2020年9月4日金曜日

耐荷重アンカー

耐荷重アンカー(loadbearing anchor)

基本は2人荷重を受け持つ事が出来ると予想されるアンカーのこと。だと思う。


何cm以上なら大丈夫ですか?とか
聞かれても、
まあ何cm以上とかの基準は意味が無い。
一概に太さだけでは判らない要因が多すぎる。

その前に目視の樹木検査をする必要があるし、
そのサイトの調査とか、環境によって
それぞれ違うリスクアセスメントが必要で…
って言う条件をすっ飛ばして、
一概に何cm以上とか言ってるのは愚の骨頂だ。

そりゃ太い方がイイんだけど
そして太さは一時的な目安になるけど
太さだけで耐荷重アンカーを
判断するべきじゃない。

私は太いドロより細いミズナラを選ぶね。
細くても強く、太くても弱いヤツは有る。

いろんな考えの人がいて、その私見した人たち10人が全員大丈夫って言ったら、バックアップと共に登れるかもしれない。でも危ないかもしれない。
ってことを考えながら、登るのが普通なんで、何cm以上なら大丈夫なんてない。

荷重テストを行うことも重要だ。一旦架かったアンカーにしっかり荷重してみる。全荷重試験(Full body weight test)と呼ばれる。
そのフルボディウェイトテストを行こなって、荷重試験の保証(proof loading)を信用する。ダメかもしれないけど。
だからプライマリ/バックアップのシステムになるんだな。

木は絶えず揺れてるし、揺れる事でエネルギーを抜きながら相殺して柔軟に立ち上がっている。だから荷重テストって感じで引っ張ってみて、これは揺れるから危ない!って言うのじゃなく、揺れるのは当たり前で、揺れない木は逆に怖い。
揺れる事より、おかしな揺れがないかをチェックする。
自分の感覚では、大きく風で揺れるようにゆっくりした揺れは問題なく、揺れの振れ幅の最後にプルプルって微動するヤツは危ない。
あと、大丈夫って言って、登り始めたら、前記のプルプルが始まるヤツはヤバい。直ぐ降りて何らかの対策を採る必要がある。

それよっか木の股に2本通して、プライマリ/バックアップにしている人が居るけど、アレの方がイヤだね。それは共有アンカーだから、単独の固有アンカーじゃないからね。

耐荷重アンカーは一部の人たちで、ボムプルーフアンカーって呼ばれてたりする。
爆弾を落としてもぶっ壊れないような強力なアンカーの事。
でも「そのアンカーはボムか?」なんて使い方する人居るけど、ボムって爆弾だからね。そのアンカーは爆弾か?って聞いてるようなもの。逆に危ないアンカーみたい。

そこで荷重テストの件は後ほど。

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