2013年12月26日木曜日

マヒワとベニヒワ



防風林を歩いていると
ピヨピヨジュィーンっと飛び去る
小鳥の群れが樹冠を移動していた。
ヒワの群れかなと追いかけると
ハンノキに集まっていた。
40羽ほどの結構な数の群れで
逆さまになって一心不乱に
実を突いている。
夏によく見るカワラヒワと違い
何か少し繊細な感じが好き。


マヒワは黄色と白のグラデーションに
黒のラインのコントラストが素敵。
良く見ていると、
ベニヒワも数羽混じっていた。
頭頂の赤いベレー帽が可愛いけど
ちょっと凶悪な表情がまた愛らしい。
今までバラバラの群れは稀に見たが
混群で移動してるのは初めて。
こういうルーズコロニーはちょっと
贅沢な感じでイイなぁ。

2013年12月24日火曜日

邪魔なランニングエンド

樹上で枝を避けながら動いていて、いざ作業に取りかかろうとすると、
自分のランニングエンドが通ってきた枝に絡んでうっとうしいことが多い。
変に荷重がかかり引っ張られ、良いポジションが取れなかったり、
ランヤードと絡んで思う通りに向きを変えられなかったり、
とにかく邪魔でしかたがなくなる。
巻き取りリールのようなモノもあるが、それはそれでデカくて邪魔そう。
何か良い方法は無いかとあれこれ考えていた。

そんな折にちょっと用があり百均に行った。
「コレ必要か?」っと思うようなくだらないものが沢山ある。
そこで見つけた「メガネ拭き」
プラスティックに柔らかいタンポのようなものが付いていて
挟んでメガネを拭くものらしい。
ランヤードの末端を挟むのにちょうど良いかも?って
何か企んで試行錯誤するためには百均は素晴らしい。
とりあえず試しにと1個手に入れて工作してみた。



とりあえずハーネスにつけてみると
挟む力が弱く外れてしまう。
そこで、鰐口クリップとかに使う
絶縁キャップを根元側から入れた。
柔らかいプラスティックなので
適当にテンションが掛かり
これが意外に調子がいい。


あと、これもイイかも知んないと
「物干にハンガーを掛けるヤツ」
も手に入れたので、
これにも絶縁キャップを入れた。
こっちは挟む力を強める為ではなく
単に水色が気持ち悪いし、
滑り止めにもなる。
ひとつは園芸で使うソフトタイを
ぐるぐる巻いてみた。


物干の方は自分の正面側の
ごちゃごちゃをスッキリさせる為で
メガネ拭きはランヤードを
一時的に引っ掛けておく為のもの。
きわどい動きをすると
巧くいくかどうか判らないけど
案外良いかもしれない。


そのまんまだとカッコ悪いので
ちゃんとした細引きで
フィッシャーマンズでループにして
こうして見ると、あたかも
ソレとして売ってるモノみたいに
完成度が上がって良くなった。


良い悪いは別として、必要から生まれるプロダクトは
それなりのフォルムになった時、案外マトを得てることが多い。


* * * * * * * しか~し、ここまでやって実際何度か運用していると、
低温のせいか、単に百均の粗悪プラスティックのせいか、
メガネ拭きは根元からあっさりと折れて使い物にならなくなった。
本来の使い方をしていないので文句を言えた義理ではないが、
使い勝手が良かった分だけ口惜しく思い、工作意欲に火がついて、
何か無いかと探した結果、ホームセンターに良いものがあった。



ひとつはピンセット。
先をクルクルとラジペンで巻き込み
絶縁キャップを入れこんだモノ。
もうひとつは配管のフランジ。
本来はどう使うか判らないが、
ゴム冠にカッターで切れ目を入れ
パイプの末端保護キャップをはめた


そのままではネジレが出るので
都合良く溝があるので、そこに
洗濯バサミのバネをはめ込むと
これが実にイイ感じ。
挟む力も丁度良くネジレも出ない。
フランジが68円キャップが23円
バネや2mmの細引きを入れても
総額100円以内で収まった。


決定版にならないかも知れないが、
おそらく機能は全うすると思う。
* * * * * * *
まだ実際には使ってないが、
前回の失敗で条件を理解して
改良したのでこれは良いと思う。

クリスマスに何ヤッてんだろ。


2013年12月19日木曜日

6代目えさ箱

家の庭に雪が積もったら、
小鳥たちのためにヒマワリの種を冬の間だけ提供している。
決して餌付けしている訳ではない。
カラ類が集まり、それを狙う猛禽も来る。これが結構楽しい。



去年まで使っていたえさ箱は
なかなかのスグレものだったが
さすがに7年も使うとボロボロ。
窓は破れ、屋根や壁も隙間が開いて
このままでは冬を越せないので
新しく作り直した。
基本設計は5代目と一緒だけど
少しづつ改良してVer5.3くらい。


見た目にはそう変わらないが、窓を丸くし
塩ビを外れにくくし、止り木が桜の枝になり、
屋根の角度を変え大きくした。
構造上の変更点は、屋根のつなぎをシャフトに
したので、引き上げてスライドするようになり
ヒマワリを入れ易い構造になった。
屋根がせりだしが大きくなった分
開口部を少し高くして、雪が吹き込みにくく
小鳥が入りやすいようになったと思う。
余っているペンキを使い切りたかったのもあり
色がとてもアバンギャルド。


仕上げに子供が小さい頃作った
カエルやウシのゴム版があったので
使わない手は無いと押してみたが
ペンキは押しにくく汚くなった。

早速シジュウカラが飛んで来て
タッチ&ゴーで喰っていった。
上出来!上出来!

2013年12月15日日曜日

オオアカゲラ



何処かでガスガス木に穴をあける
アカゲラとは違う音が聞こえ、
近づいてみるとオオアカゲラだった。
頭の大きさと支点が違うので
リズムとストロークが微妙に違う。
音質はヤマゲラに近いが、
予想を立てて確認する。
最近だいぶ聞き分けれるように
なって来たので嬉しい。


繁殖期以外はほとんど単独行動で
あまり他と一緒に行動しないはずだが、
こいつらは一緒に動いているようだ。
オスがミズナラの穴をほじくって
メスがその上でガスガスやっている。
何かに反応してメスが飛去ったあと
オスも後を追い同じ木に留っていた。

2013年12月9日月曜日

ムクドリ



天候が不順なこの時期でも
あまりに空が青く気持ちイイので
ちょろっと防風林に入ってみると
ムクドリの集団がいた。
どうも集団で煩いヤツは
あまり好みではないので積極的に
観ないのだけど、状況が変われば
結構気になる存在。


この辺りではムクドリは夏鳥で
春先にやってきて、稲刈りと共に
居なくなることが多いのだけど、
今年はずいぶん長逗留している。
というか、初冬の雪の時に
あまり見たことがない。
コントラストが美しい。