今年の実証実験が終了し、システムの回収に行った。
しかし連絡の不行きで、せっかく行ったものの回収に立ち会えなかった。
見てどうこうということではないし、
資器材のヤレ具合を調査検証するわけでもないので、
単に興味本位の部分と安全強度が保たれていることの確認したかった。
ただロープの中に海水が浸透・乾燥を繰り返し塩分が結晶化し
破断するまで行かなくとも、
どのくらい内部の結晶がヤーンに影響を与えるのかを見てみたかった。
テンションメーターは置き針の
最大値が4kNを指していたが、
中に海水が浸み込み、
機能しているとは思えなかった。
どうしてもこのメーターを
つけたいとのことだったが
測定範囲が5kNまでのメーターを
メインにセットすると
そこがウイークポイントとなり、崩壊を招く恐れがある。
10to1としても危険だし、本来の目的から外れるので
全体のバックアップの箇所に取り付けたので???だ。
それにしてもアルミのカラビナはイイ感じに腐食している。
去年はスクリューロックを使って開けるときに苦労したので
今年は同じ耐荷重のコングのワイヤーロックにした。
そのおかげで開閉は楽だがそれでもかなり渋くなっていた。
メインバックアップのDMMのオーバルOはアルミの腐食もない。
表面加工のせいか、メーカーの違い・材質の差で
見た目にもはっきり違いがあった。
実際にバラしは見られなかったが、
その後の連絡でスタティックロープと
プルージックは若干緩んでいたそうだ。
大きな力がかかったからこそ
緩みぎみだったのではないかと思う。
テンションメーターが1.4kNを
指していたようで、
メインが4系統で分散しているため、
全体ではなく何処かが効いていて
緩んでいる箇所もあったのだろう。
もしセッティングが緩く
機能していなかったのであれば、
全体がかなり下がっていただろう。
プルージックのノットの形状はどうか、
スタティックに凹みというか
キツまった部分はなかったか、
いろいろ見てみたかったが、
布体に被われていたので確認できなかった。
残念!!
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