先日のBlueWater Ropesの
VT Prusikをいろいろ試している中で
古いヒッチだけど、新しい使い方的な
フリクションヒッチが出来た。
(ひょっとしたら、そんなの当たり前でしょ!
的なモノかも知れないが、
自分的には結構な発見でその備忘録っうワケで)
VT PrusikでDistelはどうも
喰いすぎる感じなので
何とかならんかなぁ、っとやってるうちに
下のラップを二重にしたらどうでしょう、と
いわゆる3 on 2の形にしてみた。
まあ、当然ながら、余計効きすぎるのだが、
そこで上のラップを減らしてみた。
するとどうでしょう!
これが中々なモンでけっこう塩梅がいい。
効きもそれほど落ちず、
リリースもスムーズになった。
このコードでこのヒッチはイイのかも?
いわゆるトートラインヒッチの形だが
両末端を確保する所が違う。
スラッグテンダーでフェアリードする時
ちょっと邪魔になる感じだし、
荷重前のドレッシング条件や
ファインチューンの必要があるけど、
2 on 2 Distel いけるかも?
Asymmetric Prusikってぇのは、Wrapがアシンメトリーという意味で、2ラップでも3ラップでもPrusikはシンメトリーということ。
それが3on1とか上下のラップ数が変化することで、アシンメトリーということだろう。
フレンチブレードも一緒だけどフリクションヒッチの場合、巻き付けるラインとヒッチコードの径の関係と、いかにラップを殺してフリクションを生むかがテーマなので、必要に応じてラップ数を変える。
そのこと自体がAsymmetricで末端をどっち側に出すかでSchwabischとDistelの違いになる。
基本的には2ラップのプルージックの末端を逆に出すことで 2 on 2 Distel になるが、この場合はSymmetric Prusikと呼んでいいものかどうか?
変な話、1ラップでシンメトリックならガースヒッチになるし、その一方の末端を逆側に出せば、クローブヒッチになる。そしてクローブヒッチの非荷重側のラップを増やせば、Distelになる。
いや~、ノットは奥が深いというか、自分の知恵が浅かったのか?、こういうことを考えていると、夜が更けるのは早い。