2021年3月20日土曜日

リディレクト

MRTでリディレクトするとき、ちゃんとヤルと結構面倒臭い。

まあ余裕無けりゃカラビナガチョンで
済ませることも多いが、
適切な重力方向や、長時間のリディレクトは
やっぱりロープ同士の干渉が気になる。
リディレクトポイントがキュッとすぼまる
特にO型ビナなんかは、何か気持ち悪い。

だから一方をリングで、
もう一方をカラビナで、
そのままだとイヤなので
スリングは二重以上に巻いて
スリングの中間をヨークコネクトする。

スリングがダメになったらアウトだから、
ギアにも精神的にも余裕が有ったら、
別系統で2本をヨークするが、
コネクタのトラブルには対処しやすいし、
一方が閉鎖型リングとかマイロンだと
何となく安心。

こんな風に組むことが多い。
でもセットが面倒臭いんだよね。
でも基本的に樹上に行って、何んか都合悪いなぁって時にリディレクトするから、そして樹冠では、シェアードアンカーにするけど、その時に細い枝の複数を固めると、枝の揺れが一定じゃないし色んなテンションがかかる。

耐荷重アンカーじゃないとイヤだし、でもそんなの無いし、道具的にもあまり余裕なく、ヘタクソな自分は身体が振られたときどうして良いか判らなくなって、枝に絡まったり、身体が幹に叩き付けられるのもイヤだし、度胸一発!エイヤッてやることは出来ない。

だから汎用性の高いリングとかマイロンとかを良く使う。

プーリーを使う時も、認められて入るが、リボルバーとかロープクリップとかマイクロプーリーとかで荷重を100%かけるのことを、自分の中ではNGにしている。

チームで動いてる時は、仲間に取ってぇ上げてぇって言えるけど、そう難しくない現場で1人でやってる場合に、シェアードアンカーやリディレクトを頻発する。
だからリングとかもう予めシステムに通しておくんことが多い。リディレクトあるあるで、欲しい時に無く、要らない時に持っている、リディレクトコンポーネント。

しか〜し、これがステーショナリーなら、ロープが動かないSRTなら、そんな気にすることもないし、リディレクトコンポーネントも単純に半分で済む。
だからSRTはこう言う場合っていうか、樹上作業で移動を伴って、システムの特性を変更しなきゃならん時にとっても有効!
できた余裕で2本目のバックアップを設置して、これで精神的にも余裕が生まれ、作業も順調に行くことが多い。

無理矢理手を延ばして、ギリギリ身体を突っ張ってたら、足が滑るのを気にしながら踏ん張ってたら、自由な四肢が片腕だけでは、生まれてこない余裕。

そんな面倒臭い時間がかかるこたぁやってられないとか言われるけど、結果として作業が速くなりセーフティに向うならこんな良いことは無い。

その面倒臭いセットだって、プラクティスしてないからメンド臭く思えるだけで、いつもやってたら、何の苦労もせずに出来るんだよ。楽なポジションで両手を使えるってことが作業を速く効率的にするってことを知らないのは、残念な奴らだって思ってしまう。

バックタイだって、ミンティだって、ビナ+リングだって使えるし、オプションのタクティクスが多い方が何でも効率的にできるよ。

それにステーショナリーなら、ABKとかムンターとか選べるし、最悪ディビエーションで更に上まで登り返すことだって出来る。
ツリーワークのポジショニングでは、リディレクトやバックタイはもの凄く有効だけど、漢儀溢れるオラオラな人間で使ってるの見たことない。
そんな人間は地下足袋履いて片手でやれば良い。ロープなんて使わなければ良いのに。 そしたらロープ作業でケガする人も減る。
どんなアホでも、ロープを使ってるヤツは、ロープ作業で事故ったってなちゃうからね。 命綱ならササッと腰に適当に巻いてどこか適当な場所に結んでおけばイイんじゃないの?我々のロープは命綱じゃないからね。

胴ベルトと安全帯の人間は、ハーネスなんて履かない方が良いよ。ハッピ着てニッカポッカと地下足袋だよ。フルボディハーネスは、それがイヤか恐くて、セーフティに作業したい人だけでイイよ。
ハーネス履けば作業が倍増できる訳じゃないからね。
近寄らないでほしい。

0 件のコメント:

コメントを投稿