マガン

氷が落ちた水際にはアオサギが
水面を見てジッと佇み、
上空をノスリやオジロワシが
音もたてずに静かに舞い、
クワックワッとマガンや
ハクチョウが飛び去っていく。
いよいよ春が近づいてきた。

ミコアイサ

今年はカモを見に行くと
ミコアイサに会うことが多い。
今日も近所の溜まりへ向かうと
ミコアイサが7つがいほどいた。
驚かしてしまったか、
飛び去ってしまった。ゴメン。

ウソ

家に戻ると庭に何か来ていた。
コロンとした体格でピンクの首
ウソだった。
原っぱや山では見かけるが、
この辺りではあまり見ないし、
庭にウソが来たのは初めてで、
桜の芽を突いている。
愛らしい声を聞きたかったが
飛び去ってしまった。残念。



夕方何気なく見ていると、
今度は残った雪の上を
チョンチョン歩いている。
もうエサ台は撤去したので
カラ類が食い散らかした
ひまわりの殻を丹念に確かめ
喰っている。
夕陽を浴び輝くピンク。




そして足の色がおもしろい。
指が伸びる付け根までは
白っぽい肉色だけど
指の部分は黒い。
今まで気が付かなかったなぁ。

オオアカゲラ

久々に神社まで足を延ばした。
ガッガッガッと林の中から
木を突く音がする。
首のストロークが長い分だけ
音と音の間が長く感じられ、
クマかなヤマかなと探すと
オオアカゲラのメスだった。
家の近所に現れるヤツはオスで
久々にメスを見た感じだ。

雪の丸い跡

堅雪を歩いていると、所々に雪の表面が溶けて黒ずんだチリやゴミが少ない
きれいな丸模様を描いていることがある。
明らかに周囲と違う感じなので、何だろう？と思っていたが、なぞが解けた。
ただ丸い模様があるところが多く気が付かなかったが、
その丸の中心に小さくぽっかり穴が空いている所を見つけた。そして、
その大きな丸全体が解けている所も所もあった。


大きな丸穴には小さな横道がいくつかあり、
中心にはワラというか枯れ草がしいてある。
そしてその横穴は縦横無尽に地表を這うように張り巡らされている。
完全に雪が解けるとそのルートがワラの道になって、
低木の根元へと繋がっている。

狩られたモモンガ

防風林に入ろうとするとキーキーキーと
けたたましくタカが鳴いていて、
営巣を始めそうなので近づかなかった。
真っ昼間にちょっと入ってみると、
モモンガの狩られ跡があった。
この辺りはエサに事欠かない感じですが。

美登位ミーティング

週末はTMCAメンバーが美登位に集まり
テキストの紹介や情報交換を行いつつ、
ブロックでは初めてコンテストというか
スロー大会やデュアルリレーレースをやった。
ベテランから先週初めて講座を受けた人まで
スキルもスタンスも違う人たちが一緒に
何かをやるというのはいいものだなあと、
改めて実感した。
得点が付いているアンカーを狙うのは
普段と変わりないはずなのに俄然燃える。
レースでは力の差が歴然とした2チームに
なったものの、知恵で柔よく剛を制し、
チームワークや基礎を確実に行うことで
差を埋められる小気味良い結果になった。
また、やりましょう！

葉痕トップスリー

チョロチョロと観察して「んっ」って思った
冬芽や葉痕を撮りためているんですが、
知りあいと葉痕話しで盛り上がっている。っつうか2人でですが....
僕が選ぶ、今年度のトップスリーは

イヌエンジュ

「ロシアの兵隊」

なんか暖かそうな帽子を被り
しっかり外套を賄っている感じ。
横から見ると、凛と気高く、鼻高々な感じ。





ヤチダモ

「多面大魔神」

その昔、本気で恐くって、夜寝られなかった
大映の特撮映画「大魔神シリーズ」を
彷彿とさせるツラがまえ。
多面観音よろしくいっぱい葉痕がある。




エゾニワトコ

「シーサーちゃん」

サル顔っといえばそうなのだが、
これは何故だかシーサーに見える。
それもちょっと愛らしいとぼけた感じ。



私も数年前からなんですが冬芽と葉痕の面白さにはまり
この方とやり取りしています。↓
ほべつの森のこばなし帳
興味深く面白いです。

BAT TRIP

うちの近所にもコウモリがいる。すぐそばに。
なかなか姿を見せてくれないけど、すこし解ると見えてくる。
見えてくるともっと近くで、もっと鮮明に見たくなる。
でもそんな簡単にはいかない。
そういう欲求が、行動の原点だろう。
探す力や情熱が大きければ大きいほど情報は入ってくるのかなぁ。

そういうわけではないが、
いろいろ(一方的に)教えていただいている方の写真展を見に行った。
大きい写真はイイですねぇ。
写真の中で呼吸している感じ。生き物ってかっこいい。
普段なかなか見せてくれないその雄志を堪能できた。
恐れ入りました。これは明らかに情熱の差だと痛感しました。

そして写真集を買った。
写真集というより、
詩集のような、図鑑のような、
愛がいっぱい詰まった
素敵な本です。
BAT TRIP〜ぼくはコウモリ



これからもいろんなところで目に触れる機会があると思う。
是非、おすすめ。