2017年3月24日金曜日

ナノ的なヤツ

先日入れ替えたAZTEKのロープ、確かに外皮と内芯のズレでミルキング後に裁ち落としたりしたんだけど、まだ実用に問題ない程度のヤレなので、どうしたものかなぁと、折角だし、ナノ的なモノを作ろうと、アイ側の8mほどをカットして、ラチェットプルージックをそのまま使い、ギャングドの3:1Z-CDにしてみた。
AZTEKのオムニプーリーは36kNで双方に9kNx2で、マイクロプーリーは31kN表示で双方に7.75kN程度。倍力装置としてだから、動荷重が起きない前提で、775kgで 3倍かかるとして250kgMAXかな。5倍力組んだら155kg。



まあ、エスケープユースなら
大丈夫でしょう!
ということで、
セットをフィックスしたいし、
カラビナをかける可能性が、
大いにあるので
コネクタはマイロンにして
[ミニマムエスケープキット]を
構成しました。


樹上で何かの荷重を抜く必要がある時や
アンカーを固めたい時のバックタイ。
もちろん、パーソナルエスケープ用として
小型の倍力装置はイケてる。
CDで折り返しても、180cmくらいは
充分に使える長さ。

自分を持ち上げてみても、
軽い軽い、3倍力上等だぜ!
ラチェットプルの操作がCD側なので、
セットする時に注意が必要。


リボルバーとカラビナを使って
5倍にチェンジできる。
引き上げの距離が短くなるけど。

例えば、システムがジャミングした
ビクティムに対し、ガチョンとセットして、
150cmくらい登って、Vロープに
アンカーをとる。
引き上げて→ヌンチャクでつないで→
荷重をもらって→Vロープを解除して....
バッチリです。


なんと言ってもこの大きさ!
W15xD11xH8程度のサイズ。
これならハーネスにいつも
下げても良いくらいのサイズ。
マムートのRESCYOUは
コンパクトでイイけど
対象のロープが7/16はムリ。
ちょっと使えないんだよな。

本家AZTEKと比べても
こんなに小さい。
まあ、ユーズドナンバーは
10くらいしか無いけど、
コレは使えるシロモノだね。
8mmコードって
いろいろ可能性があるし、
アラミドとかも出てきたし、
夢が広がります!

2017年3月20日月曜日

水場の鳥



いつもの所が動脈硬化なので
久々に大きな河原へ。
上空をカモの群れが飛んた。
のでそっちの方へ向かう。


すると、
雪が落ちかけた水たまりに
多分200羽以上が集まってた。
オナガガモが中心で
ヒドリガモ・コガモ・マガモ・
カルガモなどが集っていた。


今年初のアオサギや
良く確認できなかったが
カイツブリっぽい
小ちゃいヤツも居た。
近くの田んぼには
ハクチョウもいて今年初。


少し離れた別の水たまりには
オオバン・カイツブリ
カワアイサ・
写真じゃ判らないが
藪の中にヨシガモもいた。


そしてこの沼じゃなく、
夏場は干上がってしまうけど、
雪解けに水たまりになる所には
ミコアイサがやっていていた。
3つがいがのんびりウロウロ。
やっぱり種で集まるのかな?


ミコアイサは正面から見ると
オークリーのサングラスをしているようだ。
可愛いけど、ちょっとガラが悪く見える。
でもカッコいいねぇ。


ガラの悪いヤツらが3羽集まって
何か良からぬ相談をしている。

ように見えなくもない。


空ではオジロワシがグルグル。
ジッとしていると
どんどん近づいて真上にきた。

林の中でどっかり腰を下ろし
五月蝿いコトじゃなく
ちょっと歩いたら
面白いものにいっぱい出会えるのに。

残念!

動脈瘤問題

近くの防風林は適当に放置されたおかげでイイ感じに自然が再生され、そこを拠点にしたり移動する生き物の回廊になっている。
深山から丘を経て大きな川をつなげる回廊。
ギュッと絞り込んでいる道なので、生き物たちに遭う機会も多い。だからなのか?最近目にあまる人たちが来るようになり残念だ。自分もそんな防風林を楽しみにしている1人だが、一応自分なりの関わり方を考え迷惑にならないような行動を心がけている。
先日の朝、防風林をワシワシ歩いて丘まで行く途中、クマゲラの番に会った。鳴き声や気配があったのでジッと動かず木陰で待ってたら、目の前を通り過ぎて川の方へ渡っていった。定時運行って感じで同じ時間帯で同じ方向に移動しているので、恐らく個体識別もできている。川の方で昼過ぎまで河原をウロチョロしてまた同じルートで山に帰っていく。
ところがその日は小一時間で山の方へ戻ってきた。その時自分は丘の上に居たので、鳴きながら防風林の上を戻ってくる番の姿を見た。
軽く2時間ほど歩いて自宅近く戻ると、多量の車が路上駐車していて、多量の人が防風林を寸断するようにバズーカ砲のようなカメラを構えて集まり世間話や自慢話でガヤガヤやっている。椅子やテーブルまで持ってきてるヤツも居る。
まあこれじゃあクマゲラだって通りたくないわな。一度や二度では無く最近は毎週末こんな感じ。今週は連休なので3日連続。そしてゴミは捨てるし、う◯こはするし、やりたい放題である。せめてキジ撃つなら土まで掘って埋めろや!
以前大雪が降ったときそのエリアに近づいたキツネやエゾクロテンが明らかに踵を返して戻って行っく足跡になっていたり、そのエリアで寸断されて流通が滞っている。

防風林を自然の血管とするとまさに動脈瘤である。

自然や生き物が好きなんじゃなく、ただ被写体として動物のねぐらを狙っている。出てくるまではワイワイやってる。こういう写真屋は最低だ。本当にイラっとする。 狙った芸能人の自宅を取り囲み兵糧攻めで出てくるのを待って写真を撮るマスコミと何ら変わらない。
そんなヤツらが「北海道の自然」みたいな写真を紹介していて「この写真を撮るのはもの凄く大変だった」みたいな苦労話をしたり、自然を愛する写真家みたいな扱いだったりする。そういう写真はポートレート的な記念写真といった感じだし、第一生き物の目が死んでる。定年退職して時間を持て余し趣味が嵩じて撮る写真は孫の運動会だけにせよ!虫唾が走るゼ!
私も大好きな写真家が居るんだけど、貴重な出会いを求めていても、自然の一部として生き物を扱うし、活き活きした瞬間を切り取る。そういう写真とはデキが全く違う。
ダメとは言わないが、デバガメ写真屋さんよ、もう少しなんとかならんモノかなぁ。


今日は15台並んでいた。

2017年3月15日水曜日

LanyardPin rockD

LanyardPin rockD / rock exotica
ランヤードのコネクタは絶対にメジャーアクシスになるように工夫する必要がある。コーナートラップとかラバースリングキーパーとか、まあそういうので固定するのが普通だけど、どうしてもカラビナが「立つ」ようにしにくい。自分ではダブルブレイドでキャプティブにキツめにアイスプライスしちゃうんだけど、こういうランヤードピンのカラビナであれば、絶対にマイナーアクシスにならないからイイんじゃないかなぁ。
他にも似たようなモノはあるけど、ロックエキゾチカのランヤードピンカラビナは30kNなのが素敵!



「ピンは止めねじで保持され、
取り外し可能です。」って
書いてあるけどヘキサの径とか
トルクとか何も載っていない!?
これってドウなんでしょう?
各使用の前にピンが固定されて
いることを確認してください。
ってことで良いのか?


見た目の大きさは、RockDと変わらないけど
持った時のフィールと存在感がハンパない。
厚みが全然違う。さすが30kNですね。
見た目アルミアロイじゃなく、
G-useのスチールと同じフォルム、でも軽い。
ランヤードでは、スナップロックや
キャプティブアイのカラビナとか、
絶対にコネクタが回ってマイナーアクシスに
ならないようにする必要はある。
絶対にだ!
そこんトコが、
カラビナで解決されるのは大変ありがたい。
でもリスクとしては、通常のカラビナのように使っちゃダメだぜ!まあそうだろうよ。ピンがあるから掛けた物は絶対にナローエンドに載らない。ということはスパインに載らないし、強度も満たさない。でも基本的に付けっぱなしにするから、通常のカラビナと混ざることはないけど、たまにとんでもないミスをするのがヒトだからね。


素敵だよ!
LanyardPin rockD
rock exotica

キバシリ


幸せな気持ちにしてくれる鳥って、
幾つかいるんだけど、
その中の1つ、キバシリ。
コイツに会えると、一日良いことがありそう。
何処にでも居るんだけど、
近所ではあまりお目にかかれない。
鳴き声は聞くんだけど上手く見つけられない。
何か相性みたいなものがあって、
よく観られる鳥とそうじゃないものが居る。
だからこそコイツに会うと余計嬉しい。
名前が良いよなぁ。キバシリ。
樹の上を走ってみたい。

2017年3月14日火曜日

パンタン_ゴム



パンタンのウェビングがもう限界に近く
クタクタになってきて、
だんだんズって緩くなる。
登ってる最中に、ズレてくると
ウモ〜っ腹が立つ。
上じゃ上手く直せないし、

まあ、新しいベルトを買えば良いのだが、
ビナの回転止めのラバースリングキーパーを
ムリヤリはめてみたら、案外調子がいい。
ゴム最高!


調子に乗って、粗くガツガツ使っても
ズレ知らず。
何で今までコレやらなかったんだ。
気持ちがいいので、
細くて良く揺れるヤチダモに登って、
ゆらゆら。


気分がいいので、パノラマ撮影
コレはどういう風に表示されるんだろう?

象さん?





大分雪解けも進んでいるけど、
先日ドッチャリ降った後に
アカエゾに残った雪が、
パォ〜ンって言っていた。

鳥に会いに行っても
なかなか会えない時は
雪を見るのもイイねぇ。

2017年3月6日月曜日

クマゲラの求愛?

天気が良いし雪も固まってきたので
スノーシュー無しでワシワシ林に入っていったら
不意にクマゲラが2羽飛んできて
10mほどの所にとまった。
明らかにコッチのことも気づいてると思うが
それどころじゃない感じで
何か変な動きをしている。




じつは家を出る時に
ちょっと変わった鳴き方で
飛び去って行ったのを
見たのだが、
逆方向だったので
気にしなかった。

暫く歩いて
家の近くに戻ってきた時に
これだ。
下のヤツは上のヤツを見入って
2羽で首を伸ばしたり、
反り返ったり
呼応してパタパタやっている。

これはやっぱり
求愛なのか?

でも何でわざわざ
近づいて始めたんだろう?
見て欲しいタイプなの?

求愛行動ですかね?

2017年3月5日日曜日

AZTEKのロープの入れ替え

以前ニュージャージーの友だちが「近所でアーボリストのイベントをやってる。シェリルが大きなトラックで来ているよ」と連絡をもらい、オーバーストックなんかを破格で売ってるらしく、写真を送ってもらったので、思わず飛びついてしまいました。そして、タグを外してUSED!って書いて、船便で送ってもらった。
しか〜し、16strandロープがめちゃくちゃスリッピーで、プルージックも滑るし、なんか触った感じもヌルヌルしていた。
一応カスタマーサポートに、ヌルヌルだけど問題あるんじゃないの?ってメールして(端的な英語で書いたんだけど、表現が直接的で感じ悪かったらしく、直ぐさま怒らないでって連絡が来て、殆どクレーマーだった)親切丁寧に説明があった。
ロープ製造過程でトリートメント?が残ることがあるので、しっかりと水に浸けて良くすすいでね。それでもダメなら交換します。と。(しかしニュージャージーで買ったものだから....)ということで、一週間くらい水に浸けて(信じられないほど水が白濁した!)それから良くすすぎ、しっかりと絞って影干したら、、、これがもうバッチリで、握った感じも風合いもしなやかさも、プルージックの効きも申し分なかった。
そこで以前から私の友だちには、ロープは買ったらまず洗った方が良いよ!って言っていた。先日別の知り合いから同じような話しを伺い、やっぱりそうなんだなぁと実感した。
前置きが長くなったが、新品のロープはまず水浸けしてすすいだ方が良い。

そして、まだ使えるもののAZTEKのロープが外皮と内芯のズレが起きやすくなり、そろそろ換え時かなぁっと思っていた矢先に、機会がありスターリンのAZTEK ROPE KITを手に入れた。
恐らく前のと同じ状態かなぁと思い、記録を残したので紹介します。



新品、素敵!

50 ft. Edge Restraint rope
44 in. Travel Restraint cord
9.5 in. Ratchet cord (light)
9.5 in. Ratchet cord (dark)


触った感じはそれほどスリッピー
じゃ無かったけど、
まあ儀式みたいなものだから
水にドブ浸けして24時間放置。


24時間後浸けた水が、
かなり白濁してきた。
実際やるとびっくりするほど。
今でこそ必ずやってるが
この白濁を見ちゃうと
以後は必ずヤリたくなる。

猫も興味津々。


48時間後はこんな感じ。
もう米のとぎ汁並みに白濁。
トリートメントなのか?
マシンオイルなのか?
この液体、成分検査してみたい。
誰かやってくれないかなぁ。


そしてプルージック脱水。
ある程度水気を取って
アンカーに固定。
プルージックをセットして
やさしく軽くしごくように
水気を抜いていく。
冬にやることじゃない。
寒い。冷たい。


そして完全に乾くまで陰干し。
新品は大事に汚さないように
使うって人もいるけど、
どうしたって
汚れて洗うことに
なるんだから、
最初に洗ったって
良いじゃないか。ロープだもの。


乾燥後もう一度プルージックで
外皮と内芯を馴染ませる。
何かコレやった方が
ズレが起きにくい感じするんで。
カーンマントルもそうだけど
ダブルブレイドは確実に
やった方が良いと思う。


コレまでのヤツと比べて
長さチェ〜ック!
どんだけ、
パーマネントエロンゲーションが
起きるのかな?

でも実際は、新しいロープの方が
長かった?
まあ50ft.といっても少し長いんだろう。


ちゃんと測って50ft.の所を
基準にすると、
新しいロープは2.5ft.ほど長く
それ基準で古いロープの
Pエロンゲが1.5ft.ほど伸びた
コトになるけど実際は判らない。
次に新しいロープのする時に
正確な恒久伸びが判るだろう。


そして、再構築。
あ〜すっきりした。
経験だけど
ズレも起きにくい感じ。
キンクやズレは起きた直後に
洗ってコレすると
寿命も延びる?っと思う。
みんなもやった方がイイぜ。


AZTEK Elite reissued

そして、今までのロープは
ノットの練習用にカット!
と思ったが、プルも活きてるし
ちょっとしたアイデアがあり、
また後日。
■ 新品の購入時 ロープの製造上ファイバーをまとめるレイド行程のトリートメントやブレイディング行程でテンションをかけながら機械で編むために使われるオイル等が少なからず残存します。これはロープにとって害となる素材ではありませんが、カーンマントルやダブルブレイドの二重構造のロープは、外皮と内芯のズレが起こりやすくなる原因でもあります。
新品のロープを購入した場合には、洗剤を使わずに水に24時間以上浸けてから軽くもみ洗いしてよくすすぎ、ミルキングしながら水分を切って日陰干しします。最初の洗浄を充分に行うと、外皮と内芯のズレが起きにくいと言われています。

シジュウカラ_ストライク


家で仕事をしているとき、ガッ
って窓にぶつかる音がして、
慌てて外に行ってみると...
シジュウカラが雪の上にいた。
頭を動かしてるので大丈夫だが
このまま冷えるとヤバいので
いつもは暴れるまで、
段ボールを被せておくのだが、
今日はこの距離まで近づいたら
飛んでいったので、大丈夫。

2017年3月3日金曜日

スプライシングノート

SPLICING NOTE
スプライスはノットによる強度低下やカラビナの回転を抑制するなどが目的で、そこにリスクを感じる人の思考の先に存在します。道具は手足の延長で、手足は思考の延長です。数多の道具が存在しているということは、それだけ思考の数があると思います。
一度で巧く行く人、最初は巧く行かないけど自分なりのデータを集め巧くできるようになる人、何度やっても巧くいかない人。スプライスは必須の技術ではありませんし、人によって向き・不向きがあると思います。



スプライシングノート
紹介するデータや手順は、個人的に答えに
近いと思われる事象をまとめたものです。
万人が手軽に簡単にできるとは
思っていませんし、
必ずしも正解ではありません。
各人が試行錯誤して、
より良い自分の方法を見つけられる
一助となればと思っています。
玉石混合の「玉」であろうと思っていますが、
ある人にとっては「石」かもしれません。

そして「スプライシングノート」
発売に併せてサイトもリニューアルしました。

satoc books

2017年3月1日水曜日

春はもうすぐ



天気がよかったので、スカウティング。
雪原に何やら固まりを見つけ
おやっと思って近づいてみると、
フワッと舞い上がった、ノスリ。

食事の邪魔をしたかな?っと跡を見たが
何もない。何もない雪の上でジッとしていた。
猛禽は格好良いなぁ。


今年は去年まで程ウソに出会わないが
ときたまヒッヒッって聴こえる。
あのやさしい声を聴くと
まあ様子をうかがってみたくなる。
コロンとしたボリュームのある姿体が
素敵だぜ!


ヒガラもあまり見ないので
たまに出会うと、見入ってしまう。
忙しくアカエゾの枝先を動き回る。
このダークトーンの(本当は汚れてないが)
薄汚れたイメージの姿がそそられる。


ゴジュウカラがフィーフィー言ってるので
探ってみると、
2羽で穴から出たり入ったり。
家族が増えるんで新居の物件探し?

春は確実に近づいている!

ユキホ



そして今年は、河原にユキホちゃんが
やってきてるんで、穏やかじゃない。
かなり色めき立っている。
毎年少なからず初認の鳥は居るのだけど、
それでもやっぱり憧れの鳥がいて、
(適当に近所にしか行かないので)
偶然通りかかった道で出会っちゃうと
まぁテンションが上がる。
あんまり良く分んないけど、いつも同じ
道端で田んぼから飛んできた米を突いてる。

エナガ



今年は庭に随分エナガがやってくる。
ケヤキの影からヒョッコリ顔を出した。

いつもの年は、
シジュウカラとハシブトガラが同じ数くらい
やって来るんだけど、今年はハシブトは
あまりやってこない。
エゾリスもあまり見かけないし、
でも、エゾクロテンはよく会える。

長年観察していると年によって様子が変わる。