バッキンガムのリングセーバーに若干のほつれを発見していて
使うたびに気をつけて見ていたのだが、ファイバーの切れが目立ってきた。
ほつれがキレになって裂け目になるまでは直ぐだった。
直接幹に巻くことが多いし、身体を振って枝移動とかをすると擦れが多い。
樹皮が硬く裂け目があるような木の場合、
荷重方向がずれて繊維に刺さることもあるのだと思う。
そしてさらに動くとそこがキズになり切れ目になる。
もちろんしっかり荷重している場所なので、刺さると直ぐ切れるのだろうか?
ベルトタイプはフリクションも高いし安心感があるがこれは恐い。
けっこう高い道具なので、痛いなぁ、と思いつつ破棄することにしたが、
両リングをリユースしようとナイロンウェビングに刃を入れてみると...
恐ろしくあっさりと切れた。
荷重しているロープに刃を
あてると即座に破断するが
荷重していないロープは
なかなか切れない
イメージがあった。
このナイロンスリングは
信じられないほどあっさり、
ケーキを切るように切れた。
3σMBS5,000lbs.といえども、
隣の枝に飛び移る場合は静荷重にはならないし、
荷重が載った状態で擦れた時の繊維のもろさを考えるとゾッとした。
これは荷重が載っているときならどうなるのだろう?
ロープやウェビングと違い、編んでも撚ってもいないのでそうなのか、
繊維を硬く縫製してあるから大丈夫なのか?謎がまたひとつ。
枝を飛び移ったり上で掛け替えるときは、携行性の良さや汎用性の高さで
3ストランドのツリーマスターを自作したセーバーを使うことが多い。
しかしトッピングカットの時はなんとなく漠然とした安心感で
ファクトリーメイドのバッキンガムのリングせーバーを使うことが多かった。
何かあの肉厚のナイロンスリングの方が
フリクションも効きやすくホールド感が安心できていた。
ひょっとしたら、あの安心感も、無知から来る幻想だったのか?
崩壊したら元も子もないアンカーに使う部分だし、
トップアンカーだから紫外線による劣化も大いに考えられる。
いずれにしても、少しのキズでも、もう使いたくないな。
ランヤードも若干荷重が載っている状態で幹に擦れると痛みが激しい。
自作のツリーマスターのセーバーなら痛んだらすぐ交換するし、
簡単に作れるので多用することが多い。
手荒に扱って言い訳ではないが、過剰に擦れを気にしてもしょうがない。
紫外線劣化がでる前に交換するのがイイと思う。
しかしグリオンの包茎チューブのようなものがある方が痛みを軽減できる。
消防ホースを巻いて使ったりすることもあるが、
どうも滑りが悪いし塩梅が良くない。
シェリルで売っているツリーマスターのフリクションセーバーも
チューブが入っているし、
何かで代用出来たり、あの熱に強そうなチューブだけ売っているところ無いのかなぁ。
誰か知りませんかねぇ?
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