2014年11月17日月曜日

VT Prusik

VT Prusik




後付けで調べたら
ブルーウォーターロープスという
元々はケビングロープから発展した
キャニオニングを得意とする
アメリカのメーカーなんだけど、
実は、存在も知らなかった。
そこのVT Prusikという
商品がAHSで売られていた。


VT Prusik とは聞き捨てならんゾ、8mmのE2Eだゾ、しかもテクノーラだゾ、バスケットで28kNだゾ、と中の取り説を見せて欲しいとお願いし、買うことを条件に空けてみせてもらいました。(買ってからでも同じことだけど、必要無かったら何とかゴネて返しちゃおうと思ってたのでステープルを丁寧に外しました。)
キャニオニングのために作られた商品のようだけど、ツリー・ロック・ケイヴ・懸垂下降やレスキューにも向いている、らしい。
スーパータフ耐熱アラミドテクノーラ(強そうだ)のシースで、コアはナイロンのカーンマントル。アイの縫製もテクノーラで編んでいるようだ。



そして、取説にはその名の通り
ValdotainTresseのタイイング、
更にはご丁寧にアンンシンメトリー
プルージックとして
SchwabischとDistelまで
解説してある。




持った感じユルくしなやかで、
コシが無いふにゃふにゃな感じ。
記憶している限りのE2Eprusikで
カーンマントル構造の物は無い。
おそらく強度的には関係がなく
ホローブレイドでも良いくらいで
断面の形を維持するためのコア
的な存在の気がする。

以前5/16のIce Tailの太さがイヤで、ホローブレイドの芯にストランドを入れ込んで使っていたことがある。そんなニュアンスなのかなぁ。




そしてとりあえず、
判らないものは剥いてみる。
ということで、ほじくってみた。
シースは12ブレイドのアラミド。
コアは3撚りの編まれていない
ナイロンのストランドが4本と
条件テープと黄色のポヤポヤ
やはり芯は強度に関係なさそうだ。





そして面白いのが、アイ部分。
Plasti Dip的な何かで固めていて
アイだけ明らかに質感が違う。
大きい割にキツめでカラビナが
回ることはなさそう。
コアだけでスプライスした
ウルトラテックも最初はそうだけど
使ってるうちにグダグダに
なってきそうな予感もある。




ファーストインプレッションとしては
まあ、長さの関係もあると思うが
その名の通りVTに向いてる感じ。
(AHSでは32in.という長さしか無かった)
取説にあるアシンメトリープルージックの
SchwabischとDistelはしなやかな分
喰いが良すぎて機動性に欠ける感じ。
網が密なのにゆるい感じがして
8mm表記の割に太く感じる。
ソウンアイの固い部分もヒッチクライマー
プーリーを使えば邪魔しない位のサイズ。

けっこういいかもしれないゼ。




AHSではツルシで色々なものも売っていた。
E2Eプルはツリーワーク専用という
印象を持っていたが、
他にも需要があるようだ。
そして、これが、$14.75
更にRTR割引で$12.53。
先日のsingingRockといい、
何か最近新しくて安い
E2Eに出会うことが多い。
おそらく他のプルージック用途でも
E2Eにメリットがあると思われてきたのか?
何にせよ嬉しいことです。


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