2020年12月1日火曜日

コツコツ組み立てなきゃ

アーボリカルチャーは特殊伐採ではない。特殊でも何でも伐採では無い。
これはいつも言ってることだけど、伐る人のことじゃ無いから。
林業より造園に近いと思うよ。
アーボリカルチャーは木を養育する方向だから、伐り倒してはダメだから。
伐り倒さないようにどういう手立てがある考える人だから、伐採じゃない。
伐り倒さなくても、樹木を守れる方法を模索することだから、伐採じゃない。
伐り倒さなくても、登って手を加えられる人だから、伐採じゃない。
伐り倒さなくても、善き方向に仕向けられる人だから、伐採じゃない。

そりゃどうしても伐り倒す必要があれば、しょうがないから倒すけど、倒すことが前提の伐採屋じゃ無いから。


何とか林業ってのは、
材料を生産してナンボの人たちだから、
とにかく伐って倒すことが前提だから、
そういう人たちは伐採なんだろうな。
そういう林業屋が
特殊伐採を行うのはしょうがないけど、
そんないい加減で危険な作業と
ツリーワークを一緒にしないで欲しい。

特殊伐採の人は
ツリーケアでもツリーワークでもない。
生産林業の人に
アーボリカルチャーとかツリーワークって
言って欲しくない。
アーボリストって育樹家とでも言うか、伐採する人とは一線を引いていて、如何に殺さずに養育できるか?がテーマだから、特殊伐採じゃない。前提が伐採じゃない。

生産林業はドンドン機械化を勧めてください。機械を使って効率良くバンバン切り倒してください。そして造林してください。

目的も手段も違うアーボリカルチャーの、見よう見まねでロープに登らないでください。 林業のやり方をツリーワークに持ち込まないでください。

ノットクラフト1つ取ったって、ひとつの方法しか知らないから、厳しい状況で間違ったりテキトーだったりするんでしょ。ツリーワーカーはみんなプラクティスしてトレーンングで練習してるよ。
馬鹿の一つ覚えって感じで、何でもかんでもトップカットしかしない、そのタスクしか知らない、登り方やポジションや吊りを、全て同じ方法に当てはめて無理矢理やるなんてコトはしないよ。
昨日までの方法が危険なら新しい方法を模索するよ。 昨日までの方法を考え直すよ。
速さを求めて危険なヤリ方に手を出さないよ。
まずタスクとの整合性を鑑みるよ。
システマティックな合理性とタスクの方法を選択して、自分の作業に活かすよ。
何でも新しいモノに飛びつく訳じゃないよ。

アーボリカルチャルアソシエーションは、アンポンタンが事故を起こして業界全体のマイナスにならないように、ベーシックを組み立てているよ。最新の技術も紹介しているが、そんなつもりで業界の行動規範を優良作業を推奨している訳じゃないよ。危ねぇコトやらないで、怪我しないようにするために、皆で考えた善き方向を守る作業を推奨してるよ。

気持ちに余裕を持ってないと危険だということを知ってるから。
持てる力を120%引き出して決められた危険作業を男らしく遂行する特殊伐採じゃない。
自分の力の40%くらいで進められるツリーワークだから。
残りは万が一のレスキューに残しておくよ。

作業や方法が危険な訳じゃないよ。
儲けを優先させて、作業員をこき使って、
危険なコトを優先させる経営者や監督を戒めてるよ。
危険を承知しないで、無理矢理作業させることを戒めてるよ。

作業や方法が危険な訳じゃないよ。
それを考えるニンゲンが危険なんだよ。
知ってか知らずか?やらせるニンゲンが危険なんだよ。
カネと時間はかかるけど、楽に効率良く危険少なくヤル方法があるんだから、
そっちの方が良いに決まってる!

コツコツ組み立てなきゃ

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