2009年4月17日金曜日

円山公園剪定

北海道も日増しに暖かくなってきた。野山も雪が消え、もうすぐ爆発的な開花を迎えそう。札幌の花見のメッカである円山公園でも春に向けて整備が進んでいるのか、危険木の剪定話しが舞い込み行ってきた。
学生時分ここは庭のようなところだったが久しく来ておらず、木登りを始めてから改めて樹木を見ると、植林ではあるが多彩で巨木が多い。市民から「高い枝に枯れ枝がかかり危険だ」という意見があり、公園管理側としても動かずにはいられなかったのだろう。しかし部分的に込んでいたりかけ上がりの斜面で、高所作業車が入れない樹木の剪定だった。

大手を振って登れるのだが、どれも高い。最近スローラインのトレーニングをほぼ日でやっているたまもので、オーバー15mは楽に掛けられる。8オンスのパウチで22mオーバーのアンカーを一発で取れたときには感動した。作業はアンカーを複数獲り、登って枝を落とすわけだから、できるだけ高いアンカーを取った方が良い。
本当はスタティックリギングをやりたかったが、依頼主側からグランドスタッフが付き、とにかくズドンと落としてくれといわれ「そうじゃなくて樹上の作業危険のために、グランドスタッフや降ろすためのロープが必要」と訴えたのだが、人工の頭数で料金が決まるので無理。といわれた。まだまだ認識が低い。それにまだ依頼主を説得できるだけの知識も技術も持ち合わせていない。
バックアップで隣の木に組んだDRTやランヤードで確保しつつ樹上20m近くで作業を進めるも、おっかないのでチェンソーは使わず手ノコで引く。枯れ枝とはいえ18cm以上ある枝を手ノコで引くのは大変だ。体勢を維持しつつ作業性を向上させるために、先日習ったマルチポイントアンカーのハーネス、スプリットテイルが大きく活かされる作業となった。

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