2013年4月25日木曜日

実践トレーニング


十勝岳連峰が目の前に広がる
広い大地でアーボな仕事をやった。
一見そのまま伐倒できそうだけど
実は下にサクランボの幼木がある。
チェンソーテクニックがある人なら
なんとか巧く倒せるのだろうが
私に無理だし、知り合いだったので
トレーニングを兼ねて行った。

15m程のポプラが3本ということで
割りと簡単に考えていたが
株立ちしていて、
一株から5本ほど分かれており
物量は多くないけど手間がかかり
細いのでアンカーが採り難い。

前には十勝岳連峰、
横には北の峰から芦別岳、
眺めは最高。
風の流れが激しいので
天候が刻々かわる。
時折激しい吹雪になり
なかなか作業がはかどらない。

一番頑丈そうで高めに採れるアンカーを
ブロッキングアンカーにして
そのアンカーで他の4本を降ろす。
トップはバットタイで
樹冠がサクランボに当らない高さで
2カット目はチップタイで
リフティング気味に降ろす。
最後に残ったブロックアンカーは
トッピングカットで刻んで降ろす。

ミスマッチ・ヒンジ・ドロップ・
スイングカットにスナップカット
ノッチの種類を変えてみたり
いろんな降ろし方を試せたので
すごく勉強になった。
しかし、チェンソーテクの未熟さを痛感。
いい案配でバックカットしていると
突然もの凄い突風でツルが切れたり
複雑に揺れる数本の動きの読みが甘く
いつもより多めにツルを残し
最後はハンドソーでっと思っても
疲れてくると判断も鈍る。

セットとカットがひとりだったので
何度も昇り降りをくり返し疲れたけど
ベーシックな知識が有れば
経験の有無はあまり関係なく
急造チームでもそれなりに作業できる。
今回はグランドコントロールを
師匠にやってもらったが、
巧く行った時の感じは一入。
ありがとうございます。

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