2020年7月3日金曜日

ユーザエクスペリエンス


エクスペリエンス
って聞いたら、
まず最初に思い浮かぶのは、
やっぱジミヘンだね。

ユーザエクスペリエンス
user experienceって、
ただ頭で考えた経験や、
闇雲に積み重ねた
ただの経験ではなく、
頭と同時に身体を動かす
体感の考えだと思う。
実験や体験で得た経験だよ。

よく、勉強というと、学生時代の呪縛なのか?モンカ省の策略なのか?机にジッと座って、静かにセンセの話をありがたく伺い、間違ってはダメ、正解を出すコト。になっちゃってる気がする。
でも本当の勉強は、身体を使って、失敗して、改善を考えて、覚えたことだと思う。
ユーザエクスペリエンスがまさにそうで、頭で考えるんじゃ無く、身体で覚える勉強。

私は常々言っているんだけど、力学って面白いよ。
学校で習う物理は、数式にデータを当てはめて計算して、間違わないで正確な答えを出すことだけど、力学って本当は「地球の力を上手く使う」ことで、体感じゃなきゃ得られない「力」を知ることだと思う。
計算して答え出すのが力学じゃなくて、ザックリでイイんだよ。

私しゃ高卒だけど、教育大学の非常勤で、スタティックとオムニブロックとハーネス使って、学生に力学を体感してもらうよ。そしたらみんな喜んで「物理って楽しい!」って言ってくれるよ。
以前ある脳ミソが筋肉の野郎向けの講座のために、エロ力学のパワーポイントを作ったこともある。ちょっとキワド過ぎて、力学よりエロが強くなって、内容は余り伝わらなかったんだけど、難しくない楽しさだけは伝わった。
そういうサルでも面白い力学を知ったら、仕事に活かせるよ。リギング楽しいよ。

頭で想像して、考えて、実際にやってみると、、巧くいかないことが沢山ある。
そして、善後策を考えてみる。
またイイ考えになりそうだったら、実践してみる。
それでも巧くいかなかったら、また改善点を模索する。
そういう繰り返しというか、この繰り返し考えて色々やってみるってのが、
プラクティスだし、ユーザエクスペリエンスよ。

まさにレスキューがソレで、通り一遍の方法で上手くやっても何の救助も出来ないよ。
やってみないと判らない、から色々やってみるんだよ。
誰かがイイって言った方法を真似してやってみても何の役にも立たないよ。
凄いことが出来ることが重要ではなく、失敗した時にどう対処するか?が必要で
まさにユーザエクスペリエンスだよ。

ハイラインよりミニマムのピックオフを繰り返した方が有意義だと思うな。
先日のロープテストラボでも、同じことを言っていた人が居た。
リッタースクープはどれだけ有用か判らないって。
一番難しいコトをやっておけば、何でも出来るようになる!って言ってたヤツが居たけど
ミニマムで出来ることでも、何でもかんでもハイラインにしちゃうヤツ。
救助はどれだけ難しいコトが早く出来るか?じゃなく、
どれだけ早くサスペンド状態から開放するか?だと思う。

高さの関係が5cm違っただけで全然巧くいかなかったり、
角度が10°開いただけで、身体が反転したり、スナッチの方向が変わったり、
実際はそういう場合に直ぐにセカンダリに移行できるように、
絶えずシツコク、いろんなファクターを予測し
繰り返してみないと、セカンダリに行けないし、
だからユーザエクスペリエンスを高め、プラクティスするのさ。

今まさにユーザエクスペリエンスを高めるための、自分で自分の身を守るための、何かしらの共有ネットワークを考えている。
巧くいかないかどうか判らないけど、判らないからやってみるよ。

誰かに聞いた体験じゃなく、偉い人が言った手法でもなく、
ユーザエクスペリエンス、すっげぇ大事だよ。

皆で、共同で、ユーザエクスペリエンスを高めようぜ!

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