2017年3月5日日曜日

AZTEKのロープの入れ替え

以前ニュージャージーの友だちが「近所でアーボリストのイベントをやってる。シェリルが大きなトラックで来ているよ」と連絡をもらい、オーバーストックなんかを破格で売ってるらしく、写真を送ってもらったので、思わず飛びついてしまいました。そして、タグを外してUSED!って書いて、船便で送ってもらった。
しか〜し、16strandロープがめちゃくちゃスリッピーで、プルージックも滑るし、なんか触った感じもヌルヌルしていた。
一応カスタマーサポートに、ヌルヌルだけど問題あるんじゃないの?ってメールして(端的な英語で書いたんだけど、表現が直接的で感じ悪かったらしく、直ぐさま怒らないでって連絡が来て、殆どクレーマーだった)親切丁寧に説明があった。
ロープ製造過程でトリートメント?が残ることがあるので、しっかりと水に浸けて良くすすいでね。それでもダメなら交換します。と。(しかしニュージャージーで買ったものだから....)ということで、一週間くらい水に浸けて(信じられないほど水が白濁した!)それから良くすすぎ、しっかりと絞って影干したら、、、これがもうバッチリで、握った感じも風合いもしなやかさも、プルージックの効きも申し分なかった。
そこで以前から私の友だちには、ロープは買ったらまず洗った方が良いよ!って言っていた。先日別の知り合いから同じような話しを伺い、やっぱりそうなんだなぁと実感した。
前置きが長くなったが、新品のロープはまず水浸けしてすすいだ方が良い。

そして、まだ使えるもののAZTEKのロープが外皮と内芯のズレが起きやすくなり、そろそろ換え時かなぁっと思っていた矢先に、機会がありスターリンのAZTEK ROPE KITを手に入れた。
恐らく前のと同じ状態かなぁと思い、記録を残したので紹介します。



新品、素敵!

50 ft. Edge Restraint rope
44 in. Travel Restraint cord
9.5 in. Ratchet cord (light)
9.5 in. Ratchet cord (dark)


触った感じはそれほどスリッピー
じゃ無かったけど、
まあ儀式みたいなものだから
水にドブ浸けして24時間放置。


24時間後浸けた水が、
かなり白濁してきた。
実際やるとびっくりするほど。
今でこそ必ずやってるが
この白濁を見ちゃうと
以後は必ずヤリたくなる。

猫も興味津々。


48時間後はこんな感じ。
もう米のとぎ汁並みに白濁。
トリートメントなのか?
マシンオイルなのか?
この液体、成分検査してみたい。
誰かやってくれないかなぁ。


そしてプルージック脱水。
ある程度水気を取って
アンカーに固定。
プルージックをセットして
やさしく軽くしごくように
水気を抜いていく。
冬にやることじゃない。
寒い。冷たい。


そして完全に乾くまで陰干し。
新品は大事に汚さないように
使うって人もいるけど、
どうしたって
汚れて洗うことに
なるんだから、
最初に洗ったって
良いじゃないか。ロープだもの。


乾燥後もう一度プルージックで
外皮と内芯を馴染ませる。
何かコレやった方が
ズレが起きにくい感じするんで。
カーンマントルもそうだけど
ダブルブレイドは確実に
やった方が良いと思う。


コレまでのヤツと比べて
長さチェ〜ック!
どんだけ、
パーマネントエロンゲーションが
起きるのかな?

でも実際は、新しいロープの方が
長かった?
まあ50ft.といっても少し長いんだろう。


ちゃんと測って50ft.の所を
基準にすると、
新しいロープは2.5ft.ほど長く
それ基準で古いロープの
Pエロンゲが1.5ft.ほど伸びた
コトになるけど実際は判らない。
次に新しいロープのする時に
正確な恒久伸びが判るだろう。


そして、再構築。
あ〜すっきりした。
経験だけど
ズレも起きにくい感じ。
キンクやズレは起きた直後に
洗ってコレすると
寿命も延びる?っと思う。
みんなもやった方がイイぜ。


AZTEK Elite reissued

そして、今までのロープは
ノットの練習用にカット!
と思ったが、プルも活きてるし
ちょっとしたアイデアがあり、
また後日。
■ 新品の購入時 ロープの製造上ファイバーをまとめるレイド行程のトリートメントやブレイディング行程でテンションをかけながら機械で編むために使われるオイル等が少なからず残存します。これはロープにとって害となる素材ではありませんが、カーンマントルやダブルブレイドの二重構造のロープは、外皮と内芯のズレが起こりやすくなる原因でもあります。
新品のロープを購入した場合には、洗剤を使わずに水に24時間以上浸けてから軽くもみ洗いしてよくすすぎ、ミルキングしながら水分を切って日陰干しします。最初の洗浄を充分に行うと、外皮と内芯のズレが起きにくいと言われています。

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