知り合いがヒップスターを買ったんで試しに使わせてもらった。
あの有名なメーカーじゃなく、販売許可のために取ったCEを冠にしたランヤードじゃなく、その名前がつくずっと以前からアメリカで手作りされていたトンプソンツリーツールのヒップスター。
もちろんCEなんて取ってない。
ユニセンダーやベネットフックの制作者モーガントンプソンが手がけた強力なツール。
Frustration with the conventional climbing systems led him to develop his own climbing tools.
We know that in a dynamic-job that dishes up a new puzzle every day: versatility is essential. We build tools that give you an edge. We believe simple is better.
洒落てるじゃないか!
こういう制作者が研究開発を繰り返し自分の為にモノを作るってのが素晴らしい。
誰かが作った、条件や状態を無視して、加工したり改変したりするヤカラとは違う。
その開発行程にかかるパテント料と考えて、制作者へのリスペクトがあってこそ高価なんだから、材質や構成を無視して似たモノを作っちゃうヤカラとは違う。
TAZとかもそうだけど、制作者がイイと思うモノはその人が良いと思うんだから、それでいいんだよ。CEなんて取らなくても俺はこれが好きだ!これで面白いコトが出来る!って自分自身が開発しちゃう。
欲しいなら分けてあげるよってスタンスが好きだ。
見た感じとフィールは全然違う。
超コンパクトでストイックなスタイル。
2枚のフリクションがどう作用するか?
動きはどうなるんだろう?
ちょっと疑心暗鬼だから
Sでバックアップしながら
ポジショナー2と一緒に交互に
フィールを確かめてみた。
何とも贅沢なワークポジショニング
なかなか面白い。
好きキライでいうと、感覚的に好き!
動きだけでいうと慣れるまで時間がかかりそう。
コンセプト的には面白い!
この機構をワークポジショニングに使おうとする姿勢が最も好き!
すこし気に入らない所は、動く方向。
購入者がネクサスを取付けたのも頷ける。
どうもスイベル付きのポジショナー2に慣れてるから、巧く身体や動きについて来れない感じがするな。
2枚のフリクションプレートの穴の位置関係とか、細かい所に工夫が感じられ、好感が持てる。3枚にしたり穴のサイズ変えたりいろいろ思索をしてるんだろうな。
アルマイト加工すらしてない潔さっていうか、このリンク機構がカッコいい。
ウエブサイトを見ると、トップページにスイベルついたプロダクトが有って、それにすると大きくなっちゃうし、凄く高価になっちゃうんだろうなってことが予想できる。
某メーカーのコンビネーションによるヒップスターより、凄く良いと思う。
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