2021年1月6日水曜日

ロープグリッパー

先日ある方が使っていて「これはイイ!」って思えるモノがあった。



KNUCKL ロープグリッパーデバイス

力があり余ってる方は
全く必要無いけど、
私のように力が無い貧弱な人には
すごい武器!

何をするかって?
その名の通りロープをつかむヤツ。

握力が弱い人がロープを引くとき
手の中でズルズル滑っちゃうよね。
グローブなんて履いてたらなおさら、
滑っちゃうから手に巻き付けたりする。
これがどれほど危険なコトか!
タグラインをハンドホールドで引くくらいなら問題ないが、例えばリフトで倍力装置で引く時に、グローブの中で滑っちゃうと巧くロープを引けなかったりする。
だから手に巻き付けて引いたりするけど、倍力装置なら必ず停まる箇所があるからそれほど問題ないと思っていたが、アリゾナに行った時「AZTEKを引く時に手に巻き付けては絶対にダメだからな!」って言われてしまい、肉喰ってる猛者と、握力が弱い野菜喰ってる人では全く引く効果が違うってことにイヤっちゅう程思い知らされた。

タグラインはハンドホールドで引けるぐらいの力を使うラインシステムだけど、手で引けなかったらトラッキングラインにする必要があるんだけど、力自慢だと無理矢理オリャ〜って引いちゃったりするよね。
力が無い人は、機器の整合性も無視してハンドアセンダー使って引いちゃうよね。
ハンドアセンダーでロープ引くのもダメだからね。
前に、荷重が載ったロープを無理矢理引こうとして、なんかの拍子に手から外れて、先にあるプーリーにガチッと当たってしまい、荷重載ってるからロープも外せない、頭が当たったハンドアセンダーも外せない、ってことが実際にあった。

引ける人のマネをしても引けないから手に巻き付けてロープを引いたりするけど、実際に突然のか荷重がロープに載ってしまい、ロープが急にキツく締めつけられ、手に巻かれたロープによって手の骨を粉砕骨折したっていう事例もある。
手の骨折らなくても素手なら火傷だね。

ロープは絶対に手に巻いちゃあダメ!

引けなかったら違う方法を選択すれば良いのだが、そのシステムが都合が悪ければ別なシステムにするのが当たり前って考えだと良いけど、面倒臭いからそうしないことが多い。無理矢理に力で何とかしようとすると怪我する。戦略を戦術では補えない。
手の骨折っちゃうよ。
またはツメ付き道具なら外皮喰い破っちゃうかもしれないよ。

そんな貧弱な握力ヨワヨワの私に持ってこい!ロープグリッパー!

マニュアルには、Ø8〜13mm(5/16”〜1/2”)対応とある。
プラスティックのV型のギザギザがついた単純な物。
こんなモノで、あの凄いグリップ力を手に入れられるとは!

実際に使ってみると、これはスゴい!
通常のクライミングラインも、AZTEKもめっちゃ効く。
手の中で滑らない!
滑らなさ過ぎて、シースにグリップして、コアがたるんじゃう程。
もうマストでホイッスルとレーザーポインタと双眼鏡とロープグリッパーだな。

しょうがないけどこんなプラスティックの簡単なモノが、、高くないか?
幾ら単純なモノでも、アイデアに対しての、研究開発費としてリスペクト代だからな〜。

でもこれでもうでっかい外人にバカにされないくらいのグリップ力を手に入れた。

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