2013年2月27日水曜日

モノマガジン別冊

MONOマガジンの別冊でワールドムックという雑誌がある。
その本で「ロープの力」という企画があり、以前作ったツリーイングのノット本を紹介したいと連絡があった。斬新なデザインとマニアックな視点で私も何冊か持っている本だったので、お願いしますということになり、企画書を見せてもらうと、様々な仕事場で多岐にわたる働きをする…という内容だったので、もちろんスタティックロープを使った仕事もあるんですよねっと、牽制してみると、知らないので詳しく教えて欲しいということになり、いろいろ説明していると、編集長自ら北海道にまで会いにきてくれた!
レスポンスの良さと情熱に感服し、ノリノリで話をすると、これは面白いことをやっているヤツがいるもんだとばかり、ツリーイング含めて別の雑誌でも大きく取り上げたいということになり、関東に取材と撮影のために行くことになった。これはまだどういう形になるか判らないが、そのうち紹介されることになる。

そんなこんなで、
コラム程度の紹介だったのが、
3ページ見開きの特集になり、
レスキューやアーボリカルチャー等
今までいくつか作った
ロープノットなどのテキストも
併せて紹介するようなことになった。
書店やモノショップで25日発売です。
興味のある方は是非!
記事の内容は紹介した時点のコンセプトをまとめた内容で、どうも巧く伝えきれていないところもあるし、恐れおののき赤面し実に申し訳ないコトではあるけど、まあ、紹介してくれるんならヨシとします。いろいろ快く承諾していただいた方やお手伝いをいただいた皆様、本当にありがとうございました。

2013年2月25日月曜日

ダイヤモンドダスト


太陽が昇ってちょっと経つた辺りが
一番気温が低い。
今日は雲のすき間からほぼ一点に
陽が差し込んできて、
背景の建物がアレですが
地表近くのダイヤモンドダストが
キラキラ反射して
何とも不思議で綺麗な現象になった。

2013年2月19日火曜日

ハイタカの猟り


今年に入ってちょくちょく姿を現す
ハイタカ。
小鳥達が集まる庭は格好な狩り場
剪定したサクラの枝が
お気に入りの定位置。


そしてニオイヒバに勢い良く
突っ込んで行く。
隣家との境界の生け垣で薄いので
突っ込んで抜けてを繰り替えし
ついに捕まえた!
いつもすぐ飛び去るけど、
今日は角度的に雪面で押さえ込む。
私が見た限り4度目の猟り成功。
かなり高確率で獲物を捕らえている。

ルパン?


積雪彫刻なんて大したもんじゃないが
雪が積もってるのを見ると
なんかやってみたくなる。
ちょっと聞かれたので過程を紹介。

まずは手の届く幼木に積もった
雪の形を見て、想像する。

これは人の顔っぽく見えたので、
とりあえず「顔」というだけで
削ってみる。


顔みたいなものを考えて、
その辺に落ちてる枝で
こそぐように削っていくと
だんだん、何かに見えてくる。

そしてこの辺りから
アレを作ろうと意識しはじめる。


フワッと積もった雪では難しいが
積もって半解けで固まって
また積もって固まってを繰り替えした
雪は意外に丈夫で面白いように削れる。

削りながら、ちょっと離れて見て、
また削りを繰り替えす。

途中で変な削り方をしたり
雪が崩れたら、発想の方を修正して
場当たりで削って行く。


ルパン三世のできあがり。

また人工物だ!
アニメのキャラとかは作りやすい。

放っておけば解けてなくなるし、
アボリジニの砂絵みたいに
残らない儚さがイイ。

2013年2月15日金曜日

ツグミ


ツグミが僅かに残ったキハダの実を
食べに来ていた。
ツグミを見るのも久しぶり。


冬の鳥達に絶大な人気のある実だけど
キハダの実は、去年特に成りが悪く
鳥もあまり集まって来ない。


樹霜が付いてこんな感じになる。
とっても奇麗だ。


突然、二羽がギャギャッと絡みだし、
戦いなのか戯れているのか判らないが
空中戦を繰り返す。


派手な空中戦を始めると
それまでちょっとは警戒していた
コッチのことなんかお構いなしで
飛び回り、逃げ回り、
いきなり目の前の枝に留ったりする。
ドアップで見られるから嬉しい。

ミズキの雪


風がない日中にシンシン雪が降り、
放射冷却でキ~ンと冷えた朝は
青空と雪のコントラストが素敵。

サラッサラの雪が
上向きのミズキに積もると
これがまたオツな感じです。


2013年2月11日月曜日

雪を削って遊ぶ


札幌雪まつりも今日で終わりですが、
人ごみはあまり得意じゃないので
防風林でひとりで雪まつり。

ポプラの幹に半解けで残った雪が
アメリカ大陸に見えて
バハカリフォルニアやフロリダを
ちょっと調整すると、イイ感じ。


ヨーロッパトウヒとかの針葉樹に
雪が解けずに積もり重なると
面白い形に残る。
あーあれは○○みたいだなっと
想像力が膨らむ。
そして手を入れたくなる。

これはエイリアン。


エイリアンを作ったので次は
そういう発想になったか
これは、プレデター。

プレデターって光学迷彩で森に馴染が
雪だと全然ダメ。

まず最初の発想が人工物のことが多い。
フォルムが脳の中で反芻できるのが
人工物が多いからか、
イメージを形作りやすいのが
人工物なのか?

なんか悔しい。

2013年2月7日木曜日

樹霜


空気中の水蒸気が昇華して、
樹に付着した結晶で、
ランダムに層状に発達した樹霜。

日中の気温が氷点下のままで
風もなく、そのまま次の日も
朝方の最低気温を迎えると、
その樹霜にさらに樹霜が付いて
ちょっと触れるだけで崩壊する
危うい儚さの中に見事な造形を描く。

小鳥が梢に留るだけで
付着した樹霜が崩壊し
ダイヤモンドダスト的な
氷のキラキラがゆっくりと舞う。
降る氷は、朝日に反射して
プリズムのような万華鏡のような
光が舞い降りてくる。
めっちゃキレイ!


その量が膨大な時は
林床の雪原も積もった樹霜で
何とも不思議な儚い立体感の
表情となる。