フとしたきっかけで3年前に知った
グリーンウッドワーク。
不思議で腑に落ちない、いろんな疑問があり、
今年こそ岐阜まで行って
手と目で触れてこようと思っていた。
そうこうしているうちになんと北海道で
実演と体験が出来るイベントが行われ
これはもういかない手はないと
勇んで出かけてきた。
エネルギーが簡単に手に入る以前、
つい最近まで行われてきた古くて新しい手法。
味わいがあり、画一化していない、
それでいて理にかなっている感じがする。
人間が半端だし、斜めからモノを見がちな
私にはぴったりな、そして魅力的な手仕事。
木工はクルイが出ないよう、ちゃんと乾燥させ
差し金を当てて襟をそろえて真っ直ぐに。
そんなもんだと思っていた。思い込んでいた。
プラスチックじゃないんだし、真っ直ぐって…
だいたい木目の流れが美しい木ほど
真っ直ぐに加工するのが難しい。
機械を使って力技でミミを揃えるのもナンで
結局、場当たりな画一的じゃないモノになり、
でもその場当たりが好きだったかもしれない。
場当たりで良いし、画一的なものじゃなくても
魅力的なモノ作りって…あるじゃないか!
リキみ過ぎず、しなやかな味を活かす木工。
だいたいふたつと同じものがない自然なものを
素材にするんだから、それでいいんでないの?
足で固定して、乾燥した板を切るより
樹上で不安定な体制で
生きている木にノコを入れる時の方が
予想以上に引きやすい理由が解った。
刃物を当てると、一瞬水蒸気が舞う。
大根のように、イモ版のように心地よく
しゃくしゃく削れる気持ちよさ。
はまりそうだ!
面白そうだな!
返信削除スッゲー楽しいよ。久しぶりに知ってるつもりだった常識が覆される喜びを味わった。
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