2021年4月19日月曜日

ワークショップ2

前回に引き続き次のワークショップ。
ハシゴや脚立じゃなく、スローラインを投げて、実際に木に登ってみよう!


生憎外は雨の荒天なので、
本当は実際に木に登ろう!
って訳だったが、
外はちょっと適切じゃなく、
条件と状態を鑑みるのが、
自然を相手にする作業なんで、
こんな日はしょうがない。
室内で今後に活かせる
Tipsや考え方を
実践形式で色々紹介する。

スローラインは外で投げるのが一番だが、木を相手にすると、みんな判りやすく他の人にぶつからないように、バラバラに散らばって投げようとするけど、
実際の作業では、電線や通行人を意識して、コールや注意点をシビアに、複数人で同じアンカーを次々に狙う方がタスクに相応しい。
厳しい条件でタイトな目標を確実に仕留める方が、バラバラでやるよりよほど練習になり低い目標で確実にコントロールする方が仕事に適したプラクティスになる。

アホな特殊伐採屋は、自分はスローがヘタで、、、とか言うけど、それは練習してないからだよ。本番を想定したプラクティスをしてないからだよ。
パチンコとかキャプテンフックに頼るやつらは、基本が判ってないヘタクソだよ。
登ることだけがツリーワークだと思ってるよ。だから仕事の二割しか進めないんだよ。

段取り八分。って言うでしょ。
段取りをすっ飛ばしたら、良い仕事なんて出来ないよ。

車通りの多い、周りの通行人に気をつけて、電線に気をつけて、植栽に気を使って、力よりもコントロール優先で、確実に仕留めるつもりで、狭いターゲットで練習してない怠け者だよ。ヘタクソじゃなく怠け者だよ。

セッティングでもトラブルが多い。

ヘタクソだから、ロープスリーブしか使わない。って人間が居るけど、それなロープスリーブで出来るような簡単な仕事しかしてない証拠だよ。
樹上で際どい事をしてない証拠だよ。

少ない耐荷重アンカーを効率良く使って身体を安定させるような事が無いからだよ。
ロープスリーブでは自分のリスクが増えて、姿勢制御が難しいコトを知らないからだよ。
ひとつのシステムしか使ってないから、2系統で片方荷重が抜ける経験が無いからだよ。
アンカーポイントがズレて変な所に気を使わなきゃならない経験が無いからだよ。
スリーブよりも格段にリングセイバーの方がメリットが大きい事を知らないだけだよ。
天辺の際どい所まで行かないから、ストロークを出来るだけ上げたいとか無いからだよ。 自分アタッチメントポイントを出来るだけ下げて、より上に行く事が無いからだよ。
ただロープにぶら下がって、片手でコガルくん振り回してるだけだからだよ。

作業性の向上のために、難しくてもトラブルが多くても、リングセイバーを使うという選択ができない人は、それなりの仕事しか出来ない人間だと思うよ。
だいたいアレはレクリエーションの道具だからね。
そんなモン使ってるのは日本だけだからね。誰かの陰謀か呪縛だからね。
トラブルが多そうな時には、最初にロープスリーブで登って、リングセイバーに架け替える事が多いよ。それほど重要な武器だよ。

脚立やハシゴで行けるポイントでも、スローラインにしてもリングセイバーにしても、低くい所からプラクティスする必要があるんだよ。
ただ低い所で何回も練習するんじゃなく、自分で難易度を上げる効果的なシバリをつけてシミュレーションをプラクティスするんだよ。これは何時でも何処でもできるよ。
そういうコトをやっておかないと、いきなり高い所に掛けようとしても出来ないよ。

高い所はクレーンや高所作業車で行く!っていうアホが居るけど、高所やクレーンで行けない所に行く知識と技術なんだよ!
脚立が届く所は、今まで通りの地下足袋でやって、できない所は高所に頼って、そこからロープを使うって、それがどんだけ自分の都合の良い野望か知らないとね。
いきなり高い所で失敗するだけだよ。
今までどれだけいい加減に危険にやっていたかに気づかないと。
それが高所では出来ない、ちゃんとしたセオリーで基礎から組立ててないと出来ないよ。

すぐ限界が来るよ。

会社がそういういい加減な会社で、無理矢理登らされて危険を感じてる人が居る。そういう人に適切な考え方を伝えるワークショップは本当に楽しい。

そういう点で、30代メインのこれからしっかり始める人たちが、集まってくれた事は非常に嬉しい。若いから飲み込み速いしすぐに上達するし、漢祭の危険な勲章ぶら下げてる、適当に覚えて利用してやろうっていう、飲み込みの遅いジジイは寄って来ないでくれ。
ヤバい特殊伐採の奴らが作った頭がおかしい常識をぶち壊してくれ!
ブレイクスルーじゃ、パラダイムシフトじゃ!

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