2008年1月28日月曜日

風邪

息子が何処からか貰ってきたセキ風邪ヴィルスのため、久々に体調を崩し、せっかくの雪の季節なのに、木登りも鳥見もパトロールにも行けない、ストレスがたまる日々が続く。ゼーゼー

2008年1月21日月曜日

マヒワ・シメ・レンジャク

1月20日
今日は石狩川の河原にユキホオジロでも探しに行こうと思っていたが、けっこう風が強く、ストーブの前で二の足を踏んでいた。窓の外を何気なく見ると、なんか見たことないヤツがいる。エゾヤマザクラとヒバの周りをうろついている。マヒワだ。ヒバの枝先の実をついばんでいる。用水路や鉄道林では集団を見つけたことはある。でも家の庭では初めて。庭にはいろいろな野鳥たちが訪れるしカワラヒワは常連だが、マヒワは何ともかわいらしい。サクラに留まって雪の白色バックだと黄色みが少ないような気がしたが、ヒバに留まるとまさしくマヒワ。


常連の鳥たちの中にシメもいる。昨日1月19日初めて見た。が写真には撮れなかった。今日は幾度となく登場していたので、押さえられた。
いつもは5羽ほどの集団できていたが、今年はまだ1羽。この個体が行ったり来たりしている。シメは人間の感覚として人相が悪く見えるが、こいつはその中でも相当悪く見える。あくまで人間の感覚だが。


午後から意を決して防風林沿いに向かうが、鳥たちもあまりおらず、あまりにも強い風で途中断念。小一時間動いていたが、帰り道は風でスキーの跡もかき消されていた。そんなに極端ではないけど、雪山ではこうやって遭難するのかな?などと思いながら家近くまでくると、レンジャクの群れを発見。150-200羽近くいるよう。防風林から飛び立ち、市街地に向かっているがすぐ戻ってくる。何度か繰り返しているが良く見てると、一羽の猛禽が後を追っている。遠くて判らないが、チョウゲンボウの仲間か?でもハヤブサっぽいシルエットでもあった。何度か行ったり来たりしたが、近づく頃には居なくなっていた。悔しい。
市街地に向かっていたわけは、通り沿いの民家のナナカマドの実だった。すぐに飛び立つわけは、通り沿いなので、車が通るたびに慌てて防風林に飛び戻る。を繰り返していた。夕まずめだったが50羽ほどの群れが入れ替わり立ち替わり、上空に現れるのは何とも気持ちが良い。

野幌森林公園

1月19日
今日はバックカントリースキーを抱えて、野幌森林公園に行ってみた。大沢口にはバリバリのクロカン野郎から、歩くスキーのオバちゃんまで多種多様の人が集まっていた。早速双眼鏡片手に歩き出すが、歩くスキーのルートは散歩の人たちも多くしっかり踏圧された小道になっており、長靴で歩く人の方が多かった。その脇の新雪をスキーで歩くが、道がしっかりあるので、長靴に人たちと変わらないスピードなので、なんだか妙な感じ。
道筋にフクロウが休んでいるハルニレの洞がありそこがサンデーカメラマンのスポットになっている。曰く私もインターネットでちょっと調べると、同じアングルのフクロウの写真がわんさか引っかかる。どんな状態なのかと思い物見遊山で出かけた部分もあるので、同じ真名の狢だが、正直驚いた。私も何度かこの森林公園で夕まずめに飛び去るフクロウを見たが、バツーカ砲のごとくみんな3000mクラスやデジスコ三脚を持って歩いているのだ。しかもそこらの自然には興味ないのか、一目散に向かっている。皆フクロウ狙いのようだ。
野生のフクロウを見る機会はそう多くないだろうが、この場所で観察できるという情報が流れているため、そこに見に行くというのはどうも、動物園に見に行くのとあまり変わらないような気がする。しかしフクロウもイイ迷惑だ。沢すじの対岸なので必要以上に近づけはしないのがせめてもの救い。しかし、そのうち沢を渡りもっと近づく輩が現れても不思議ではない。
今日は留守のようでちょっと安心したが、もしあの場所にフクロウちゃんがいたら、水着アイドルに群がるカメラ小僧や記者会見の会場のようにヒトが集まっている図を想像するとちょっとコワイ。ダメとは言わないがちょっと食傷気味だ。
帰りに大沢口に戻ると、団体ツアーのような20名ほどの人たちがフィールドスコープをそれぞれに持ち「さあ行くゾ!」ってな感じでワイワイ向かっていた。何も全員が持って行くこと無いだろうと思ったが、仕方がない。
特に珍しい鳥には会えなかったが、珍しいヒトを見た感じがする。
桂の巨木の樹幹にヤドリギの赤い実と黄色い実が一緒に着いていた。

2008年1月17日木曜日

キバシリ

1月16日
最近まとまって降らないものの、毎日のように少しづつ雪が降る。いつものルートも新雪で白くまぶしい雪原が広がっている。神社に向かい、吹きさらしの足跡のすっかり消えた参道をワシワシ歩いていると、ツリリリピチピチっと細い声が聞こえた。キバシリだ。静かに方向を定めていると、ふいに横のエゾマツから姿を現した。かなり近い。何度か確認はしているものの、こんな近くで見て写真を撮ったのは初めて。ゴジュウカラと同じくらいと思っていたが、尻尾と嘴が長いので思ったより小さく感じる。お腹の白羽と目の後ろの白い斑点がかわいらしい。群れではなく単独でいるみたい。幹の穴に嘴をつっこんでごそごそやっていた。何かおいしいものを見つけられたかな。

2008年1月15日火曜日

シラカバ

1月14日
いつもの散歩観測に出かけたが、雪が深くなかなか大変。風が強かったので、防風林の中を歩く。普段あまり通らないシラカバばかりのあまりおもしろくないセクションを行くと、変わったモノに出会えた。
幹の途中高さ5m程のところで伸びた枝がまっぷたつに折れていた。こんなキレイにどうして折れたんだろう?カミナリだったら焼けこげがあるし、風なら同じ方向に倒れるだろうし、よく判らないがとにかく見たことのない折れ方だった。

そして他にも、雪上30cm程の所の樹皮がキレイにはがれていて、その下の樹皮が全く別の木のようになっていた。環境や年老いてくるとシラカバも全然違う白くない変わった樹皮になるが途中でこんな風に変わっている木は初めて見た。

奥にはいつもヒヨドリたちが寝床に使っているエゾマツ林があり、そこに行ってみたが、昼間だったので誰もいなかった。ガスッガスッっと野太い音で木を突く音がしたのでひょっとしてクマゲラっと思い静かに近づいたが、アカゲラが枯れ枝を突く大きい音だった。

砂川ツリーイングイベント

1月12-13日
ツリーイングイベントで砂川に行ってきた。函館・洞爺・砂川を3カ所を一週間で回るというハードな冬遊びの砂川セクション。スタッフ5名で74名の体験、しかも真冬の着ぶくれ状態。量的にも質的にもかなりきびしい状況だった。ハーネスやヘルメットのフィッティングを含め始め一人の持ち時間は約30分、子供達を満足させられないのではと心配していた。
前日に砂川入りし、日中でも-6℃のフィールドをスノーシューを履き、場所の選定、危険木の手入れ、ラインをかけてフィールドでの準備を終えた。夕方、撤収間際にクマゲラが鳴きながら森の奥に飛んでゆくのが見えた。スタッフと相談し、夜は体育館で子供達に体験の基本的レクチャーを済まし、少しでも時間の短縮につなげようと、ハーネスのフィッティングをし自分でサイズを覚えておいてもらった。その後サポートのボランティアに危険のリスクやボトムビレーを経験してもらい明日に備えるともう11時を回っていた。

翌日は朝6時起床、6時半行動開始。今日の日中の最高気温も-6℃ということだが、まだ明けきれぬフィールドでロープセッティング。チェックを終えて、朝食を子供達と一緒にとり9時スタート。
時折雪もちらつくが、子供達も一週間のイベントに参加するだけあって、なかなか熱く要領の良い子たちだったので助けられた。
かなり疲れるし、ハードなイベントではあったが、エキサイティングで楽しいイベントだった。ネイパル砂川の食事もおいしく豪華で驚いた。

キレンジャク

1月10日
今年もレンジャクの群れが多くやってきている。防風林を行ったり来たりして、100羽以上の群れを作り、周囲を移動している。あの清々しい鈴の音のような声が聞こえるといつもワクワクする。今年は特にキレンジャクが多いようで、ヒレンジャクはまれにしか見ないような気がする。写真は以前に撮れた飛んでいる姿。

2008年1月7日月曜日

石狩川河口

2008年1月4日
昨年末、木工小屋の整理を行い、かなりの量の木っ端が出た。庭で燃やそうとしたが家人にダメ!といわれ、でもゴミとしてしまうのもなんだか気が引ける。たき火くらい自由にできればいいのだが、一応田舎とはいえ住宅街なので控えた。そこで河原にでも持って行ってたき火しようっと思っていたが、昨年末は天候が向かずあきらめ、年明け早々河原でヤキイモ焚き火をした。焚き火しているとけっこう怪しまれるので、カメラと双眼鏡を片手に、腰を据えて鳥見をした。あわよくばユキホオジロでも見つけられればと思ったが、それは無理だった。しかし、川の流れに漂うミコアイサ、ウミアイサ、キンクロハジロ、ヒドリガモ、ビロードキンクロなどが小群で行き合っていた。
この寒風吹きすさぶ季節に河原で双眼鏡を覗いている人間は「バカか鳥見に決まっている」らしく何人もの鳥見の人が寄ってきた。本州からユキホオジロ狙いの人もいた。土地勘がないので漠然とした広大な河原で攻めあぐれていたのだろう。ヤキイモを振る舞い、しばし鳥見話で盛りあがった。

海鳥

12月30日
実家に帰る途中、いつも日本海沿いを北上する。いつもにもまして小型の海ガモたちが多い。波間に揺られて見え隠れしている。車で走っているし、おいそれと止まる場所もないので見流していたが、辛抱たまらず小さな漁港に止まってみる。漁港の中にはシノリガモが20羽ほど漂っていた。遠くのテトラポットに登っている個体がいたのでパチリ。天候も悪くかなり距離もあったが、全身を見るのは初めてかも知れない。そのほかはウミウとカモメ、ビロードキンクロらしきのもいた。