2012年10月29日月曜日

ドングリ咥えたエゾリス


今年の秋はどういう訳か
出会い頭にエゾリスに会うことが多い。
不意に出てきて、
こっちに驚き威嚇する。

今日はミズナラドングリを咥えていた。
キャワいいなぁ。


私が立っている方向に行きたいのか、
逃げずに近づいてくる。
キャッキャッっと声を上げながら
一定の距離を置いて
こちらの様子をうかがっている。


それにしても顎が外れそうなくらい
頬張っていて
それでも声を出すんだなぁ。

こっちがちょっと後退して道をあけると
枝伝いにピューと森の中へ消えていった。

2012年10月26日金曜日

STOP


実際の使用には何ら問題ないのだが、
ハンドルを握ると何となく軋むような
多少の違和感を感じる。
よく見るとセーフティゲートの支点が
錆び気味になっている。
気にすると、気になりだし、
ムズムズ気持ち悪いので、
ばらしてメンテナンスしてみた。


サイドプレートのエッヂの
擦れ跡はしかたないとして、
バラしてみると、
カムの内側に浮き錆があり、
ボビンにも擦れた跡がつき、
使用感たっぷりの
お疲れな感じだった。
←メンテ前


ペツルは金属製品に耐用年数を設けて
いないが、日常の点検で損傷や状態の
チェックを欠かさず、使用履歴が判らない
製品は使ってはいけない。

ボビン素材は基本的にアルミで
カムが当たる部分というか、ロープを
挟む部分はスチールになっている。
←メンテ後


歯ブラシやウェスで磨くだけで
ピッカピカになった。

カムやボビンが刷り減っている場合は
スペアパーツがあるが、
問題ないので
あとはボルトナットを
グリースアップして組み直す。


メンテナンスの基本は
点検とクリーニングだし、
意外に砂を噛んでいたりするので
特に問題なくても、汚れていたら
たまにはバラして見るのも
悪くない。
第一気持ちがいい。

2012年10月22日月曜日

カケスに翻弄される


いつもの鉄道林の切れ目で変な鳴き声を聞いた。 渡りの時期だし、聞き慣れない声なので これは何か面白いヤツが見れそうだなぁと 薮に隠れてジィ~っと見張っていると、 不意に足下にエゾリスが飛び出してきた。
見ているうちはこっちに気づかず 警戒する様子もなく1mほどまで来たので カメラを構えると、ものすごく驚いた様子で 威嚇しながらそばの木に登っていた。

相変わらず、聞き慣れない声は聞こえていたが ヅィーヅィーっとこれまた聞き慣れない声が 近づいてきた。どうやらビンズイのようだ。 この辺りではあまり見かけないので 見ていると、ヤマブドウの実を食べていた。
この時期は植物も喰うのか、ただの気まぐれか

いよいよ声が近づき期待して見ていると、、、 飛び出してきたのはカケスだった。
う~んもう、カケスかよ! もう里に下りてきたか、 別に悪くはないが期待した分だけ口惜しい。
いろんな鳴き声を混ぜて周期的に鳴くので 本当にいつもカケスにはだまされる。

2012年10月18日木曜日

甜菜糖


ビートの収穫が始まった。
ビートハーベスターのアクツ式ピタROWくん。
こいつがスゲぇ!
後ろの丸い線状のモノがくるくる回り
葉を切り掘り起こした実だけを収穫する。
見ていると、ポンポン勢いよくタンクに入る。


今年は出来もいいようで、
農家さんもニコニコ作業しているし
そういう収穫は見ていて本当に楽しい。
しばらくすると、小山のようになっていた。


先日面白い農機具というかマシンを見た。
ブルドーザーにごっつい畝マシンが付いていて
まるでチェンソーのようだ。
これで細くて深い畝というか
暗渠を埋めるための工作機械のようだった。
何かかっこいい!

2012年10月16日火曜日

久々の野


しばらく野に出ておらず、
せっかくの季節の移ろいを見張れず、
やきもきしていた。
ちゃんと肌で感じないと感覚も
短絡した都市化してしまう。

今日はシーズン初でアトリを見た。
お初は否応無しにワクワクが募る。


針葉樹の中でじっとしていると、
派手に賑やかにヒガラの若い奴らが飛び回る。
遊んでいるのか何なのか
空中戦を繰り返す。


エナガも群れが大きくなり、
近づいてくるのが声で解る。
見やすい位置で構えていると
ドンドンやってくる。
樹上で鳥道を見つけるにはエナガのルートに
目星を付けて空間に構える。


そうこうしていると、
今まで気がつかなかったのだが
すごい近くにスズメバチの巨大な巣があった。

今年の夏は気温が高い日が続いたし
隣の家のヒバの中の巣を駆除したばかりなので
コイツらが分かれたのか
追い出された分派がそこに巣くったか、
何れにしても怖いです。

2012年10月6日土曜日

R5

先月末に岩手大船渡で行われたR5に行ってきた。
スタティックロープやシステムキットを使ったテクニカルロープレスキューを
応用した大会で、皆救助に関わる高い志のもと現役の消防士達による
熱い戦いが繰り広げられていた。

同じ条件で同じ道具を使い、おそらく限りなく正解に近いコンビネーションは
それほど多くはない状況で、11チームが11通りのシステムを組み立てる。
まさにアート・オブ・リギングだ。

百戦錬磨の猛者が、知識の引き出しをたくさん持ち、様々な技術の応用で….
というよりは、メンバー全員が共通の技術と知識を持ち、
シンプルに先を見越した計画的行動の重要性を理解し、
必要に応じて現場で修正して救助を組み立てる、という
当たり前なことを確実に行ったチームが優勝した。

スーパースターがいると、
チームはどうしても依存しがちになり、
アイデアも単調になる。
メンバーが共通の技術と知識を持っていないと
並行処理が巧くいかずリーダーは
よけい感情的になり先が読めなくなる。

そんな中、各地方から集まった初顔合わせを含む
寄せ集めのチームが大健闘!
共通認識の中でよりシンプルに基本を確実に
組み立てるスタイルが素敵。
こんなコトが功を奏するのもチームならではで、
一定のスキルがあれば誰とでも組める。
自治体の境界にある河川の中州救助などは
まさにこうあるべきなのではと思う。

レスキューに限ったことではないが、
まさにじり貧にならないようにチームで動き、
独りよがりにならない共通認識による計画的行動。
よりスマートでクリエイティブな方向性が大切ということを再認識した。