういう情報や意見の交換を間を置かず繰り返さないと
その情報はもう以前のモノになっている場合もあるし、
簡単に考えて、そこに気が付かない場合もあるし、
最新の情報とかそういうことではなく、
単に自分の勘違いや認識の浅さをカバーし合えるようになれば
メリットも多く注意を引く関係性が出来て
もっともっと素敵に安全に深化していけるのだろう。
日々のトレーニングやアップデートの大切さを再認識しました。
ありがとう!うめさん!すいませんでした。

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ArbClimber Issue 2のサブクリプション案内がきていました。
あんまり何でもお勧めはしませんが、これは是非手に入れた方がイイですよ。
デザインがくどくて見づらいし、訳するのが相当手間なので
こういうの日本で作れないかなぁ。
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