出来ないことが多い。チームスキルのばらつきがあると尚更巧く伝わらない。
実際登ってもそこまで行けなくて予想以上にモーメントアームが長くなったり、
クライマーの都合でベクトルが変わったりする。
セーフティマージンに助けられ、結果オーライ的にこなしているものの、
やっぱり共有できるテクニックはきちんと理解できるに越したことはない。
現場でいろいろ出来る機会も限られているし、
だいいち実際の結果と、違う段取りの場合の差をうまく説明できない。
自分のイメージを上手く伝えられないから絵に描いたりするが、
それでもなかなか巧く伝わらないことが多い。
何とかならないものかなぁっと以前から考えていて、
ミニチュアモデルを作ってみるコトにした。
カットモデルとかスケールモデルって何か魅力的で、
ほとんど趣味の世界なんだけど、理屈を理解するにはもってこいだ。
それで、実際にいろいろ試してみると、
物量の重さの違いで上手くいかないこともあるが、
ほとんど同じ挙動をするのでなかなか良い。
これだと同じシチュエーションでいろいろ出来るので、
段取りする方法の違いで結果が変わってくることを見せながら説明できる。




リギングの説明をするときに、実際の資器材を使って出来る範囲も限られているし
「ちょっと持ってて」ってポータラップやブロックを首から提げたりして、
重いから持っているだけで疲れてしまうし、
うまく挙動しないから曖昧になったりする部分がクリアになりそう。
自分でもパラパラと外国語のテキストを見て、何となく挿絵で判断して
解ったつもりになっていることも多かった。
そういう人多いんじゃないかなぁ。
カタカナで引っ掛かっているぐらいだから、英語となるとちょっとね。
でも、コレは説明になっていないだろう!って挿絵も多いから困ったもんだ。

ニヤニヤしながら枝を下ろしたり
コッチに持ってく場合は、
ここに確保しないとね、とか、
自分で課題を設定して、
その場合はこの方法が
良いんじゃないか?なんて
遊んでます。