今年は雪が多く正月過ぎから、連朝雪かきに追われ、
防風林のパトロールになかなか行けなかった。
日中も殆どプラス気温になっていないので、パウダー好きにはたまらない。
でも平地をスノーシューでワシワシ歩くためには都合が悪い。
連日の降雪で毎朝サラになるので、生き物の形跡を見つけるのも
なかなか探しにくく変化を見ることは難しい。
まあそれはソレでおもしろい面もあるのだけど、
毎朝ラッセルするのはけっこうホネが折れる。
カラやキツツキ類は多いのだけど
シメやレンジャクを見ていない。
七竈に連雀とか梅に鶯とか
ステレオタイプな観察をする
つもりはないけど
いつも来ているヤツらを
見ないとちょっと残念。
その分、木の樹皮や冬芽、
カラ類の偏食なんかが
楽しみになる。
どんな場所でも
時間やシチュエーションで
面白いコトはいっぱいある。
2012年1月7日土曜日
ダブルシトカループウィズアバイトバイループ
まあまあ方々から反響があったので、ビッグショットのエンドアンカーに使う
ダブルシトカループウィズアバイトバイループのロジックを説明します。
アンカーとプルージックを同時に作ることで、荷重が抜けにくく
引き戻されにくいノットになります。
が、逆に耐えず荷重が
抜けないコトが
条件になります。
あと、シノニムsynonym
かも知れないんで、
その辺判る方はご教授ください。
ブーリンはさすが king of Knot と呼ばれる結びですねぇ。
以前にアメリカでロープ変態どもが集まると、
ユーのフェイバリットノットは何だい?なんて問われることがあるらしい。
初めてその話しを聞いたときは、意味が分からなかった。
これで変態どもに会ったら、マイフェイバリットノットを紹介できるようになる。
ブーリンは単純な組み合わせなのでバリエーションも豊富に出来ます。
本当の王様は独裁じゃなく、民の思考に寛容なのでしょう。
以前、ブーリンなんて古くさいノットはアルパインでは使わない。
なんて言われたことがある。
まねで使うから事故が起きるんでないかい?って思う。
使い方のセオリーもロジックも理解しないで、TDSもしないで
リング荷重は解けやすいという盲目的情報を鵜呑みにして、
それを検証もせず、はなっから否定するのはどうかと思う。
結びやすく解けやすいことがノットの条件だし、
再現性がないことには仕事にはならない。
グランドのコトが判らないクライマーは、無茶苦茶な結びで固定するから
荷重が載った後の結びを解く苦労を理解できない。
だから自分の条件を棚に上げてブーリンを使わないなんて
もったいない話しだ。話が逸れた....
まず、ブーリンとエスキモーブーリンを比較します。
ベロがかかるところが違います。
エスキモーブーリンはシトカループなんて呼び方もあり、
僕の好きなイヌイット達が使っていたノットのようです。
アーボリストブロックを地上から設置する時にループが開くように
オンコイルにする場合にお馴染みだと思います。
ロジックの説明なので、メソッドは別です。
その後、末端をリング側にリトレースしてヨセミテタイオフ状態にします。
ある程度出来るコトが条件にしてるので、
この画像は飛ばして、敢えて判りにくくしてます。
リトレースした末端をバイトにして戻し、リング巻を三重にして回して、
リング側も三重になるよう戻します。
出てきた末端の長さを調節して、
ノットがプルに重ならないよう
ダブルフィッシャマンズ
ノットで結着し完成。
一番上の画像になります。
何mmのプルージックを何重にするか?とかマイロンやバイトの長さとかで、
必要なサイズは変わってくるし、ベストな長さは自分で決めてください。
重なりが多重になるし、常に荷重することが条件なので、
ドレッシングをいい加減にすると効かないしズレることになります。
ドレッシングは...美しく何処にもストレスを感じないようします。
ソレをやっちゃうと、いろいろと問題が出てきそうなのでやめます。
連打するときは問題ありませんが、収納し荷重が抜けると
ドレスが崩れやすいので、毎回TDSをチェックします。
At own your riskでお願いしますねぇ〜。
ダブルシトカループウィズアバイトバイループのロジックを説明します。
アンカーとプルージックを同時に作ることで、荷重が抜けにくく
引き戻されにくいノットになります。
が、逆に耐えず荷重が
抜けないコトが
条件になります。
あと、シノニムsynonym
かも知れないんで、
その辺判る方はご教授ください。
ブーリンはさすが king of Knot と呼ばれる結びですねぇ。
以前にアメリカでロープ変態どもが集まると、
ユーのフェイバリットノットは何だい?なんて問われることがあるらしい。
初めてその話しを聞いたときは、意味が分からなかった。
これで変態どもに会ったら、マイフェイバリットノットを紹介できるようになる。
ブーリンは単純な組み合わせなのでバリエーションも豊富に出来ます。
本当の王様は独裁じゃなく、民の思考に寛容なのでしょう。
以前、ブーリンなんて古くさいノットはアルパインでは使わない。
なんて言われたことがある。
まねで使うから事故が起きるんでないかい?って思う。
使い方のセオリーもロジックも理解しないで、TDSもしないで
リング荷重は解けやすいという盲目的情報を鵜呑みにして、
それを検証もせず、はなっから否定するのはどうかと思う。
結びやすく解けやすいことがノットの条件だし、
再現性がないことには仕事にはならない。
グランドのコトが判らないクライマーは、無茶苦茶な結びで固定するから
荷重が載った後の結びを解く苦労を理解できない。
だから自分の条件を棚に上げてブーリンを使わないなんて
もったいない話しだ。話が逸れた....
まず、ブーリンとエスキモーブーリンを比較します。
ベロがかかるところが違います。
エスキモーブーリンはシトカループなんて呼び方もあり、
僕の好きなイヌイット達が使っていたノットのようです。
アーボリストブロックを地上から設置する時にループが開くように
オンコイルにする場合にお馴染みだと思います。
ロジックの説明なので、メソッドは別です。
その後、末端をリング側にリトレースしてヨセミテタイオフ状態にします。
ある程度出来るコトが条件にしてるので、
この画像は飛ばして、敢えて判りにくくしてます。
リトレースした末端をバイトにして戻し、リング巻を三重にして回して、
リング側も三重になるよう戻します。
出てきた末端の長さを調節して、
ノットがプルに重ならないよう
ダブルフィッシャマンズ
ノットで結着し完成。
一番上の画像になります。
何mmのプルージックを何重にするか?とかマイロンやバイトの長さとかで、
必要なサイズは変わってくるし、ベストな長さは自分で決めてください。
重なりが多重になるし、常に荷重することが条件なので、
ドレッシングをいい加減にすると効かないしズレることになります。
ドレッシングは...美しく何処にもストレスを感じないようします。
ソレをやっちゃうと、いろいろと問題が出てきそうなのでやめます。
連打するときは問題ありませんが、収納し荷重が抜けると
ドレスが崩れやすいので、毎回TDSをチェックします。
At own your riskでお願いしますねぇ〜。
2012年1月4日水曜日
ケイマフリ
いつも年末年始には、爺婆に孫を会わせるため実家詣となる。
楽しみの一つにその道すがら日本海側の海鳥を見ること。
だからなかなか目的地に着かないで心配をかけたりするのだが、
普段あまり見る機会の少ない冬の海に期待が膨らむ。
いつもは寒風吹きすさぶ樹氷の上にオオワシを見つけるのだが
今回は荒れる荒れると予報されながら、好天続きでちょいと残念。
青空で波も穏やかだとオジロワシすら見かけない。
ホットスポットの漁港に行くと、
漁師のおこぼれを狙う
オジロワシがいた。
頭の羽が白っぽくなった
なかなか勇壮な成鳥。
カックイイゼ。
波が高く天候が荒れた翌日は小さな漁港に珍しい奴らがいたりするので、
ちょろっと寄ってみると、いつものシノリガモが沢山いた。
シノリガモは美しいし割と近くで見られるので素敵だ。
今回は沖の方に小さなヤツが居た。
サイズ的にも周りより遥かに小さく、潜っている時間も距離も違う。
おなかが白っぽいし、
首も短いし、
でも遠すぎてなんだか判らない。
う~ん、難しいなと
あきらめかけた頃、
不意に目の前の岸壁の
船の隙間に現れた。
ケイマフリ?ちょっと目を疑って
追いかけるもすぐにまた潜って
判らなくなってしまった。
そして二度と近くには現れなかった。
自信がなかったので、後で
図鑑と照らし合わせても
決め手に欠き悩んでいた。
すると子供が、
さっきのヤツは潜る時、
足が真っ赤だったよ…って
その瞬間は見ていなかったので
残念だったが、
ケイマフリって
口の中も真っ赤なんだなぁ。
居ないという先入観で見ると見えるものも見えない。
楽しみの一つにその道すがら日本海側の海鳥を見ること。
だからなかなか目的地に着かないで心配をかけたりするのだが、
普段あまり見る機会の少ない冬の海に期待が膨らむ。
いつもは寒風吹きすさぶ樹氷の上にオオワシを見つけるのだが
今回は荒れる荒れると予報されながら、好天続きでちょいと残念。
青空で波も穏やかだとオジロワシすら見かけない。
ホットスポットの漁港に行くと、
漁師のおこぼれを狙う
オジロワシがいた。
頭の羽が白っぽくなった
なかなか勇壮な成鳥。
カックイイゼ。
波が高く天候が荒れた翌日は小さな漁港に珍しい奴らがいたりするので、
ちょろっと寄ってみると、いつものシノリガモが沢山いた。
シノリガモは美しいし割と近くで見られるので素敵だ。
今回は沖の方に小さなヤツが居た。
サイズ的にも周りより遥かに小さく、潜っている時間も距離も違う。
おなかが白っぽいし、
首も短いし、
でも遠すぎてなんだか判らない。
う~ん、難しいなと
あきらめかけた頃、
不意に目の前の岸壁の
船の隙間に現れた。
ケイマフリ?ちょっと目を疑って
追いかけるもすぐにまた潜って
判らなくなってしまった。
そして二度と近くには現れなかった。
自信がなかったので、後で
図鑑と照らし合わせても
決め手に欠き悩んでいた。
すると子供が、
さっきのヤツは潜る時、
足が真っ赤だったよ…って
その瞬間は見ていなかったので
残念だったが、
ケイマフリって
口の中も真っ赤なんだなぁ。
居ないという先入観で見ると見えるものも見えない。