行政のデジタルシステムって、着想はいいのかもしれないが、運用までの開発で何年もかかっちゃって、1回作った方針を変えないで何年もかかっちゃって、実際の運用する時期にはもう現在の社会情勢やその効用が過去のモノになってたりする。
それでも一方的にゴリ押しするし、過去のしきたりも、最前線の方針も、全部網羅して完璧なモノにしようとするから、完璧なものを提示しないと国家としては認められないようだから、出来上がった時にはオカシなことになるんじゃ無いの?
自然や社会は流動的でそのスタンスに合わせて構成しないと、一部の誰かの頭の中で考えられた事なんて、すぐショボくなる。これを国家の規律にするって事がそもそも整合性が無いね。
今年北海道の豪雪地帯で、屋根の雪おろし作業をしていた人が、
1人は安全帯で命綱を着けて、
1人は命綱無しで作業していた。
そして屋根に貯まった雪と一緒に落っこちたんだけど、命綱を着けてた人が重体になり、着けてなかった人は無傷。
命綱を着けてた人がどういう症状かという報道は無い。
ワークレストレインも
ワークポジショニングも、
フォールプリベンションも、
フォールアレストも、
何の違いも無く落下防止だからね。
私は安心安全の対極にあるのが
セーフティだと思う。
一元的に危険が無い状態が好きなら
それは安心安全だと思うよ。
気合と根性の対極が整合性だと思う。
整合性がある人が気合で動いたり
根性だけで無茶な取組みはしない。
皆どの辺りに居る?
きっと思ってるよりヤバい所だよ。
何年も前から、屋根の雪下ろしは危険です、必ず命綱を着けましょう!と言う感じの報道がなされ、アマゾンとかでも「命綱」って言って売っている。
ロープ自体に衝撃を緩和する機能を備えてるとか言ってる割りに、アブソーバーなどは見当たらないから単にダイナミックな合成繊維。
そして用途が、建築現場・電気工事・屋上作業・橋梁・ツリークライミングなどと書いてある。説明書を見ないと何とも言えないが、ワークレストレインともフォールアレストとも表示が無い。また日本の規格等すら載ってない。
ただ大きく「安心・安全」って書いてある。
安心・安全なのは間違いないと思う。
まさにワークレストレインで落下するとこういうことが起きて、
雪だったからだけど、落下しちゃった人が助かるという、これが日本の法律。
2m以上の高さで作業床が無い現場では、全ての作業員はロープ高所作業特別教育を受ける義務が有る。落下防止器具を装着し法規を守っていた人が怪我をする。
国家が決めた安心安全で、のっぴきならない状態になった人は、侵入制限器具で落下防止されちゃった事による大怪我。
落下防止するけど、器具が壊れない事が前提なので、人体がどうなるかは何も担保されてない。人がケガしても、器具が壊れて国家が訴えられなければ、良し!
テレビの女子アナだって、地方で地震が在ったという報道を、東京のスタジオでドカヘルを被る。神妙な顔をしていかにも対策しているというポーズというか、そういう姿勢を見せる事が重要と思ってるのだろう。
それは飛来物から保護されるけど、ソコで必要有るのか〜?
ヘルメットを被っていれば安心安全っていう幻想を信じてるようだけど、飛来物だけじゃないからね。自分が転けて頭を打った衝撃は守られないかもよ。穴は空かなくても側面を強打したらダメかもしれないよ。命綱を着けていても落ちたらダメだからね。
それは落ちないための侵入制限だからね。
そういうコトをチャンと正確に伝えてない事が、伝えない事が安心安全だからね。
高所樹上作業で日本の法規に準拠するつもりなら、ロープ高所作業特別教育を受けて、フルハーネス型墜落制止用器具の規格を守って、チェンソー安全教育を受けて、ドカヘル被んなきゃダメだからね。
儲かりそうな規格だけはレスポンス良く改訂されるね。
墜落防止装置のナンバーワンブランドのツヨ◯ンとか使わないとダメだからね。
そうじゃないと安心安全にならないからね。
ペツルとかエーデルリッドとかクライミングテクノロジーとかの道具使ったら日本の法規には準拠し難いからね。
(一部出来るものも有るけど)労・検のマーク入ってないとダメだからね。
私は15年以上前に泊であるエリアに山菜採りに入ってしまったジジイが、口封じに家建ててもらった人知ってるけど、大きな事故があった後でも10年以上経っても、相変わらず柏崎でも侵入できるらしい。テロ対策と言いながら動いてないシステムを傘に国民を騙し続けている、そんなお仲間の作った法規を遵守するつもりは毛頭ない。
気合と根性のある人は、ツリーワークなんていう色気を出さずに、気合と根性で生き続けてください。あなた方の気合と根性の上に載せるセーフティは有りません。
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