毎年体験会を行っている穂別で、今年は3日連続でT-1,T-2の講座を行った。
ゆくゆくは現地スタッフでイベント開催できるようになるため、
ツリーイングクライマー資格を受講していただいている。
初日の朝から猛暑で、
しかも湿度が高く、
黙っていても
汗がダラダラ流れるほどの気温。
北海道ではこんなコト
年間数日しかないのに、
その数日が連続したようだ。
慣れない動きで力を使い、
しかも慣れない暑さのため
受講者の方は辛そうだった。
しかし皆さん課題をクリアし無事終了。
これからもどんどん経験を積み木登りにハマってほしい。
翌日午後からは、
昨年までのT-1取得者対象のT-2講座となり、
これまでにない程濃く、
ハイレベルの講座内容となった。
トレーニングでは低めのアンカーで繰り返し
資器材の使用方法や理論を理解していただき、
最後にビッグショットで針葉樹にアプローチ、
ダブルドロープテクニックと併用した
SRTらしい講座となった。
実はこの会場に来る道すがら、カラマツが広範囲に赤く枯れている姿を見ていた。
受講者は森林組合の方と地元の仕掛け人でもある樹木医さんでもあるため
この方に聞いてみると、カラマツハラアカハバチという害虫の仕業とのこと。
カラマツの短枝を食い尽くしどんどん広がっているとのこと。
この会場にある2本のカラマツもその被害に遭っていて
トレーニング中もすっかり樹木医の顔になり
サンプルと取ってきて見せてくれた。
透明の身体だが、短枝を腹一杯くって緑色になっている。
講座中も下で見ていると、パラパラとその虫の糞が雨のように降ってくる。
この辺りでは20年ぶりの大発生のようで、
この虫の影響でカラマツが枯れることはないようだが、
それにしても、この時期の山が赤く見えるのは悲しいし、
雨のようにフンをかぶるのも気持ちがいいものではない。
長枝を喰わないのは、虫の都合か?カラマツの戦略か?
壊滅的にダメージを与えない自然のバランスか?
帰り道で気をつけてみると、峠を越え、もう大夕張の辺りまで広がっている。
道央圏にも広がるのだろうか?
***
2日目講座修了後、もの凄い雨と雷で翌日のトレーニングが危ぶまれたが
明けてみると、青空が見える良い天気になった。
最後に行われる町民参加のイベントでは
お馴染み、穂別の大ミズナラに20名ほどがトライし
すっかり晴れた青空に歓声が響いていた。
こういう機会を作っていただける仕掛け人さんに、
参加してくれた受講生に皆さんに、
イベント仕切りの方のスーパー晴れ男パワーに、
そして、いつも遊ばせてくれる、大ミズナラさん!
ありがとう!!
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