2020年12月15日火曜日
サスティナブル、誰にとって?
残念ながら、SDGsとか、
自然を守るとか、環境に優しいとか、
サスティナブルとか、
それはそれで良いことだと思うが、
そういうコトを
声高に言ってるヤツらが嫌いだ。
偽善か贖罪のつもりなのか、
きっと何か後ろめたい思想があると思う。
そしてそいういう奴らを意識が高いとか、
素晴らしい活動だって
賞賛する奴らも嫌いだ。
愛らしいかわいい動物も実はダニまみれで
迂闊に手を出したらヤバい奴だっている。
ソウは見えなくても人間にとってヤバい。
木を伐るんだって、自然破壊だろ。
人間の都合だろ。
それを理解してリスペクトしなきゃ。
木を伐る時に酒と米で清めたって、そんなん自分の都合に対する免罪だよ。
何を清めてるって言うんだよ。
お寺さんの伐採とかで作業始める前の接心は、己の散乱する心を一つに摂み、心によく気をつけるという、免罪ではなく自分の心を平静に保つ儀式だからね。
形骸化した、自分の都合で、持続的可能とか言うヤツは信用できない。
昔デザインで、健康食品に関わっていた時に、このサプリメントは身体に良いとか言っていた割に、それを服用するとダメな人も居るということを知った。1日最大摂取量が150mgでも、必要以上に例えば250mg飲み続けると、都合100mg過剰摂取となる。
そして、そのサプリを止めると摂取量に関わらず、排出される量が優先されて毎日100mgを排出する身体になってしまう。
その人が通常の食事で100mgしか摂取していなかった場合、本当は50gを補えば良いのだけど、100mg排出する身体になってしまったので、食事から吸収する分をそのまま排出し調子が悪くなる。
だからそのサプリを止められなくなる。
これはもう麻薬だよ。
そういう事実を知っていながら、広告的には表記しないか超小さくして、声高に身体に良いとか言って商売をする。ということに怒りすら感じた。
クライアントにこれはマズいから、ダメな人も居るよってことを明確に表記したいって言ったら、そんな事したら売れなくなるかもしれないからダメって言われた。
自分では広く皆が良いと思うことを知らしめる役目だと思っていた自分が、ウソをついていた。騙していたことになる。洗脳していたことになる。ガッカリだ。
自分が作った広告によって、調子の悪くなる人が増えるのは許せない。そんなプロパガンダに協力する自分がイヤだということで、その仕事は辞めた。
そうして、企業の環境報告とかサスティナブルリポートとか、会社の利害に直接関わらないような、持続可能な社会を目指した企業戦略的な仕事をメインにやるようになった。
そういう環境室みたいなセクションは形的には、リクエストした情報は全て閲覧できて、役員室と同列の地位が与えられ、作ったモノに対して、役員が意見を出来ずに承認しか出来ないというセクションだった。
今でも形的にはそういう地位だと思う。
私は世の中のためになって、持続可能な社会の実現に協力できると、喜んでいた。
この頃、世の中的にも社会貢献活動が注目を浴び、環境省も情報が伝わりやすい見やすく判りやすい冊子に、リポート大賞とかを授与していた。
そして企業もこの大賞目指してカッコいい報告書を作って賞を貰いハクを着けたいという野望も相まって、殆ど1年かけて前年の研究開発部門とか社会貢献活動とか、SDGs活動を取材して調査して、それをカッコ良くまとめる仕事だった。
そこで知ったのが、安い原野を買って、〇〇の森みたいな、私どもは植林活動を通じて皆様の環境保全に役立ちます。みたいな触れ込みで小学生集めて植林をヤルことだった。
まあ、画としては、子供が木の苗を持って植えているのは大変微笑ましく、企業イメージも上がる。自社製品やお土産持たせてハイさようなら。
でも植林だけなんだな。植林って言っても植えるだけだから、木は成長が遅いから直ぐに雑草に覆われて陽が当たらなくなって枯れちゃう。草刈りはやらないんだな。
企業としてはサスティナブルな植林活動をしているという事実と「子供が木の苗を持って植えている」画が欲しいだけ。
そして翌春その場所を、皆伐したり除草して、同じことを繰り返す。同じ場所で。
その年の「子供が木の苗を持って植えている」画が手に入る。
企業イメージとしては持続可能な社会貢献活動になる。
一回買った土地を巧く使い回して、金をかけずに企業イメージを上げる。
本当は夏場にかけて、植えた苗を切らないように、手で3-4回草刈りしないと、それを4−5年続けないと、、、そんな面倒なことはやってられない。
面倒臭いし余計な金をかけたくないから、同じ場所をすっかり刈ちゃえば1年1回で済む。
一般的には素晴らしい植林活動を実施している企業に見えでも、
そういう良さそうな持続可能な社会貢献活動に見えても、
会社のイメージ向上には持続可能でも、
地球にとっては、少しも保全でも優しくも持続可能でもない。
NPOとか地域の人たちを助成金で巻き込んで、私たちは良いことをやっているという満足感を植え付け、企業は少しのカネで大きなイメージを手に入れる。
もちろんちゃんと植林している企業もありますよ。
でも全てじゃない。
ロングスパンで見ていたら、そういう事実を知っちゃう。
そこでこれではイカンからこうした方が良いとか、その企業に都合の悪い事実でも、セーフティネットにかかって大きな事故に繋がらなかったでしょ、ウチの企業の安全対策は間違ってないよ。って言った方が情報公開として優れてるんじゃないか。とか、
偉そうに役員室に意見したら「事故が有った事実なんて公表してはならん!ケシカラン!」って言われてしまって、アイツは危険分子なんで、取引を止めろってことになった。事故が有った証拠を持っている可能性があるから、家捜しして回収しろ!って黒服のシンジゲートが事務所に現れて、一切合切関係資料を略奪されてしまった。
恐かったよ。
それ以来私がその企業と関わりが有った事実はゼロになり、仕事は無くなった。
コッチから願い下げだから良いけどね。
そういう企業はメルトダウンを起すことは遅かれ早かれ判ってたし、それに協力していたっていう事実まで無くなったから嬉しいけどね。
だから、自然を守るとか、環境に優しいとか、サスティナブルとか、仕事に対する意識が高いとか、そういうコトを声高に言ってるヤツらの言うことは信じない。
自然を擬人化したり、赤ちゃん言葉を使ったり、リスさんとかクマさんって呼んだり、対外的には聞こえがいい雰囲気出しちゃってる。ダサイね。
逆にそういう奴らを見つけるのは、その言動で判断がつく。全然雰囲気良くないね。
クソが!
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