2020年2月7日金曜日
ツリーケアにおける重要なアップデート
近々何らかの指針と言うか
Tree Work at Heightの
作業規範がイギリスの
ICoPから出るらしい?
これまでを完全否定する可能性もあるし、
巧いこと折り合いを付けることが出来るか?
出来ないか?
あと2ヶ月!すっげぇ楽しみ!
現在世界的に見て、樹上作業(ツリーケア)は、ロープ高所作業(いわゆる産業用ロープアケセス)とは違うアプローチをとるべきであると合意されています。
それを日本の法令は「2m以上の作業」なんて位置づけにしてミソもクソも一緒になってるからダメだと思います。しかもそこにぶら下がってる商売人ステークホルダーが調子良く日本の法令に乗っかったチグハグな樹上作業を唱って、アーボリストのための講習なるものを行ってる。
日本の法令はさておき、ツリーケアは、産業用ロープアクセスやロープ高所作業とは明確に分岐するべきです。
世界的に見ても便宜上 SRS (SRT)は「ロープアクセス」に分類されています。ただの分類です。断じてロープアクセス= SRS (SRT)ではありません!原則として独立したアンカーで2系統のラインを組み込む必要があります。ロープアクセスは、バックアップまたは安全ラインを持つための法的要件に関してより高いレベルのコンプライアンスが必要とされています。そして救助を想定した知識とプラクティスが必須となっています。そういう事象をクリアした上で1本でも良いということです。単にシングルでロープを上昇下降することがロープアクセスではありません。
長年にわたって業界の慣習と実践であり続けている1本ロープの作業は否定されそうです。今までは当然のように1本のロープで作業していましたが、これまでもいろんな論争があり、まあ1系統は必ずしもダメと言っていない。それは「人的エラーに対するバックアップとして純粋に2本のロープを使用する手法がリスクを高める可能性がある場合には使用しなくてもよい」という一文があって、ソレを拡大解釈すると1本で良いことになります。ですが2系統に出来るのならするべきです。アーボリストは1本だ!みたいな訳の判らぬ伝統は破棄すべきです。私もバックアップが取れて作業がスムーズなら使ってましたが、必ずではなかった、というか殆ど1本で作業しています。
有能なアーボリストがサポートまたは安全のためにセカンドラインを使用する状況がたくさんあります。したがって、推奨されるプラクティスの変化は微妙ですが、明確です。
作業規範は刻々と変化します。Tree Work at Heightは、基本的に個人作業用落下防止システムをツリー作業に常に使用する必要があることを示しています。 インフラの実践規範 ICoP(Infrastructure Code of Practice)は2020年4月に改訂を公開し、その後技術ガイド1のドラフトが予定されています。
木の条件と構造のために、常に独立した2つの独立したラインを持つことが実際に不可能な状況は避けられず、この状況を正当化するには堅牢なリスク評価が必要になります。
もし、必ず2系統にする!的な結果が出ても、日本ではフタをしちゃうか、知らんフリするか、ここは日本だって開き直るか、まあ日本の状況はどうあれ、自分の根拠が危険回避にある以上従う必要はあるかな?
https://www.trees.org.uk/News-Blog/Latest-News/Industry-Code-of-Practice-Consultation-Update
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