TG-1でレスキュー使用にする時、インラインアンカーが出てくる。
自分では緊張したロープ上にアンカーを作るのは至難の業で、ドラフトの写真では、
teufelbergerのリングループを使っていたんだけど、本当かぁ?って思ってた。
手持ちのPMIの8mmを3wrapでは、効かなかったんだよな。
運良くマルチスリングを持ってる人が居て、借りてインラインアンカーを組んだら、
できた!
シリウスならできるのか?
10mmだからできるのか?
疑問に思ってOcean10mmでやったら3wrapじゃできなかった。
不明だけどPMIの8mmでも、4wrapすると効くんだな。
結局上手くインラインアンカーが
機能したのは
●マルチスリング3wrap
●PMI 8mm 4wrap
●ロープマンとロールンロックのコンビ
●レスキューセンダー
それから●TAZ_L’OV2
インラインアンカーってどうなんよ?
って思いは変わらないが
一応使える方法とデバイスはある。
でも、インラインアンカーも、プルージックやクレムハイストなんかのノットを使う場合は、その下に必ずノットブロッキングする必要があって、
ってことは、一旦荷重を抜く必要が出てくる。
何かの目的て、自分のロープの途中にインラインアンカーを組む必要がある場合、
それも枝やランヤードで支えられてる状況なら簡単だけど、
完全に吊られて、何処にも荷重を移せない状況なら、
当然自分の荷重によってロープのテンションが掛かっているから、そんな張ってるロープにノットブロッキングなんて作れないじゃん!
ノットブロッキングを作るために、一旦荷重を抜くにしても、何処に?ってなるケースの方が多いと思う。
一度作ったインラインアンカーに荷重を移せばい良いけど、ノットブロッキングしてない
インラインアンカーに荷重を載せるのは本末転倒だよね?
ってことは、バックアップのノットブロッキングが作れ無ければ、
シリウスのリングループだって、ダメじゃん!
っていうか、インラインアンカーにプルージックみたいなソフトマティリアルの結びは使えないってことにならないのかなぁ?
張ったロープにセットできる、何か他のデバイスが必要ってことだと思う。
それかバックアップロープとデバイスが有って、セカンダリのバックアップデバイスがあれば良い。
ちなみに、プライマリロープのインラインアンカーを作りたい所で、リングループなんかでセットして、
そのインラインアンカーの上に、セカンダリバックアップをセット/結着し、
バックアップデバイスの下にバタフライノットを作って、
そこにランヤードなんかを結着して荷重を移す。
そしたらプライマリの荷重が抜けるんで、インラインアンカーの下にノットブロッキングを作れる。
それじゃロープアクセスのリアンカーとかと一緒だよ。
でも、そういうコトか?
必ずバックアップロープを使えってことになると思う。
もちろんバックアップロープを使う前提だからソレで良いんだけど。
そういうコトならインラインアンカーの下にノットブロッキング作れるよ。
ツリーワーカーがそんな面倒なことするかな?
私はするけど、イケイケゴーゴーで儲け主義な人にとっては、そんな手間がかかるタスクをこなせるのかな?
ちゅーことは、やっぱりレスキューはSRTに限る!もうコレは絶対って言って良い。
そして、アーボリスト御用達のデバイスじゃなくて、リグとかの専用下降器が良い。
それならもうロープはスタティックの方が良いし、レスキュータスクにはフルボディハーネスが都合がいい。フルハーネスじゃないよ、フルボディハーネスだよ。胸や背中にアンカー点いてないと意味が無いよ。
色々やってく上で、結局ロープアクセスのレスキューになっちゃうんだな。ロープアクセスの救助ってやればやるほど、考えられてるなって実感する。効率が良くて早い。ソレ以外の方法が霞んじゃう。
だから、アクセスラインとバックアップラインをスタティックロープにして、地上からはソレで2系統で登って、樹上ではランヤードやフリップラインでシステム組んで、イザとなったらアクセス/バックアップでレスキューって言うのが最も適切かな。
でも沢山持つのはヤだし、汎用性の高いデバイスが良いな。
まあ、そこで、タズなんだけどね。
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