2020年5月12日火曜日
秋の逮捕
グーグル翻訳は最近
賢くなっきているが、
相変わらず、
[fall arrest]を
「秋の逮捕」とか
言ってくる。
何かを訳す時、そこは、
「フォールアレスト」に
まとめて変換すれば良いから
問題ないが、、
墜落制止用器具とかは、
怪しいね。
アレストって意味は、一般では
心拍停止 [cardiac arrest] や、犯人逮捕 [criminal arrest]で使われるから、かなかな高所作業の墜落には結びつかない。
そしてこれを「墜落制止」とか「落下停止」とかに日本語に訳すと、とたんに意味が不明瞭になる。これは落ちなくするのか?落ちたときに止めるのか?落ちたエネルギーから身体を守るのか?判らない。
保護 / 防護 / 防止 / 予防 / 阻止 / 捕捉 / 拘束 / 制止
これらの違いを明確に定義できる人は居るのかしら?
だいたい何となく「安全」みたいな、感覚の人が多いし、これらを全部ミソもクソも一緒に捉えてる人も多いと思う。私も判らない。
プロテクションは、どれに相当する?
プリベンションは、どれに相当する?
アレストは? レストレインは?
全然判らない。
日本の規格では「墜落制止用器具」ってのがあるけど、コレは一体 fall protectionなのか?fall preventionなのか? fall arrestなのか? fall restraintなのか?全く判らない。ロープ高所作業特別教育の有資格者なら判ると思うけど、私は資格を持っていないし、この墜落制止用器具の意味が判らない。
え、フルハーネス着けてれば、落ちても安全で大丈夫何でしょ?
って聞かれたことがあるけど、その方の墜落制止用器具が、見ても私には意味が判らない表示があるだけで、EN規格ならそのナンバーで、表示規定やパフォーマンス評価や試験方法や動作条件や禁則が判るけど、何に対応した、どんな基準を全うしたモノなのか?理解できなかった。
大体フルハーネスって何よ?
すこぶる危ないハーネスの略か?
フールハーネスか?
その定義を理解している人はどのくらい居るんだろう?
ハーネス型安全帯って、宙つり状態でも着用者の姿勢が「逆さま姿勢」にならないらしく、ってそれじゃレスキューで使えねえじゃん。
なぜ、フルハーネスなのかっていうと、胴ベルト型安全帯よりリスクが少ないらしい。墜落時に衝撃が少ない安全帯を強く勧めて指導しているようで、これはウンコよりハナクソの方が汚くないって理屈だと思うが、こんなんで死亡は減るかもしれないが、再起不能の事故は減らないよ。死んだら雇用側は一杯お金がかかるけど、死ななかったらそして間違った使い方してれば労災の適用になら無いから雇用側も損しない。
これじゃ、「安全帯」や「胴ベルト」と殆ど変わりが無いじゃん。
そしてその教育がマストで、寝てても貰えるありがたい国家資格だからな。
事故を減らすんじゃなく、権益団体が儲かるための国家資格だよな。
よくこんな基準に則ってる!って胸を張れるよな。
私はイヤです。
日本のフルハーネスと EN361のフルボディーハーネスは全くの別物です。
日本の規格がEN規格に名前を寄せてきただけ。
基本はレストレインみたいだけど、ショックアブソーバー付きのランヤードを使えばフォールアレストにもなる。ただし条件と状態によるんだけど、間違った使い方したら労災は効かないからね。労災は、雇用主と権益団体のための保険だからね。労働者の危険回避じゃないからね。
その機能も不明瞭で、多くの人が、このフルハーネスは墜落しても安全って考えている。
「安全」って何よ?
そして最近世界では、不明瞭な「安全」Safetyは使わない方向に動いている。
セーフティって、その人個人の感覚で違いがあるから、仕事上は使わない。
安全だ〜って言って落っこちる人居るんだろうな。
確認が必要な場合や、危険回避の助言には「クリア」を使うようになってきてるぜ。
どん日本は世界から置いていかれるよ。
「墜落制止用器具」って「秋の逮捕」のニュアンスとそう変わりない。
秋の逮捕って言われても、使う人がクリアにすれば意味は通じるっしょ。
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