2014年4月5日土曜日

海鳥



諸用で日本海側を北上した。
小さな漁港が見えてくると
波間に揺れる黒いツブを
目を凝らしてサーチしてしまう。
波が高く風が強いと
珍しいのが港に入ってることがある。
何となく集まってるのはシノリガモ、
ぽつぽつ散けてるのを見つけると
フラフラと寄ってしまう。



ここでお会いしたのは
ビロードキンクロ。

今まであまり縁がなく
遠くで、ソレかなぁ?っと
思うことはあっても
あまり近くで見たことがない。



水鳥は近寄っても、す~っと
離れてしまうことが多いけど
あまり警戒しないのか
のんびりユラユラ漂っていて
よ~く観察できた。
白い三日月の隈取りが
凶悪そうなイメージだけど
近くで見るとユーモラスな
表情に見えて可愛い。



盛んに潜水を繰り返すヤツも居た。
一度潜るとなかなか現れず
結構離れた所にポコッと出てきて
ターゲットを絞りきれない。
ベタッと水面にへばりつくような
フォルムがウミスズメ系のよう。
動かずに見ていると、
嘴の根元にデッパリがあるし
冠羽やヒゲっぽいのも見える。



予想して所じゃない所に
ポコッと出てきて、すぐまた潜る。
水面に目を凝らし現れるのを待つと
思いのほか近くに出てきて確認。
ウトウだった。

こんな所でウトウに会えるとは
思っていなかったのでびっくり。



港の浅瀬まで寄ってきて
水中に潜る瞬間を見ていたら
まるでペンギンのようだった。
ウトウを見るといつも思うのだが
夏羽の時に嘴の突起があるらしく
冬羽では無い。
無いというのはへっ込むのか?
取れるのか?
キングペンギンの嘴片のような
ものなら、ソレを
是非手に取ってみたいものだ。



遠くで良く判らなかったけど
カイツブリの仲間も居た。
粘って見ていたが、近づいてくれず
判断がつかない。
ハジロカイツブリかなぁ?
1羽は冬羽で1羽は夏羽に換羽中
いつも一緒に並んでいるから
多分ツガイだと思うけど、
雌雄で換羽時期がズレるのかなぁ?



あとウミアイサ。
コイツも遠かった。
胸というか肩の所の
格子状の模様が好きなんだけど
そこまでちゃんと見られる距離に
近づいてくれない。



ウミウも婚姻色になりつつある。
一見地味だけど、
ウミウの羽根はツヤツヤで
光の加減で緑色や紫色がかって
見えるときがあり、素敵。
特に婚姻色の時に目立つようだ。
ケツの白も何か好きだなぁ。
だんだん春になってきて嬉しい。


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