風もなく良い陽気だったのでこの時期いつも行くちょっと遠くの河原まで足を伸ばした。上流のダム工事の関係もあるのかほとんど手が加えられていないため、ニセアカシアがはびこり放題の河原があり、元々自生するハンノキが可哀想になる。荒涼殺伐とした風景の中、ニセアカシアだけが元気よく育っている。誰も感心を持たず忘れ去られた河原。
自分たちのやっている行動の正当化を印象づけるためなのか、小学校の課外授業で立派なパンフレットを配り、環境にも配慮した...とか言っているが、下流はエライことになっているんだぞ。
まあそれはさておき、霜が降り、一度雪が積もり、他のキノコ類が黒くシバレてしまった後に、元気に生える美味しいキノコがある。この時期元気の良いキノコはこのエノキタケとムキタケぐらいだ。間違うこともないので素人にも安心。ちょうど虫もいなくなりイイアンバイだ。
北海道ではエノキという木は自生しておらず、エゾエノキという寒冷な土地にも生える樹種があるがほとんど見たことがない。しか〜し、エノキはなくともエノキタケは生える。
スーパーに売っているエノキタケ、あれはモヤシです。本当のエノキではありません。野生のエノキタケは、アシグロナメコと呼ばれていて、ぷりぷりのぬめぬめのしゃきしゃきです。
人が入っていないせいもあり、小1時間で相当量採れた。倒木をのぞき込むとキランッと輝くつややかな黄金色のキノコ。鍋にして美味しく頂きました。
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