2007年12月30日日曜日

ロープの洗浄

年末に一応道具の手入れをする。今年は使用頻度も高かったので、延び延びになっていたロープの洗浄を一気にやった。5本まとめて洗ったのは初めて。腰と握力がやられた。
風呂にぬるま湯を張り、どぶ浸けして足で踏む。信じられないほど汚れがしみ出した。こりゃイカンと思い1本ずつ丁寧に石けんをつけて2個のタワシで挟み、引いたりゴシゴシしたりで2時間かかった。丁寧にすすいで最後に柔軟剤で漬け込みもう一度フミフミ。ロープはだんだん固くなるので、最近はいつも柔軟剤を使う。非常に扱いやすくなりこれは欠かせない。そして吹き抜けから下げて干す。これで来年も気持ちよく使える。もちろんほかの道具もすべてチェックと手入れをした。

樹氷。ダイヤモンドダスト

12月26日
今年一番の寒い朝。7:30を回っているのにまだマイナス10度以下、起きたときより樹氷が白くなってきた。陽が出て気温が上がってきたはずなのに、ますます白くなってくる。こんな日は防風林にもやが立って幻想的な風景になる。歩いているとどんどん樹氷が延びてくる。なんと帰る頃に川の上を流れる風に乗ってダイヤモンドダストが見られた

2007年12月25日火曜日

フクロウ(番外)

12月23日
子供達へのプレゼントを兼ねて、札幌近郊にあるノース・サファリ・サッポロという、ちょっと怪しい動物園?に行ってきた。行ったことがなかったから一方的に怪しいと感じていたが、動物たちと触れ合える場所としてはすごく楽しいところだった。まあペットとして変える動物たちなのだろうが、普段はテレビかオリ越しにしか観ることのできない動物に触れ合う貴重な体験ができた。個人的には猛禽類のフライトショー(鷹匠)体験ができるのがたまらなく楽しかった。子供達は小学生ということもありまだ体験できず、お父さんだけ楽しい思いをして、ズルイ!と非難を浴びたが、帰り際にたまたま小型のメンフクロウの住居のトラブルから、そのメンフクロウがスタッフの手に乗り出てきた。ワッと寄っていったら「やってみるかい?」ということになり、グローブを履きエサで気を引くとススーッとメンフクロウが飛んできて子供達の腕に乗っかった。貴重な体験だった。先週自宅前でフクロウを見たこともありしばし興奮していた。
ベンガルワシミミズクとメンフクロウ

毛虫

12月23日
節減を歩いていると、突如毛虫を発見することがある。なぜこんな所にいるのか判らないが、本当に突然いる。コルンと転がっている。ネズミや鳥に狙われそうだが、真っ白な雪の上に、昨日はいなかったのに、突然コルンといる。

フィールド下見(砂川)

12月22日
今日は来年1月早々に行うイベントの下見ということで、砂川に行ってきた。戦後の二次林でそんなに大きな樹木はないが、植林した人のセンスがよいのか、けっこう種類が豊富でおもしろい林だった。でもイベント自体はかなりハードになりそう。相当な人数をこなさなければいけない。主催者側のもくろみでは午前中に100名の体験!.....そんなの無理に決まっている。知らないというのは恐ろしいことだ。まあ危険がないように、できる限りの対応となるが、冬着ぶくれした子供達にハーネスを履かせるだけでもエライ時間がかかる。それにそんな流れ作業的に体験してもらっても、子供たちも楽しくないだろうに....

コゲラ

12月21日
もうすぐ今年も終わり、今年はいろいろ新しい発見があった。今日は総ざらえ的にいつもの野鳥たちに会えた。
シジュウカラ・ハシブトガラ・ゴジュウカラ・エナガ・ヒヨドリ・ケアシノスリ・アカゲラ・コゲラ
キツツキ類は盛んに木を突いているが、突然フリーズする。何か要因はあるのだろうが、今までせわしなく動き回っていたのに本当に突然ピタッと動きが止まる。なぜなんだろう?直後に上空を猛禽類が飛び去ることもあるが、そんなときはブラインドになるように樹の周りを静かにくるっと回る。いつもてもかわいらしく飽きない姿だ。

オオアカゲラ

12月20日
連日の強風で昨日までの足跡がすっかりかき消され、それでも神社までワシワシ防風林沿いを歩いた。相変わらずヒヨドリは元気が良いが、こっちはココロが折れそうだ。でも神社の裏まで行くと、ゆっくりとして力強い木を突く音。下の方で藪越しにいたのでなかなか姿が見られなかったが、オオアカゲラだった。久しぶりに見たし、近所では初観察だ。ある程度移動箇所が限定されるからなのかもしれないが、こんな住宅地のそばの防風林沿いで出会えると思わなかった。写真はぼけてるが....

2007年12月19日水曜日

見られてる

12月19日
風が強く、前日の足跡もすっかり無くなって、またツボ足でワシワシ雪を漕いで行く。もうそろそろこのルートも難しくなってきたよう。神社までの道のりで軽く汗をかくほど。今日は久しぶりにキクイタダキがいた。細く弱々しい感じでツィツィ鳴いていてるが、なかなか探せない。トドマツの中でジッとしていると、やっと何羽かは観ることができた。でも何かに見られているような変な感じがして、ふっと振り返るとトドマツに見られていた。キクイタダキは残念ながら写せなかったが、トドマツ君を撮った。

2007年12月18日火曜日

レンジャク

12月17日
今日防風林で今シーズン初のレンジャクの群れを見た。はじめかなり上空を通り過ぎる10羽ほどの群れを見つけたが、何か判らなかった。ムクにしては腹が白いしレンジャクかな?でもまだ今年は見てないし...と思っていた。暫く歩くとピリピリヒーヒーっと弱く声が聞こえおおっ!コレはまさしくレンジャクや!と思い音の方に目をこらしても見あたらない。だんだん音が近づいてきて、防風林の上空を旋回していた。今度はけっこう低かったので、レンジャクとはっきり判断できた。「キ」か「ヒ」は判らなかったが、12羽の群れだった。今年もいっぱいやってきて楽しませてくれそうな予感。

2007年12月17日月曜日

フクロウ

12月14日
今日は一大事件があった。家にいなかったので私は見ていないが、息子がフクロウを見た。防風林で何度か声は聞いたことはあるが、姿を確認したのは初めて。といっても私じゃないが...話しによると、学校帰りに防風林沿いの道路を歩いていると、すぐそばにいたらしい。慌てて家に戻りカメラを取って戻ると、まだヤチダモに留まっていたらしい。そこでこのカットをパチリ。息子ながらうらやましい限り、山では何度か見たことがあるが、家の前では未確認でしかも先を越されてしまった。悔しい。

ケアシノスリ

12月13日
今年はケアシノスリをよく見かける。うまく写真を撮れないがコントラストがあるキレイな姿だ。いつもいるトビには悪いが、トビじゃない猛禽類に会うと嬉しい。

エゾリス

12月12日 続き
厳冬期になると防風林を渡ってエゾリスが家の前まで来る。小鳥用のひまわりの種を入れてる餌台に、ドカッと腰を下ろしガリガリやっている。以前家の猫がたまらず飛びかかり、危うくタッチダウンだったがハンブルし慌てて逃げていったこともある。猫のツメには縮れたエゾリスの毛がついていた。その後も来ていたのでケガはないようだったが、うちの庭では人工的ではあるが食物連鎖が行われている。
最近は神社にそのエゾリス君達の足跡がいつもあるが、今日やっと姿を確認した。もう少し山にエサがなくなってくると、防風林を渡って庭にも姿を現すだろう。

2007年12月12日水曜日

警戒音

12月12日
今日は風もなく何となく暖かい感じがする。雪の量が12月の中旬としては過去10年で二番目に少ないそうだ。防風林沿いを歩いていると聞き慣れない「ジェッジェ、ジェッジェ」という警戒音が聞こえてきた。注意深く近づくが姿が見えない。警戒音を出しているぐらいだからじっとしているのだろうが見あたらない。更に近づくと警戒音が一段と強くなり、かなり警戒されているなっと思ったとたん、いきなりババッとコチョウゲンボウが飛び出した。一段と大きく警戒していたヤツらはエナガだった。エナガがコチョウゲンボウに警戒していて、コチョウゲンボウが私を警戒していたのだろう。残念ながら写真は撮れなかったが、かなり間近でコチョウゲンボウを見た。模様もはっきり見えた。

2007年12月10日月曜日

ホース

12月8日
以前から興味のあった消防のホースをツリーイングに活かす方法を考えていた。しかし消防のホースなどなかなか手に入らないしどうした物かと思っていた。方々に話しをしていたが、先日仲間のご厚意により散水用の廃棄ホースが手に入ったので、それを使ったシミュレーションを仲間3人で行った。始めはヒラキにしてローププロテクターに...と思っていたが、意外にそのままリングセーバーに通しただけで使い勝手が良さそうだ。H鋼にリングセーバーを掛けると、弱冠とはいえ布地がスレてぼろぼろになってくる。安いものではないし使用頻度から考えるとどうにかこの劣化を防ぎたかった。単純にリングセーバーにカバーした形でズレやゆがみもなく、かなりあんばいが良い。
また、北海道の冬対策というか、枝の股に積もった雪による、ロープスリーブの脱落に非常に効果的なことも判った。去年まではスリーブの冬仕様として麻縄を編んだり、巻いたりしていたが、コレは非常に手軽で汎用性もありスグレモノである。ただつっこんでタイラップで結束すればよい。他にも使い勝手がありそうなので今後の課題にする。

エゾヤチネズミ

12月7日
昨日ベニヒワの群れを確認したところへ向かい、しばらくじっとしているが現れなかった。もうちっと近づいて鮮明な写真を撮りたかったがもう後の祭り。草原にはおびただしい量のエゾヤチネズミの足跡が縦横無尽に付いていた。

この草の名前は調べてないので判らないが、ネズミくん達はこの乾燥し、結実し、パラパラ落ちる実を食べているんだろう。昨日のベニヒワも盛んについばんでいた。そしてそれを狙って猛禽たちが上空から目を光らせている。

ベニヒワ

12月7日
札幌市内はほとんど雪がないが、このところ真冬日が続き、当別はずっと雪が残った状態。今年の冬はどうも雪雲の流れがこっちに向いているよう。3日ほど暴風が続いたが風がおさまったので、久々に朝のパトロール。神社まで行こうと防風林沿いを歩いていると、草原から何か声が聞こえる。しかし乾草が茂っている放置された農耕地だし遠くてよく見えず、近づいてみると、ベニヒワの群れだった。100羽近くいただろう群れが、近づくと飛び立ち、舞い戻りを繰り返していた。カメラと腕のせいであるがうまく撮れていないのがザンネン。デジスコが欲しいよう。

クスノキ

11月30日-12月2日
北海道の自然ではほとんど見られない常緑広葉樹のクスノキに登ってきました。気温は高いし、紅葉も進んでますが緑が一杯で、花が咲いてる樹木や夏みかんがなっている姿を見るとシンジラレナイです。
本当の目的はTMCAのブロックミーティングで、報告や懸案事項の検討等がありました。緊急を要する事柄や大きなシステムの変更はなく、全国から集まった仲間と久しぶりに親交を深めてきました。
フィールドではA先生がSRTのレスキューワークショップを開き、方向が決定されたわけではありませんが、いくつかのトライを行い(このあたりは北海道スタンダード的なやつです)いかに道具を使わず、あるモノで、しかもロープを切らない方法でのレスキューを行いました。私はず〜っとビクティムで、樹上の遠くからの見学だったので詳しいところは未確認でした。

2007年11月29日木曜日

エゾリスの足跡

11月29日
今日は風もなく防風林沿いに神社までパトロールした。軽く雪が積もったので、アニマルトラッキングできるかも?と勇んでいたが、鳥もあまり見られなかった。山や防風林にエサがなくなる時期には我が家に庭にも出没するエゾリス。カラ類のひまわり目当てと思いきや、脂身まで食べていく。いつぞやそのエゾリスがのんびりムシャムシャやっているのを窓から見てると、興奮した家猫が飛び出し、襲われ文字通り尻の毛を毟られたことがあった。
その他エゾヤチネズミの足跡が用水路沿い、カラスが何かを襲った跡などを見つけた。

2007年11月26日月曜日

ケアシノスリ

11月26日
朝の散歩で防風林を歩いた。シジュウカラ・ゴジュウカラ・ハシブトガラいつものメンバーにエナガも混じって、渡っていた。ムクはもういない。秋の渡りの時期ももう終わりだ。昨年まではあまり見かけなかったが、最近よく見かけるケアシノスリは今年はこのあたりを越冬地に選んだらしい。飛んでいるヤツはよく見るが、留まっているヤツはなかなか近づけずよく観察できないが、今日は割と近づけた。ネズミでも見つけたか、一生懸命足のあたりを突いていた。

クマゲラ

11月25日
子供たちと防風林の中にパトロールに行った。エゾモモンガの巣があるところまで確認に行った。雪が積もると雪の上に生活痕が残るので確認しやすい。いつも多量のオシッコや糞の跡がある木の所は今年も健在でちょっと嬉しくなる。そして、今年はいつもの年よりクマゲラの食痕が多い。細めの白樺の枝を折った跡もあった。雪の上木真新しい樹皮が散らばっている。とにかくゴーカイにつつきまくり派手に跡を残すヤツなので、今年は山にエサが少ないのかなぁ、と嬉しくもあり心配にもなる。

ミヤマカケス

11月23日
久々に家でのんびりしていた。我が家の庭には冬期間カラ類のヒマワリの種とキツツキ類の脂身の肉を置く。鳥たちに貴賤はないがカラ類は枝や足の間にひまわりの種を挟んでつつく姿が愛らしいし、アカゲラはグレートーンの庭に花が咲いたように鮮やかでキレイ。彼らは好まれているが、ミヤマカケスはあまり好かれていない。美しい羽を持っているが、鳴き声がうるさいし、とにかくくくりつけた脂身を根こそぎ一度に食ってしまうからである。スーパーで「ご自由に...」のジンギスカン用の脂身を戴いてきてくくりつけるのだが、いっぺんで持ってかれるとちょっと憎たらしくなる。カケスにはそんなのカンケーねぇことだけどね。

エゾヤチネズミ

11月22日
夕方家人が、バードテーブルの下にうごめくものを発見!真冬の積雪・厳冬期になるとたまに姿を見るのだが、雪の中にベトコンの塹壕のように縦横無尽にトンネルを掘り、神出鬼没のヤチネズミ。カラ類が落としてしまった、食べかけのひまわりの種のおこぼれを、ワシワシあさっていたようだ。動きが突飛でよく見るとカワイイし憎めないヤツだが、以前バイク用のヘルメットの中で越冬・子育て・給餌をされてしまい、メットをオシャカにした経験があるので、我が家の車庫で越冬するのはやめてくれナ。

2007年11月19日月曜日

シマエナガ


11月19日
我が家の庭もだいぶ樹木が多くなり、一般的には手入れが行き届いていないダラシナソウナ庭だが、私は気に入っている。ビオトープのようなミニマムな自然が楽しめる。そこに冬になるとカラ類のための、ひまわりの種の餌台を置く。
防風林を給餌パトロールにやってくるカラ類の混群は我が家の庭にも立ち寄る。シジュウカラ・ハシブトガラ・ゴジュウカラは常連さんだが、たまに違った仲間もやってくる。
今日は珍しくシマエナガがやってきた。防風林をかわいらしい鳴き声で20羽ほどの群れで渡っているのはよく見るのだが、普段は庭まではやってこない。
雪が思いのほか降ったからなのか、特にえさを食べるでもなく、しばらくエゾヤマザクラに滞在して、また群れで飛んでいった。よく見ると凶暴そうな顔つきに見えるが、ピンク色がアクセントのカワイイ鳥である。

当別川のエノキ


11月18日
天気予報では大荒れ・雪/雨/暴風だったが、朝起きてみると水分はなく、カラッと晴れていた。今年はいろいろ忙しく、なかなかキノコ採りに行けなかったので、いつもの河原に「エノキ」狙いで向かった。家を出たときは良かったが、だんだん雲行きが怪しくなり、ミゾレ吹雪になった。
それでもちょっと様子を見るつもりで、倒木の様子を見ると、見事にエノキちゃんがでていた。晩秋の枯鼠色に染まったフィールドに真っ白な雪が積もり、彩度が乏しい風景の中、ピカッと光るオレンジ色がまぶしい。
小一時間見て回って、数食分のエノキをゲット!
ニセアカシヤに駆逐された河原なので、この場所は誰も注目してない。でも身近な自然なので、パトロールに来るといつも必ず成果がある。

サワラの剪定in北海道神宮

11月17日
北海道神宮に二度目の剪定作業に行った。気温は低かったが天候に恵まれ、作業中は暑いくらいだった。だいぶ手慣れたせいもあり、前回より多量の枝払いを行い、最後のごつい枝はチェンソーも使った。3本のビレーを取り慎重に作業したが、やはり樹上でのチェンソー作業は恐かった。後で考えたら隣の木にビレーを取るべきだった。
今回枝払いした木は「サワラ」。スギだと思って作業していたが、作業後の観察で「どうも違うようだ」北海道にはなかなか無い樹種であるが、種も属の違うのに終わるまで気がつかないとは情けない。体感としてスギは「ヤニもなくイイにおい、堅い」サワラは「ヤニがでるが、スギに比べてノコは引きやすい」という身で稼いだ同定方法を尊重したい。

2007年11月13日火曜日

アカゲラとタイヤ交換

11月13日
天気予報で明日からしばらく雪だるまマークが並んでいた。必要に迫られてトレーニングを中止しタイヤ交換をした。家の前の防風林にはカラ類やキツツキたちが騒がしくさえずっているし、青空が広がり気持ちの良い朝だ。しかし今年夏タイヤを新調した時の修理工場でどんだけトルクをかけたのか、手はもちろん蹴ってもスタットボルトがビクともしない。
しようがないので、ネジ山に注意して全体重をかけてレンチに乗っかる。数回煽ってやると「ギュイッ」といってゆるんでくれた。結構響く音で金属が擦れ合う「ギュイッ」を繰り返していた。気がつくと「ギュイッ」の後にすぐ「キョッ」っていう音が聞こえる。「ギュイッ」「キョッ」、「ギュイッ」「キョッ」、目の前の防風林にアカゲラが来ていて、警戒音なのか挨拶なのか、タイヤ交換の音に鳴き交わしてくる。しばらく間を置いて今度は確信的に「ギュイッ」っとやると、やっぱり「キョッ」っと鳴き交わすのだ。今年生まれた若いオスのようだが、あちこちでタイヤ交換をしているので、彼は今日やたらと忙しいに違いない。冬間近のユーモラスな出来事だった。

2007年11月9日金曜日

マミチャジナイ

11月9日
朝のトレーニングルートをちょっとはずれて、丘の沢すじにある公園に行った。このところ広葉樹が落葉し、なかなかわかりにくいので避けていた針葉樹を覚えようと、松系のあるところへ足を向ける。トドマツ・エゾマツくらいは判ってきたが、なかなか覚えられない。数をこなして観察するしかない。樹木は鳥のように移動しないので観察しやすいが難しい。
沢すじの奥の方を向いていると、手前の茂みに動くものを発見。ツグミの群れがいたので、そうだろうと思いきやアカハラのようだった。夏の夕暮れにはイイ声で楽しませてくれたが、まだこのあたりにいるんだなあっと思って双眼鏡を覗くと、アレッ眉が白いぞ。羽の下のオレンジ色も少ない気がするし、頭の色もなんか違うしグレーっぽいな。眉が茶じゃない!(コレが語源らしいが)マミチャジナイだ!初めて見た。しばらくじっくり観察した。ただカメラも図鑑も持ってきてないので、特徴をしっかり覚え、あわてて家に戻り確認。アカハラの眉が白いヤツもいるみたいだし、よく判らないが、たぶんマミチャジナイだと思う。今度は撮影しよう!

2007年11月5日月曜日

北海道神宮の杉

11月4日(日)
ボランティアで間伐をする団体があり、そこのお手伝いで下見がてら北海道神宮に行った。約20ha.ある敷地に様々な植樹された木があり、北海道ではなかなか見る機会の少ない樹木も数多くあった。剪定作業をする杉は胸高直径80cm・樹高20m程の木で、なんと表参道のほぼ中央、登ると神門や拝殿が望める一等地?時期的に七五三参りの親子連れが多く、神社をバックに写真を撮るならこの位置という人通りの多い場所であった。作業は仲間3名で行った。剪定する枝は、高枝ノコではとうてい届かない場所の中途半端に切られたデッド枝や不必要と思われる生きた枝である。杉を登るのは初めてだったが、北海道の他を寄せ付けないようヤニを出しまくるカラマツや枝が下向きのトドマツと訳が違う、素直で登りやすい印象。作業も粛々と進められた。一応指定された枝を40本ほど落とし、切られた枝を見ると一山ほどになっていた。
作業前と作業後の写真を撮るのを忘れたのが大失敗。でもまた近々行くだろうし、おそらく百や二百は作業しなければならないようだ。
七五三の影響で境内には、綿あめや東京ケーキの屋台が建ち並び、登っていると甘〜い匂いが漂い、杉のスッキリとした匂いと混ざり不思議な感じだった。

初雪ツリーイング

関係者の尽力により、手稲山で初のツリーイングを行った。折しも前日は札幌市内で初冠雪があり、初雪ツリーイングとなった。頂上付近はあまり高い樹木はないが、厳しい自然を感じさせるダケカンバが数多くあり、最初は手前の石狩湾を望む高台のダケカンバにトライ。枝の広がりが見事で、しかも車ですぐ下までアプローチできるので雪中ツリーイングとはいえ楽ちんだった。次に頂上付近に向かい、10cm程積もった雪道をワシワシ歩き、札幌市内を一望できる頂上付近でトライ。
安定感のある太いダケカンバだったが、カミナリが当たった後の上向きの洞に放棄された蜂の巣を発見。登ってみないと解らない危険にドキッとした。

ケアシノスリ

10月31日(水)前日に引き続き、朝キクイタダキを見に行った。ヤツらは体も小さいし、すばしっこいし、針葉樹を激しく移動するので、双眼鏡で追うのも大変で、なかなかイイ塩梅で写真が撮れない。悔しい。でも今日は裏の丘陵地帯から次々に20羽ほどのケアシノスリがご出勤。少し間を空けてどんどん同じ方向から飛び出してくるのが見えた。

2007年10月30日火曜日

キクイタダキ



獅子内神社の松林でカラ類に混じって、小さくて黄色っぽく見えるヤツをカミさんが見つけた。小さい!なんだアレ!すばしっこく松の葉の中を飛び回っている。なかなか姿が見えない。でも頭に模様がある。キクイタダキだ!!
文字通り頭のてっぺんに菊の花が咲いてるみたいな、キクイタダキ。初めて見た。是非見てみたいトリの一種だったが、こんな近所で見られるなんて感激!ちょっと足を伸ばしてみるモンだ。
写真はうまく撮れてないが、まさしくキクイタダキというのが解る。今の時期にあそこにいるようなので、明日も真剣に撮影にチャレンジしてみよう。

ヒガラ


10月30日、昨夜からの雨は上がったが、路面が濡れていたので、自転車はやめて散歩。防風林沿いにはあまり鳥たちはおらず、いつものルートからちょっと足を伸ばし、獅子内神社まで行った。いつものカラ類たちが飛び回る中、ツピン、ツピンと金属的な鳴き声の群れを発見。ヒガラだった。家の前の防風林では見たことがないので、防風林伝いでも国道を超えては来ないみたい。頭が大きくて、ちょっと薄汚れた感じがかわいらしい。

10/27道庁の前庭イチョウ


毎年恒例になっているイベントで道庁の前庭にある大銀杏に登った。道民森づくりネットワークの集い2007というイベントで、森というキーワードに何かしら関係のある団体が一堂に集まって親交を深める?というイベント。興味のない人には何もアテンションがない集まりだが、私としては非常に興味深く、参加者として一日ゆっくり会場を回ってみたいが、なかなかそうもいかないのが現実。でも今年はスタッフが10名ほど集まったので、かなり楽させてもらった。みんな各自が自分のスタンスでツリーイングに向き合っている感じが嬉しい。イチョウは今年はまだ、まぶしいようなイエローではなく、気根も少々垂れ下がってきていたが老木ながら元気そう。
良く晴れた秋の一日を札幌のど真ん中で木登りできるシアワセを感じた。

2007年10月26日金曜日

探鳥



ここ数日、朝から空が高く秋晴れという感じ。昨日、防風林にメジロが来ているよという情報で同じ場所に見に行った。林縁にあるツルウメモドキの実や幹をつついている群れと遭遇。かわいらしくさえずりながら、林奥から行ったり来たり。朝日を浴びてツルウメモドキとイイ感じの色合いでステキだった。
しばらくじっとしていると、逆側の草原に「フィッ、ピッ」っという声が聞こえ、ウソかな?と探していると、ベニマシコ?いやしっぽが短いよ、顔まで赤いよ、ゴロンとしてるよ。確信は持てないがオオマシコのようだった。
遠くて解像度が荒い写真なので今ひとつだが、今のところオオマシコとしておこう。継続して観察してみよう。

その後、林の奥でなんと「キキョーッ」ってクマゲラじゃん!!久々に鳴き声を聞いた。姿は見られなかったが確かにクマゲラだった。そろそろ山にえさが見つけにくくなり、防風林伝いに現れたなという感じ。でもこの季節に聴けたのは初めてで、冬が早いのかなぁなんて思った。

2007年10月25日木曜日

10/20_SRT


秋のシトシト雨の中SRT講習会を行った。気温も低くフリースとレインウエアでのフィールドワークであったが、アツく貪欲な参加者で非常に盛りあがった。伝えるべきことは網羅しオプションも数多く経験してもらえ、チーフが1人の講習会としてはうまく行った方だと思う。スタッフ出来てくれた2人もがんばってくれたし、いつもながら周りに助けられることが多い。

2007年10月24日水曜日

ヤマゲラ



10月16日。雨の日が続くが、その間隙を縫って朝のチャリンコトレーニングをしている。この日は何か予感がして、珍しくカメラを持って出かけた。しかしいつもの鉄道林近くに行っても、さえずりはあまり聞こえず、アカゲラの声だけが響いていた。少し待ったら何か来るかな?とジッとしていたが、あまり通り過ぎる鳥たちもおらず、アカゲラだけだった。アカゲラ?なんか違うかな?ちょっと濁ったというか甘い感じがする鳴き声だなぁと思い、真剣に鳴き声の主を捜すと...違った。ヤマゲラだった。ここしばらく会っていなかったのですごく嬉しかった。オレも鳴き声でアカゲラとヤマゲラの違いがわかるようになったのかなぁ。

大きなハルニレ


10月7日当別町阿蘇公園。前日までとても良い天気とはいえず、雨まじりで「どうしようか〜」といっていたが、文字通り秋晴れとなり、久々に大ハルニレに登った。体験者は1人。元々この日は道民の森で登ろう!という話しだったが、今年はもうクローズ。10月には冬期閉鎖になってしまい、そこで近所の登れる樹木というわけで阿蘇公園になったのだ。
体験者の方は、自然に興味があるのだが引っ越してきたばかりで伝もなく知り合いを通してのツリーイング体験となった。なかなかお話がおもしろく、登るよりもいろいろお話を伺ったりして楽しいひとときを過ごした。
今回のトライとしては、今まで取れなかったヤドリギの上のアンカーが取れ、36ft.ではロープが足りなく、樹上15mほどのところでデイジーに掛け替えた。この木は胸高回り三ヒロ半という巨大な木で、樹上15mの所でも同じほどの太さがあり、その場で4回ほど掛け替え幹の回りをヨコに一周した。