2020年6月2日火曜日

ALARP

ALARP As Low As Reasonably Practicable

アラープ - 合理的に実行可能な限りリスクを低くすること。

ALARPの核となる考え方は「合理的に実行可能な方法の選択」にあり、リスクを制御するために必要なトラブル・時間・お金に対するリスクを比較検討すること。


トラブルを回避しながら、
時間をかけず、金額的にも
見合う作業を確保するために、
リスクが適切に制御されている
という条件の下で
そのリスクを受容する意味で、
決してリスクが許容される
わけではない。
リギング作業では、落下係数が限りなくゼロに近づく方法があるなら、時間と予算を鑑みて方法を選択するべきである。
方法を知らないのは、ただの勉強不足か怠け者。それとも時間と利益を優先させるアホな雇用主か、命知らずの一人親方の態度だよね。
よりセーフティな方法があるのに、入札で他に取られるかもしれないから、手っ取り早く仕事を済ますため自らや従業員を危険に晒す。そんな奴らは自分の命や従業員の命を軽く見ているとしか思えない。第一ケガしたら仕事できないから暫く利益も得られないし、費用だって保険だって、出費も多くなるんだけど、ソコをさておいて、目先の利潤に飛びつく。すげぇな。
知っていながら危険な行為を遂行するのは愚の骨頂。オロカモノの戯れ事だ。

危険と言われる作業だから、登るヤツのギャラが高いとは、あり得ないぜ!

危険を回避できるなら、その方法をプラクティスして、自分の作業の時間を短縮できれば、結果、早く効率良く危険少なく作業が出来るのに、面倒だからやらないのか?

そんな原則すら知らず(知っていながら使用せず)作業を行うのは、残念だね。

最近発表になったICoPでは、盛んに合理的可能なリスク低減が登場する。 まあ当たり前の考えではあるが、こういうことを明文化しないと、事故が減らないのは業界の特性かもしれない。日本では特に危ないコトをヤルのが漢儀で、その命がけの作業が「美徳」だと思っている輩が多いから、そんな奴らは勝手にやってくれ。でも私はそれができないしイヤだし、結局のところ命がけは遅いし、良いトコ無いと思うんで、
ICoPをベースに、自分なりに解釈したMYCoPを作っている。

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