2012年12月12日水曜日

窓から鳥見


今時分は、冬の実感が受け入れがたく
気持ちの切り替えもまだできていない。
笹に積もった雪はまだ締まりが悪く
倒木の下にもすき間が多いので、
不用意に歩くとケガするし、
グチャグチャずぼずぼで億劫になる。
だから家の窓から鳥見。
暖かくって楽チン。

冬場には多少のひまわりの種と
浅野の旨い脂身を
近所の小鳥に振る舞っている。
贅沢だ!

カラ類が中心だけど時に
ヒヨやエナガやシメもやってくる。

最近寒さに勝てずストーブの前に
仕事スペースを移し温々と
窓越しに鳥を眺めていると
ず〜っと飽きずに見てられるので
仕事にならない。しまった!

2012年12月7日金曜日

寒いときは、スプライス

送信者 2012Technique

何度かの試行錯誤の後
やっとモノになった。
Ocean Polyester E2E

ソウンスプライスはゴツくなり
どうも素敵じゃない。
アイそばのレッグがスムーズだと
いろいろと都合が良い。

試行錯誤の過程で少し変えた点。
引き込む部分がスムースになるように
シースにテーパーをかける作業を
コアを抜く前にやってみた。
作業順を変えただけだけど
この方が形が崩れにくく
自分には合っている。

さらに2本対になっているシースの
ケブラーとポリエステルを
ちょっとずつオフセットさせ
よりスムースになるようにしてみた。

この作業後にコアを引き抜く。
そうすることで
いつもぐちゃぐちゃになって
気持ち悪かったシースが
整然と並ぶので、コアに引き入れる時
よりすんなりしたテーパーになった。
引き入れるのも楽な気がする。
もう片側は余分な部分のカットを
コアを抜く前にやったら
さらに楽チンだった。

8mmのダブルブレイドだと
トスワンドは太すぎる。
ほぼ同じ太さだもんな。
脳が硬直化してイメージ出来なかった。
自分じゃ気づけなかった。
これが出来るのも特殊工具のおかげ。
感謝感謝です。

2012年12月3日月曜日

鳥見ガイド

鳥が観たいから連れてけ!と古い友達が突然やってきた。今まで興味なかったと思うのだが、天気もいいし近所をプラプラするならまあよしとして、連れ立ってもうすっかり冬の様相の防風林を歩くことになった。
原始林や鉄道林や河畔林がすぐそばにある良い所に住んでいるのに、わざわざこんな防風林に来なくても良いようなものだけど、とらえどころを知らなかったり、最初の一歩を踏み出しても思うように行かなかったようだ。倍率が高い方がよく見えるだろうとばかり手に入れたらしい、25倍もある接眼の小さな暗くてごっつい双眼鏡ではなかなか鳥は探せないと思う。そして脳が理解しやすい8倍の双眼鏡を貸すと、わぁ~見やすい!って当たり前なのだけど、それにしてもまず探せるものじゃないし、いろいろ教えてると、面倒クセーな!って、良く話を聞くとクマゲラが観たいということらしい。だいたいヒョイと現れて、そうおいそれと観れるものじゃない。まあ短絡的に自分にもできると思っている所がそうもいかないと、周りのセイにしやがる。そんなんなら動物園か博物館にでも行けば良いのに。
自分が見やすい位置に立ち、さあ来い!ここに止まりやがれ!とばかり観ようとしてもそんなに都合よく行く訳がない。人工的に楽しませ、疑似体験ができるどこぞのテーマパークとは訳が違う。第一相手が自然なのだから「自分の都合で巧くいくはずがない」ということも判ってない。
クライアントの目的が一番だろ。鳥の気持ちになってみろ。観察し、立ち位置を考え、欲をむき出さず邪魔しないスタンスを常に意識して、その上で自分が果たす役割を考えてみろ。っと、お互い人間の欲を形にする仕事をしてきたコトもあり、順応も早く次第に見えてきました。
じっくり3時間ほどふらついて、

メジロ・キクイタダキ・ノスリ
シジュウカラ・モズ・キバシリ
エナガ・ヒガラ・アトリ
ベニマシコ・シメ・ゴジュウカラ
ヒヨドリ・アカゲラ・ハシブトガラ
ヤマゲラ・コゲラ・オオタカ


この他にもハシボソカラス・カケス・
ヤマガラ・ツグミ・カワラヒワ・
ハクセキレイを見られた。


この時期にしては良く観られ
結構面白がってくれたが、
目的のクマゲラは姿を現さず、
残念な感じで家に戻ると、
家の前のポプラに飛んできた。

最初からここで見ていれば
みたいなことを言ったが、
まあそんなものでしょう。

ホストとなると、どうしても楽しませてあげたくなり、必要以上におせっかいや要らないアピールをしたりするが、ガイド役が楽しみながら、適当にプラプラする方が結果良いものになるのかもしれない。

2012年11月27日火曜日

iPhoneアプリ


数年前から取りかかっては挫折してきたiPhoneアプリ開発。MacOSもiOSもバージョンアップし、X Codeは有料になったり、ジョブスが死んだり、いずいぶんと様変わりした。その度に、転がっては立ち上がるを繰り替えし、やっとどうにかなりそうな所まで漕ぎ着けた。
しかし、その間にデバイスがいろいろ増えて、画像を作るだけでももう大変。 iPod Touch用320x480px、iPhone4のRetinaディスプレィ用、iPhone5用、IPad用、iPadのRetina用と1つの画像に対して5種類も作らなければならない。
ノットひとつに対して25枚前後の画像があるから、単純に考えて25x5=125枚、ノットの種類が30前後として3,750枚もの画像を用意する。ルーチンワークは得意な方だが、ちょっとうんざりだ。

2012年11月12日月曜日

クマゲラ


連日どんよりとした天候が続き
野に出るのも憚られていたが
昨日は一滴の雨もなく久しぶりの青空で
うきうきせずにはいられない。
ちょっと遠出して大きな河原に探検にいった。
クルマでは入られない薮でも
オフロードチャリならぐいぐい行ける。
ほとんど人気の感じられない殺伐とした野で
今シーズン初めてのクマゲラに会った。
というかもの凄い水たまりを迂回するために
チャリを背をって藪漕ぎをしてると
向こうから近づいてきて目の前に止まった。
相変わらずデカいなぁ。


クマゲラは判りやすい。
キロッキロッキロッって飛んでくるし
止まったらキョィ〜って鳴くので、
私は今飛んでますよ〜
そして今止まりましたよ〜って
教えてくれているようだ。
そしてデカイし意外に警戒心もないみたい。
だからあまり居なくなっちゃうのかなぁ。
家の周りでは例年繁殖に成功しているようで
結構数も増えいてる。
ゴミステーションに止まっていると
ちょっとがっかりするんだけど。

2012年11月7日水曜日

フットループ

クライミングラインの状態確認や手入れは怠らないよう心がけているが、フットループは意外に気にせず、クリーニングもせず、ず~っと使っていたりする。 洗濯してみると、恐ろしい色の泥水になる。そりゃそうだわな!いつも踏まれて泥がつく状態にあるから無理もない。 それに色や太さもまちまちだったり、自分ではラインとの相性を知っていても、イベントなど多くの人が使う場合そうも言ってられないこともある。


そこで一気にフットループを
新調することにした。
そして破棄する、
さよならフットループは…
きれいに洗って玄関マットにしよう!
そう思ってシコシコ手芸に勤しんだ。
ある意味スプライスなんだけど、
10本では意外に大きな円にならず、
結局ネコ座布団になった。


新調したフットループは、
スターリンの6mmパワーコード。
しなやかで喰いつきが良く、
自分の持っているクライミングラインは
黄色が無いので、ちょうどいい。
地上で樹上の方に説明する時に、
色が違うことは結構重要だ。

余談ですが、以前倍力システムを引くために、フットループを使っている人を見た。同じプルージック結びを使えるからと言ってそれじゃミソもクソも一緒だ。倍力を引くために普段は8mmのスタティックプルージックを使っているが、フットループあれば使ってしまいそうなので、絶対に混同しないように、仕事の現場にはフットループを持っていかないようにしている。

2012年11月1日木曜日

ノスリ


外へ出ると
上空に何やら猛禽らしきものがいて、
シルエットがトビと違うようなので
見ていると、ドンドン近づいてくる。
ノスリだ。


そうこうしているうちに、
家の真上でクルクル回りだした。
うちの辺りにサーマルを見つけたようだ。
ゆっくりと確実に高度を上げる姿を
じっくり観られた。
そうこうしているうちに、もう1羽増えて
2羽で回りだした。


なかなか一度にファインダーに
収まりきらなかったが、
最終的に5羽のノスリがサーマルに乗り
高度を上げて、
また別の場所に移動して行った。

カシラダカ


防風林を移動するいつもの鳥達は
元気よく飛び回っているが
この時期藪の中にチッチッ鳴いていたら
アオジかウグイスのことが多い。
これはアオジ君。


今日はクマゲラの声を聞いたので
じっとして見ていると
薮から飛び出してきたのは
黄色くなくちょっと違っていた。
ちょっと遠いけど
カシラダカのようだ。
春と秋の渡りの時期に
数日だけ観る。

2012年10月29日月曜日

ドングリ咥えたエゾリス


今年の秋はどういう訳か
出会い頭にエゾリスに会うことが多い。
不意に出てきて、
こっちに驚き威嚇する。

今日はミズナラドングリを咥えていた。
キャワいいなぁ。


私が立っている方向に行きたいのか、
逃げずに近づいてくる。
キャッキャッっと声を上げながら
一定の距離を置いて
こちらの様子をうかがっている。


それにしても顎が外れそうなくらい
頬張っていて
それでも声を出すんだなぁ。

こっちがちょっと後退して道をあけると
枝伝いにピューと森の中へ消えていった。

2012年10月26日金曜日

STOP


実際の使用には何ら問題ないのだが、
ハンドルを握ると何となく軋むような
多少の違和感を感じる。
よく見るとセーフティゲートの支点が
錆び気味になっている。
気にすると、気になりだし、
ムズムズ気持ち悪いので、
ばらしてメンテナンスしてみた。


サイドプレートのエッヂの
擦れ跡はしかたないとして、
バラしてみると、
カムの内側に浮き錆があり、
ボビンにも擦れた跡がつき、
使用感たっぷりの
お疲れな感じだった。
←メンテ前


ペツルは金属製品に耐用年数を設けて
いないが、日常の点検で損傷や状態の
チェックを欠かさず、使用履歴が判らない
製品は使ってはいけない。

ボビン素材は基本的にアルミで
カムが当たる部分というか、ロープを
挟む部分はスチールになっている。
←メンテ後


歯ブラシやウェスで磨くだけで
ピッカピカになった。

カムやボビンが刷り減っている場合は
スペアパーツがあるが、
問題ないので
あとはボルトナットを
グリースアップして組み直す。


メンテナンスの基本は
点検とクリーニングだし、
意外に砂を噛んでいたりするので
特に問題なくても、汚れていたら
たまにはバラして見るのも
悪くない。
第一気持ちがいい。

2012年10月22日月曜日

カケスに翻弄される


いつもの鉄道林の切れ目で変な鳴き声を聞いた。 渡りの時期だし、聞き慣れない声なので これは何か面白いヤツが見れそうだなぁと 薮に隠れてジィ~っと見張っていると、 不意に足下にエゾリスが飛び出してきた。
見ているうちはこっちに気づかず 警戒する様子もなく1mほどまで来たので カメラを構えると、ものすごく驚いた様子で 威嚇しながらそばの木に登っていた。

相変わらず、聞き慣れない声は聞こえていたが ヅィーヅィーっとこれまた聞き慣れない声が 近づいてきた。どうやらビンズイのようだ。 この辺りではあまり見かけないので 見ていると、ヤマブドウの実を食べていた。
この時期は植物も喰うのか、ただの気まぐれか

いよいよ声が近づき期待して見ていると、、、 飛び出してきたのはカケスだった。
う~んもう、カケスかよ! もう里に下りてきたか、 別に悪くはないが期待した分だけ口惜しい。
いろんな鳴き声を混ぜて周期的に鳴くので 本当にいつもカケスにはだまされる。

2012年10月18日木曜日

甜菜糖


ビートの収穫が始まった。
ビートハーベスターのアクツ式ピタROWくん。
こいつがスゲぇ!
後ろの丸い線状のモノがくるくる回り
葉を切り掘り起こした実だけを収穫する。
見ていると、ポンポン勢いよくタンクに入る。


今年は出来もいいようで、
農家さんもニコニコ作業しているし
そういう収穫は見ていて本当に楽しい。
しばらくすると、小山のようになっていた。


先日面白い農機具というかマシンを見た。
ブルドーザーにごっつい畝マシンが付いていて
まるでチェンソーのようだ。
これで細くて深い畝というか
暗渠を埋めるための工作機械のようだった。
何かかっこいい!

2012年10月16日火曜日

久々の野


しばらく野に出ておらず、
せっかくの季節の移ろいを見張れず、
やきもきしていた。
ちゃんと肌で感じないと感覚も
短絡した都市化してしまう。

今日はシーズン初でアトリを見た。
お初は否応無しにワクワクが募る。


針葉樹の中でじっとしていると、
派手に賑やかにヒガラの若い奴らが飛び回る。
遊んでいるのか何なのか
空中戦を繰り返す。


エナガも群れが大きくなり、
近づいてくるのが声で解る。
見やすい位置で構えていると
ドンドンやってくる。
樹上で鳥道を見つけるにはエナガのルートに
目星を付けて空間に構える。


そうこうしていると、
今まで気がつかなかったのだが
すごい近くにスズメバチの巨大な巣があった。

今年の夏は気温が高い日が続いたし
隣の家のヒバの中の巣を駆除したばかりなので
コイツらが分かれたのか
追い出された分派がそこに巣くったか、
何れにしても怖いです。

2012年10月6日土曜日

R5

先月末に岩手大船渡で行われたR5に行ってきた。
スタティックロープやシステムキットを使ったテクニカルロープレスキューを
応用した大会で、皆救助に関わる高い志のもと現役の消防士達による
熱い戦いが繰り広げられていた。

同じ条件で同じ道具を使い、おそらく限りなく正解に近いコンビネーションは
それほど多くはない状況で、11チームが11通りのシステムを組み立てる。
まさにアート・オブ・リギングだ。

百戦錬磨の猛者が、知識の引き出しをたくさん持ち、様々な技術の応用で….
というよりは、メンバー全員が共通の技術と知識を持ち、
シンプルに先を見越した計画的行動の重要性を理解し、
必要に応じて現場で修正して救助を組み立てる、という
当たり前なことを確実に行ったチームが優勝した。

スーパースターがいると、
チームはどうしても依存しがちになり、
アイデアも単調になる。
メンバーが共通の技術と知識を持っていないと
並行処理が巧くいかずリーダーは
よけい感情的になり先が読めなくなる。

そんな中、各地方から集まった初顔合わせを含む
寄せ集めのチームが大健闘!
共通認識の中でよりシンプルに基本を確実に
組み立てるスタイルが素敵。
こんなコトが功を奏するのもチームならではで、
一定のスキルがあれば誰とでも組める。
自治体の境界にある河川の中州救助などは
まさにこうあるべきなのではと思う。

レスキューに限ったことではないが、
まさにじり貧にならないようにチームで動き、
独りよがりにならない共通認識による計画的行動。
よりスマートでクリエイティブな方向性が大切ということを再認識した。

2012年9月12日水曜日

トノサマバッタ


いつものパトロールコースに
時期になると一カ所だけもの凄く
トノサマバッタが現れる。
たかだか70mくらいの間に
おそらく200匹くらいは居る。
先日不用意に自転車を飛ばして
そこに入ってしまうと、
バッタバッタと跳ね飛び
しかも進行方向に逃げるので
前方に着地したヤツを轢いてしまう。

なぜここだけ密集しているのだろう?
防風林伝いで他との違いといえば
ここは学校と住宅地に挟まれていて
他の所は農地が多い。
ということは農薬の影響か?
この辺の人は
やたらと除草剤を撒くからな。

ヤマガラ


ヤマガラのウブいやつが現れ
洗濯物干を押さえるプラスチックが
どうも気になるらしい。
いろんな方向から何度も突いて
その場を離れない。
何が気になっているのか気になる。

2012年9月6日木曜日

オオカメノキ


オオカメノキの実も真っ赤に熟した。
林の中ひっそりと、
鬱蒼とした光の入らないような
でも、一筋の光が当たると
とても美しい。
風が強い日は、オオカメノキが見頃。

シロヒトリ


シロヒトリがふたりで交尾中。
みどりの中にこれを見つけると
鮮やかで結構ショッキング。

カワセミ


用水路の縁にたたずむカワセミ。
鉄板でこんなに固められちゃ
巣穴も作れまい。
とりあえず食堂として利用しよう。
ってか。

ロープスリーブの口金

起こりうるトラブルとして備忘録。
先日イベント終了後、いつものようにバタバタと撤収しているときのこと。
ロープスリーブを曲げて収納するのがキライなので、
マーチンバックパッカーのソフトケースを使っている。
何度か積み込みをしているうちにバッグずり落ちて、
開け閉めするドアに挟んでしまった。
ドアは閉まらなかったのだが、ヒンジ部分に挟んだので
テコが強力に効き変形してしまった。


中を覗くと金属がめくれ上がって、
このままではロープを痛めてしまう。
幸い口金は変形していなかったので、
変形した部分から金ノコで落とし、
口金を付け替えて、
周りをビニールテープで保護し完成。
トラブルってほどでもないが、
あるかもしれない障害だよなぁ。

私は口金のツバを
グラインダーで削っているが、
このツバに樹皮が挟まって、
架けにくかったり、
外しにくかったりする。
このスリーブは掛けやすい!と
言われることが多いし
スムーズなセッティングに
必要な条件だと思うが、
削っている人はあまり居ない。
文字通り道具は研がないと使いやすくはならない。