TeufelbergerにSlaice®っていうアイスプライスの製品がある。
いわゆるファクトリースプライスの方法で、
ロープ強度は低下するんだけど、
フリクションマネジメントや他のデバイスにも、
スムーズに通るし、非常に有用。
数値的に見て、1人荷重で作業するには何の問題も無いが、
レスキューで2人荷重になったら使えない。
痛し痒しのスライス。
使い所も考慮しないとイケナイので、簡単には受け入れられない。
そして、中身がどうなってるのか判らない。
なんかダイニーマが入ってるらしいけど、見たことないんで判らない。
メーカーが作ってるんだから問題ないだろ!
って言う発想にはなりたくない。
だからこのSlaice®製品は持っていなかったのだけれど。
誰か、このスライスをバラしてくれないかなぁって言っていた。
でも、Teufelbergerではもうこの Slaice® は廃止になって、順次spLIFEという新しいメソッドに置き換えられるらしい。
そしてこのspLIFEは、公認のトレーナーに師事して行われないとダメらしい。
ダメと言いながら、やり方が紹介されている?どうして?
これまで通りダブルブレイドのアイスプライスは出来るけど、
spLIFEのメリットも享受したい。
Slaice®の疑問が解かれないままに、
spLIFEになってしまう。のはいかがなものか?
っと思っていたら、機会があり、
ある人がこのSlaice®のdrenaLINEを買って、
自分でspLIFEしてみて、
末端のSlaice®をバラして疑問を解決してみよう!ってことになった。
drenaLINEは、ナイロンコアが9本、
シースはポリの32本。
質量のうちコアが42%、シースが58%
カチコチのステッチの所には何か秘密が
隠されている。と思い、
早速、触って、問題なさそうな所から
シースを切り開いてみる。
カッターで丁寧に切り開く。
でもカタいんで、段々大胆に切り開く。
あらかたシースを開いたが
問題のステッチの所は
一筋縄では行かない。
このステッチ部分にはWEが
入り込んでると思うが、
今のところ判らない。
ダイニーマが
隠されてるとしたら
もう見えてもイイが。
そしてこの糊付けされた
ステッチを無理矢理開いて、
WEを引っ張り出すと、
WEにもステッチがある。
そして見えました、
ダイニーマ。
ん?でも入り込み方が
ちょっと予想と違うゼ!
この時点でコアは見えない。
ステッチ部分までしか
コアは入ってない。
コアは引っ張ったら
ヌケてしまったんで、
ダイニーマを引き出してみる。
オープンスリングとかの
一般的なダイニーマスリング
のようだけど、
まあ何となくこんな感じで
図式してみた。
ダイニーマは入っていたけど
入り方というか、
行程でどうやって
ダイニーマを入れるが判らん。
結局Slaice®の謎は解決せずに深まるばかりだった。
でもこうやってみないと判らないことも沢山ある。
やっても判らないことが増えたけど、、、
drenaLINEのSlaice®を惜しみなく提供してくれた、
素晴らしいアテンションに感謝、ありがとう!
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