2021年2月26日金曜日

ワカサギ釣り~!

1シーズンに2回程ワカサギの穴釣りに行く。もうコレがとっても楽しい。
人知れず?知ってるがアプローチがちょっと大変な、氷の張った水たまりまでワシワシ歩いて釣りに行く。

ワカサギが釣れる場所っていうか、釣り場と認識されてる所はどうも行く気がしない。
以前はそういう所じゃないとダメだと思っていた。
釣り場に集まる人がいない所は、釣れないと思われている。結構なことだ。

飛ぶ猛禽やカモたちを見ながら、
スノーシューでワシワシ歩き、
誰もいない雪原を独り占めできる。
この場所だから良いって訳では無いが、
この時期になると風も落ち着き、
天気のよい晴れ渡った青空と
真っ白な雪原を歩くだけでも気持ちイイ。

完璧に必ず釣れるって訳では無いが、
昔は人間の都合に合わせ、
どんなに荒天でも吹雪でも◯月○日に強行
自分の都合だけにスケジューリングして、
厳しい行のように釣道を極めるみたいな
アホなワカサギ釣りをしていた。

自然で遊ぶんだから、自然に合わせようと
条件や状況を見て楽しもうという
スタイルになってから、釣果も好調。
心底楽しくてこの時期ジッとしてられない。
ゲラやカラを眺めながら歩いて、場所を選んで穴を開けて、すぐに釣れ出す。
爆釣とまで行かないが、1回食べる分を1時間ちょっと釣って楽しむには充分。
終わった後は、温泉に浸かって解凍する。

昔は天ぷらしか知らなかったけど、天ぷらしか知らないのは勿体ない。
今は背割りにして一晩寒風干して喰うと、これが美味い。
魚の内蔵が生臭いと言う相方の為にやってみたら、コッチの方が美味い。
捌くととても脂が乗っていて、卵もそのまま干して、美味しく戴く。

いつぞやから、ワカサギ釣りはテントを張って、、みたいに思われてるが、そんなもの要らない。テントが必要なのは、厳しい状況で厳しい釣果だからであって、やっぱり人間の都合だけで考えるとそうなるだけであって、張るのも時間かかるし、第一美しい青天井の自然の中で楽しむには、逆にテントなんて台無しだと思うよ。

釣り方も食べ方も自然の中の遊び方も、判ってなかったんだよねぇ。

私の仲間内に自然ガイドさんがいて、良いビジネスを見つけた!って、
「きっと皆さんが自然を感じて溶け込めたら、観られたり感じられたりします」
小鳥や木を観て、運が良ければ野生動物にも会える。って唱い文句で、木の根元に座ってもらってジッとしたり森を歩いて感じてもらう。寒くなったら散策するって言う、経費も時間制約もなく、防寒も各自だし、せいぜいポットに入れた珈琲とビスケットだけ持って、ただ森の中を色んな話をして歩くだけ。

そして何も出会えなかったら「自然に受け入れてもらえなかったですね。結構難しいんですよ」って、でもそのお客さんは翌年もその翌年もリピーターで来てくれる。

お客さんは皆満足している。その不自由で厳しい状況を楽しんでくれる。

運良くエゾリスやキツネに出会えたら、もう大喜びみたいで、また来年も来ます!って リピーターになる。
自然で遊ぶとしたら、結果が担保されてなくても、自分で満足しようとするから、自分たちが作為的に何かをすることは無い。天気が悪かったら場所を変えていい案配の所に連れて行けば良い。

もちろんそのガイドさんの魅力が有ってこそで、自然に中で遊ぶ為に作為的に用意したり状況を均一化したり、結果を担保するのはオカシイことだからね。
北海道の大自然を感じてもらう、ローインパクトな、得られるコトは自分の頭の中で構築する。良い商売だなぁ!

一方ワカサギ釣りツアーって言って、アホなツアーをやってる人も居る。
どんな厳しい状況でも、事前に張っておいたテントに向かい、釣れなかったらお土産でワカサギを渡すって、ガッカリだ。

そのワカサギだって、事前に自分で釣りに行ってストックしておく。
別に養殖でも買ったものでもなく、ソコに生きてる魚たちを、一方的な消費で、漁で仕入れた搾取した自然。それをお土産で渡す。
渡された担保されたお土産って貰って嬉しいのかね?
だいたいそれはもうそれは釣りではないね。

釣れなかったら、そういうモンだよって言い切れない自信の無さ。
それが平気で北海道の自然を楽しむ!とか言ってるから腹が立つ!

釣りは、釣れなくても釣りだ!って思ってもらう方がよほど健全だけど、
自分の商売として自然を喰いものにして搾取している。
早晩破綻するだろうけどね。
破綻したら別のエリアで搾取を繰り返すんだろうね。
結果ありきで自分の為に自然を搾取する。
開発局やドーコンと一緒だね。

北海道の自然は、上げ膳据え膳で楽しむものじゃないよ。
何とかランドで、ジェットコースターに乗るアクティビティとは全然別物だよ。
もう自然ガイドとか言わないで欲しい。

一方的な消費と、自分のオマンマの為に、SDGsとかサスティナブルとか自然にやさしいみたいなウソをつくんじゃないよ!情けない。

自然の中で自分のスタイルを見つけて、自然と巧く折り合いをつけて、ローインパクトでワイズユースな恩恵を受けるなら、とても魅力的だと思うが、一方的な消費や、誰かの尻馬に乗って大義無いまま儲けに走る、似非自然ガイドや特殊伐採は居なくなれば良い。

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