2020年12月13日日曜日

恐怖や好意1

be sufficiently independent and impartial to make objective decisions.
客観的な決定を下すために十分に独立し、公平である。

以前、私の講習を受けてくれた人が、自分の会社に戻って、上司にちゃんとした考えを学んできましたって報告して、おう、それじゃそのちゃんとしたヤリ方ってのをやってみろっていわれたらしい。
その人もちゃんとしなければって頑張ってしまい、良くない器材要因とか、体制として整っていない組織とか管理の要因とかを、尽くダメ出ししたらしい。
そして作業中に、この方法は適さないとか、このロープはライフスパンを越えてるので破棄ですねとか、社長そのシステム間違ってますよ!とか言っていたら、、、
造林作業班に回されてしまった。

公平性も客観性もへったくれもまるで無い。これが現実か。

最新の登り方を学んでこい!なんて言われて、会社で金を出してもらって、興味の無いヤツや、経営者のイエスマンを送り込まれるような講習は、やっても期待できないし、彼らの人生を狂わしてもいけないので、


受講者のスタンスを
確かめるようにしている。

何を目指しているか?
その会社を愛しているか?
会社にずっと居るつもりか?

など色々聞いて、
基本の事項以外に
注意事項を伝えている。

多くは、他の奴らに
殺されないよう
自分の身を自分で
守るコトに重点的を
置いて伝えてる。
そんなのは本来講習の目的では無いが、
真剣にツリーワークをやりたいのなら、まず会社を辞めろ!って言ったり、
ずっと居たいなら、自分の身は自分で守って粛々とヤレ、疑問は持つな!って言ったり、
上司に言われて仕方なく受講しに来たヤツを送り込まれても、興味の無いヤツには、何言っても無駄だから、適当に木登りを楽め!って言ったりしている。

そして適当に木登りを楽しんで、キャッチーで世渡りの上手い子で、経営者の言うなりで、看板としては都合がいいし、登らないし、作業の仕様も判らないし、もちろんレスキューなど出来るはずも無い人が、現場管理者になったりする。どうなってるんだろうね?

恐ろしいね。

欠陥を通知[notify defects]ってのもある。
オペレーションを行う全ての個人は、明確に中立な立場で、機器の欠陥を通知する必要がある。幾ら強力な主従関係や師弟関係があろうとも、独立して欠陥を通知できる構造が存在していない作業は、もはやアーボリカルチャーでも高所樹上作業でもツリーワークでもない。また欠陥を承知しながら運用し続けるのは、ツリ−ワーカーとして失格である。
ツリーワーカーじゃなくても、組織がクソならいつかケツの毛毟られるだろうけどね。

そんな事言っても、睨まれて冷や飯喰わされたら、堪ったもんじゃ無いから、経営者がツリーワーカーじゃない特殊伐採の人や、組織のテッペンの恫喝なヤカラだから、しょうがないけどね。ちょっと同意したら調子に乗るし、反旗を翻したらヨソで評判落とされる。そんなヤツに評判落とされてイエスマンに嫌われても関係ないけどね。

何かいつものボヤキになったけど、恐怖や好意では、生産性も向上性もないからね。その場は上手く切り抜けても、それはタマタマだからね。そんな奴らとつきあってるとこっちまでヤなやつになりかねないから、注意しないと。残念!

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