寿命/ライフスパン[lifespan]製造業者によって指定された許容範囲内で機器のアイテムをセーフティに使用できる期間。
耐用年数[life expectancy]一般的にロープは、良好な保存状態の新品でも5年で劣化が始まるって言われてる。
最近は末端だけでなくロープのコアに
製造年のテープが入ってるから
ごまかして使ってても、直ぐバレるよ。
もちろん使用したら、
それはそれは、どんどん劣化するよ。
そしてほとんどの場合、
落下係数 [ 1.2 ] を超える
衝撃が加わった時点で、破棄ですからね。
幾ら新品でも破棄だからね。
みんな大好きトッピングカットで、
グランドワーカーがポータラップで、
適切に落下エネルギーを相殺する
タスク操作しないで、
ガツンっと止めてしまったら、
もう破棄基準だからね。
落下係数 [ 2 ] だからね。
そして作業に使った部分だけ、切って、残りを使うのもダメだからね。
一度か荷重がかかったロープは、
その全体に渡って衝撃が蓄積して、ファイバー自体が傷んでるからね。
落下係数2で衝撃を加えたロープの
作業に使ってない部分で、ある信用機関がテストしたら、
使った部分とほぼ同様の強度低下を起しているっていう実験結果が出てるからね。
使った部分でも、使ってない部分でも、
1本マルッと全部破棄だからね。
ログデータも点けてないロープを、借りて使うのは、危険だからね。
ロープの貸し借りは、信頼できる人たちだけやった方が良いよ。
以前にロープをセールで売ってる所があって、相談されたんだけど、
まぁ安いからイイと思うけど、
一応製造年月は確かめてからにした方がイイよって助言したら、
やっぱりプロダクトが3年前だった。
今はロープの中見たら、何年生か直ぐ判るからね。
安く売られてるロープは何かあるからね。
賞味期限切れそうなヤツを安く叩き売ってるお店あるからね。
有名でも、いい加減な販売店は、日頃の感謝で〇〇セールみたいな売り方で、
3年前のロープを売ってたからね。それは感謝じゃなく在庫処分っていうんだよ。
感謝しながら、新古を売りつけるって、どういうこと?
揉み手して、いらっしゃいと言いつつも、後向いたら舌出してるっていう商売。
有名な所だし、そうやって騙された人いっぱい居るんだろうな。
戴けないね。
そういう事情を、ちゃんとした販売店の人に聞いてみたら、
「通常考えられない」って言ってたよ。
使用頻度も高いんで、もう毎年のようにロープを買い替える所もあれば、
知る限り、10年以上ずぅっっと使ってる会社もある。
まあ、事故に繋がってないならイイかも知れないけど、
そんな何時ぶっ壊れるかもしれない爆弾抱えて仕事はしたくないね。
安物買いの銭失いにはなりたくないね。
自分の仕事の量って、伝票見りゃ判るし、
そろそろ破棄基準だなって思ったら、
未練がましく「明日にしよう」とか思わず、
間髪入れすその場で、ナイフで切った方が良いよ。
残しておくと、喉元過ぎて、熱さ忘れて、また使っちゃうから。
最悪なのは、新品同様の見た目でもそういうヤバいPPEを
売ろうとする輩ね。
アマゾンとかメルカリとか、中古は絶対にダメよ。
敢えてそこを隠して騙して売りつけるとこともあるからね。
以前に、ロープがペチョって潰れてへっ込んでいて、
明らかにコアが何本か破断してるな!って感じのロープを持ってる人が居て、
「コレもうダメだから捨てた方が良いよ」って言ったら
「買ったばっかりなのにな、おかしいな?」って言っていた。
買ったばっかりだったら、ソレはもう過荷重かけ過ぎて断線したと思うんだけど
次回会ったとき、そのロープをまだ使っていて、
問題の箇所に、ここは使うな!的にビニールテープが巻かれていて、
ゾッとしました。
そういうヤツに限ってロープ借りたら1本2,500円とか損料取ろうとするからね。
そしてライフスパンや耐用年数は、指針であっても、数字じゃないですから!
耐用年数以内でもダメなものはダメですから。
もう一生この人から道具を借りるのはヤメようと、心に誓ったのでした。
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