日本の電気屋が認めているハナクソみたいなフルハーネス型墜落制止用器具と、ENとかフルボディハーネスは明確に違うものです。
日本のフルハーネスは基本的に懸架用にできてないと思います。
フルハーネス型墜落制止用器具と、EN準拠のフルボディハーネスは全然別物です。
法律が変わって、腰ベルトで高所作業が出来なくなるからと言って、フルハーネスにすればロープにぶら下がって作業が出来ると思ってしまうのはとんでもない間違いです。
コレを判ってない人が多すぎる。
日本のフルハーネス型墜落制止用器具のことは詳しく判らないのです。
知りたくても作為的に隠されている気がする。 だから知らない。
フルハーネス型墜落制止用器具に懸架用のアタッチメントポイントは有りません。
万が一の墜落に対して器具が壊れないことが日本の基準です。
落っこちた人間が壊れることは考えていません。
懸架用のアタッチメントポイント無しに、どうやってロープにぶら下がって作業が出来るのですか?出来ませんよ!
知らないので、特別教育と言うアリテイな講習で聞いてみてください。
そんなものに対応するツリーケアの講習はやってません。出来ません。
我々が通常作業で使っている
EN準拠のフルボディハーネスは、
其々のアタッチメントポイントごとに、
腰部アタッチメントポイントは、
EN361とEN358とEN813
側部アタッチメントポイントは、
EN358のみ
胸部と背部アタッチメントポイントは、
EN361のみ
だから作業姿勢に使えるポイントが違う。
これは懸架用と支持用の併用ね。
いくら自分の都合が良いからと言ってそれだけで大丈夫だ!って漢儀発揮しても、側面だけで吊られてご覧なさい。
どんな屈強な漢でも悲鳴を上げますわよ。
フルボディハーネスのセンターDと言われる接続点は「懸架用アタッチメントポイント」と私は呼んでいて、EN361墜落に対するPPEの要件と試験。
下降器(I’DやRIG、もちろんMRTのシステム)などを接続できる、懸垂下降用のターミネーションとして使える接続点。しかし後述の支持用としても併用も出来る。
フルボディハーネスやシットハーネスにも主に点いてる、身体の側面にあるサイドDと呼ばれる接続点は、私は「支持用アタッチメントポイント」と呼んでいて、これはワークポジショニング等で使用する、EN358ワークポジショニングランヤード(デバイスとシステム)の墜落に対するPPEの要件と試験。
明確に分類されている。
勘違いされやすいけど、センターDやサイドDは、条件が規定されているので、使う状況が異なるってこと。
センターDの懸架用アタッチメントポイントは、ぶら下がっていいけど、
サイドDの支持用アタッチメントポイントだけでは、ぶら下がれない。
腰だけで引っ張られて、足が滑って落っこちたら、身体の横でガクッと引っ張られて、内臓破裂になるかもしれないし、元々そのアタッチメントポイントは、懸架される目的で作られていない。
ここがポイントだけど、サイドDとセンターDの併用は良いのね。
写真がそうだけど、横と真ん中のコンビネーションはOK。
でも一方に支持用を使ってるから、懸架されるのはNGね。
じゃあランヤードで真ん中だけでぶら下がるのはOK?なの?
って考えちゃいがちだけど、それは使ってるランヤードの規格によるんだよね。
デバイスの規格によるけど、OKなデバイス使ってるランヤードなら真ん中だけもOKね。
しかし、ランヤードもデバイスによって懸架用に対応してない場合が有る。
安いからってちょっと怪しいアメリカ製のグラブやギブスのデバイスをランヤードに使ってる人間は、ランヤードとしては良くても、懸架用に適合してるかどうかは?だからね。
デバイスによって、U字吊りにしても、I字吊りにしても、懸架用の認証受けてないヤツでぶら下がっちゃうのは危険だよ。
日本のフルハーネスは、胴ベルトに点いてるノビロンとかフックが有るけど、これで落っこちたらどうなるんだろうね?12kNの力が加わっても壊れないらしいから、
まずは身体が先に壊れるね。ヤバいね。
墜落は防止できるけど、身体が「くの字」になってぶら下がっちゃうね。
墜落は防止できても、働けなく成るかもしれないよ。
フルハーネス型墜落制止器具、恐ろしいね。
フジ◯デンコーとかでツヨ◯ンブランドで、フルハーネス型・胴ベルト型の墜落制止器具のカタログがウェブにぶら下がっているから、笑えるから読んでね。
またEN規格のハーネスもランヤードも各メーカーから、CE・ANSI・CSA・NFPAいろいろ見られるから確認した方が良いよ。
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