防風林のように帯状になった森は、幅が決まっているので比較的鳥道が見つけやすい。給餌や繁殖行動で定期的に早朝など移動する鳥たちをじっくり観察するために、その「道」の真ん中に、マルチクロッチングで構えていると、どんどん向こうから鳥たちがやって来る。ツリーイング好きで鳥見好きにはたまらない遊びだが、鳥たちにしてみれば昨日までなかった障害物が目の前の空間にあり、慌てふためきそばに梢に留まりこちらの様子をうかがうことになる。そういう時、どうやら枝のない光の差す明るい方向へ向かって逃げる感じがする。
幸か不幸か家の庭は基本的に整備されていないワイルドな庭なので、虫卵を探しに来るカラ類にとっては外敵もあまりおらず格好のエサ場。そこで何らかの要因で明るい方向へ向かって飛んでしまうと、そこにガラスがあったりする。そうして年間何度か絶命する鳥達がいる。

朝、外に出ると、いきなり落ちていた。まだ暖かいが、頭を強打したのか嘴から血を流していた。残念だがもうどうしようもない。家の窓にはバードセーバーを付けていて、以前よりは少なくなったが、まだ命を落とす鳥たちがいる。
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