2020年5月30日土曜日

需要と供給


評価は短期的には需要で、
長期的には供給で決まる。


誰の言葉だったか忘れたけど、
小枝を払うことで、
幹をやっつけるテクニックを
身に付けていかないと、
いつまで経っても小枝ばかりで
幹は伐れないよ。

無理矢理小枝の技術を
幹に当てはめても、出来ないぜ。
需要に合わせてると短期的には日銭は稼げるが、それだけ。それ止まり。
長期的に知識を身につけて続けて行くうちに需要だって、
質の高いスキルを供給している所に集まってくる。
そして単純で置き換えることのできる需要は低賃金のままだと思う。

急に需要が増えたからと言って、直ぐに高度な技術には対応できないし、短期的に脚光を浴びる仕事をこなすことに意義を感じているだけでは、長続きしない。
その間にトラブって作業自体が無くなる。そしたらその間に地味でも知識を蓄積した方が、質の高いスキルが身に付くよ。良い物や成功例は絶対にそれ以上にはならない。衰退して行くだけだよ。

ビジョンを持った中長期の計画は、そのまま巧くいかない方が多いけど、その都度チャクチャクと修正しながら進められれば、いつの間にか自力もついてくるよ。

そしてチャンとした、成功として完成されたものを簡単にお手軽に手に入れても、それがいつまでも手の中に有るとは限らない。逆に裏切られることだってある。需要は増えても、しっかりとした基本を、つつがなく続けた知識や技術を提供して行かないと、そんな仕事直ぐに無くなるよ。
さらにチャンとしているテイで、看板を掛け替えたり、凄いことやってるって吹聴しても、一時の需要は膨らんでも、勉強したり自分の情報をアップデートしていかないとそれ以上にならないから、実際は短いスパンになり逆に色々失うことになる。組織のトップはそれで肥えるから良いのだけど、そんな仕事に関わりたくないね。

私は企業のCSRレポートの仕事をしていたが、立派なお題目を掲げる企業ほど底が浅くって、長期的には何の社会的貢献をできていない。
環境活動と言って子供たち集めて植樹会とか〇〇の森を作ろう!って言っても、ちゃんと手入れしないから、直ぐ雑草に覆われて、翌年また同じ場所で皆伐整地して、〇〇の森を作ろう!ってやってるもんね。ガッカリだぜ。始めから〇〇の森なんて作るつもりは無く、ウチの会社はこんなに社会貢献してるんだよってポーズをみせたいだけだから。それで助成金くすねてるだけだから。
長期的に見ていれば、気がつくけどね。
大体自分の作業ややり方に誇りを持ってたら、助成金なんかに頼らずに、自分で何とかできるはずだよ。したいよ。
金の為にちゃんとした会社に見せたり、素敵な企業をアピールするのは、ダサいね。
トラブった後に入札に関われなくって、別の会社を抱き込んだり、
別の会社を作ったりするのは、結局中身が変わってないから愚の骨頂だね。

評価は短期的には需要で、
長期的には供給で決まる。

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