先日、聞きたいことがあるという方が家に来て、とんでもなかった。
根本的に何も判ってない。
YouTubeやネット情報の都合の良い部分だけ適当に組み合わせて、
特殊伐採やってる。と。まあ、死ぬのはヤツらだ。
から関係ないが、安全率に助けられているという意識すらない。
怖くないのかなぁ?俄に脚光を浴びて、
道具も手に入り、金になりそうって始める仕事じゃないと思うよ。
確かに面倒臭い様々な事柄がある。
ソレをスッ飛ばしでイケイケな人に何を伝えたら判ってもらえるかが、判らない。
一度、死にそうなくらい痛い目に遭った方が良いのか?でもそしたら、危険な仕事ってレッテル貼られて、分け判んない特別教育とか受けさせられるハメになるだけだしなぁ。そしてそんな特別教育を受けたから、もうエキスパートみたいな顔されてもなぁ。クライアントもその資格が無いと仕事くんないとかなるしなぁ。困ったなぁ。
そしてそいつはアイスプライスを自分でやっているのだ。
ソレを見せてどうですか?なんて、判らねぇヨ。出来上がった外見から判断すると、でかいアイの外皮がダルダルというだけ。
ロープも見たことないんで、聞いたら通販でツリー用として売っているモノらしく、スプライス出来るとして売ってるらしい。だから構造も判らない。
どうしてスプライスするんですかって聞いたら「みんなそうしてるから」らしい。みんなって誰よ。目的も意味も効果も無くタダの真似みたい.....そしてツーアクションのHMSカラビナで、グルグル回る大きさの外皮がゆるゆるのアイで、データも根拠もクソもなく使っているらしい。どうですかも何もないです。まいった。
自分なりのスプライスのデータをまとめた本を作った後に、こんなゾッとするような人が現れたんで、こんな人には見て欲しくないけど、ちゃんと読んでもらえれば判ってもらえるかな?判ってもらえるように作ったつもりですが...
コレは「正しい方法」ではありません。
「正解」は無いと思っています。
マイベタープラクティスなんで、
個々が自分で見つけるものだと思います。
* * * * * * * *
スプライスはノットによる強度低下やカラビナの回転を抑制するなどが目的で、そこにリスクを感じる人の思考の先に存在します。クライミングにも共通することですが、道具は手足の延長で、手足は思考の延長です。数多の道具が存在しているということは、それだけ思考の数があると思います。
一度で巧く行く人、最初は巧く行かないけど自分なりのデータを集め巧くできるようになる人、何度やっても巧くいかない人。スプライスは必須の技術ではありませんし、人によって向き・不向きがあると思います。
スプライシングノート
紹介するデータや手順は、個人的に答えに
近いと思われる事象をまとめたものです。
万人が手軽に簡単にできるとは
思っていませんし、
必ずしも正解ではありません。
各人が試行錯誤して、
より良い自分の方法を見つけられる
一助となればと思っています。
玉石混合の「玉」であろうと思っていますが、
ある人にとっては「石」かもしれません。
旧版に加えてご要望が多かった
ホローブレイドの台付けスリングやE2Eコード、
またダブルブレイドのClass IIを追加掲載しました。
◆ホローブレイド/ブランメル
台付け/リングプルージック/E2E
◆ダブルブレイド
Class I / Class II
●アイスプライスの目的
●器具の解説
●サイズ決めとマーキング
●テーパーと埋め込み
●仕上げ
●ステッチングとホイッピング
また、旧版をお持ちの方は、10月末までアップデート価格で販売します。
スプライシングノート
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