2017年10月5日木曜日
ネネツ
ナショジオの今月号の特集は「ネネツ」
ホッとするというか懐かしいというか、
ずっとず〜っと昔つながりがあったような、
何か凄く親近感がある民族で、
何時だったかネネツを知った時に
「あっ、きっとルーツは近いもんがあるゾ」
っと思っていた。
彼らは、トナカイのなめし革でヒモを作り
編んでロープとして使う。
そしてシベリアンヒッチの使い手だ。
発想が飛ぶというか、
あまり一般的とは言えないが、
好きな結びのことを思い出した。
Halter Hitch ミュール?
ホルターヒッチは、対象にターンしたロープ
を巻き込んだスリップノットと言え、いわゆ
るミュールノットと同じ結びで、どうもその
ままチョークした場合はホルター、結束後ロ
ープを動かす必要があるための仮固定でバッ
クアップして使う場合にはミュールと呼ばれ
ることが多いようだ。
語源は判らないが、ホルターの意味は牛馬の
頭の上からクツワに結びつける引き綱で端綱
のことだし、ミュールはラバとか頑固者って
意味。近い。
Siberian hitch エイトのミュール?
そのホルターヒッチのループをさらに半ひね
りしてエイトノットにして、バイトを通すと
シベリアンヒッチになる。
極寒の手がかじかむ環境でグローブをしたま
ま結べる簡単な固定用ヒッチで、ネネツが使
用していたことでシベリアンヒッチと呼ばれ
るようになったらしい。
だから「結び好き」の血が騒ぐのかなぁ。
サモエド系北方シベリアのウラル語族
ガス田開発や、過遊牧のなどもあり
環境破壊が深刻化しているらしい。
Farrimond friction hitch
またそれらの近親のノットで、プルージック
やトートラインにも近く、しかもクイックリ
リース出来る結びにファリモンドフリクショ
ンヒッチがある。ちゃんとドレッシングされ
るとテンションがかかったままでも調節が容
易で、リリースも容易なフリクションヒッチ
と言える比較的新しい結び。
荷重する前に適切に長さ調節をするとスゲー
良い結びなんだけど、調節しようと荷重を抜
くと滑り出す。今イチ使いどこが難しい。
何かいろいろ関係がありそうで、
有ること無いこと思索してしまう。
そういうのが楽しいなぁ。
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