家の前の防風林のポプラが倒れた。
長野に行っている間の台風で
いきなり倒れたらしい。
防風林に並行して傾いてので
幸い道路の方には倒れなかった。
この防風林が出来て70年程なので
寿命だったと思うが。
実はこのポプラには思い入れがあり、
私がツリーイングを続ける切っ掛けになった樹なのでとても残念だ。
15年程前にライセンスをとり、道具を買った頃にはすっかり知識も飛び、
周りに聞く人も一緒に登る人も居らず、一人じゃいかんともし難いことを実感し、
仲間を増やさないとと思っていた。
あまりにも気持ちのいい秋の午後、家の前のこのポプラに登り、
通る風と小鳥の声に和みながら、お茶と文庫本を持ってマッタリしていた。
その時バサッと音がして、観てみると、数本先の樹にエゾモモンガが留っていて、
あれよあれよと言う間に自分で登っている樹に飛び移ってきて、
ほんの2m先には日中なかなかお目にかかれないそのモモンガちゃんが
「何やってるの?」とばかりどんどん近づいて俺を覗きこんでいた。
木に登ってジッとしていない限りこんなことは起こりえない。
この貴重な体験で私はツリーイングにどっぷりハマっていったのだ。
そんな、切っ掛けとなった樹が、倒れてしまったのだ。
人間の都合で切り倒された訳じゃなく、まあ、しょうがないことだし、
こうやって朽ちていくのは、イヤじゃないけど、残念至極。
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