2011年11月16日水曜日

バディ


知りあいの庭の枝払いに行ってきた。
根張りとヤニが屋根にかかるのを警戒し、
大きくなりすぎる前に手を入れた。
元々彼の知りあいということもあり
渓とのバディ作業でそつなく捗った。
門前の小僧が経を読んじゃったパターンだが
家でアーボな勉強していると食いつくし
キラキラ道具が大好きだし、
興味があるからすぐ覚えるし、
ツーカーの仲と言うだけでなく
痒いところに手が届くのがスゲぇ。
そして俺のミスやショボイ事など
痛いところも突いてくる。
本当に信頼できるバディとは
友達でも上下関係でもなく、ライバル。
お互いの安全をしっかり共有できる奴。
そういう奴との作業は頗る楽しい。


2本倒して、下枝払いを6本。枯損木だと心も痛まないが、
バリバリ元気な樹に刃物を入れるのはどこか忍びないモノがある。
すぐに涙を流すごとくヤニが吹き出す。
ロープや道具が色々汚れるのもイヤだけど、それ以上に悲しいものがある。
知りあいの文章で公儀介錯人拝一刀と林業の関係の話しを思い出した。

できるだけ手を入れずに、伸びたい方向と伸ばしたい方向を鑑み、
相手の考えていることを真摯に聴いてあげて信じてあげて、
アイデアを出し合って、相互の折り合いを付ける。
人も樹も「手を入れる」というのは本当に難しい。

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