2012年3月29日木曜日

ミニマリスト

もう春だというのに、まだ降るか!ちゅう感じで積もる。吹雪く。
でも日差しは暖かくなってきている。
久々の新雪の上をワシワシ漕いでちょっと登ってきた。

自分の趣味で藪こぎ遠征し木に登るときは最低限の道具にしたい。
ちょっと前までは28ℓのザックを使っていたが、
最近は14ℓのザックで足りるようになってきた。
11mmロープとランヤード、クライミングハーネス、パンタン、
スローラインとパウチ、カラビナ数枚とパーセルとプルを数セット。
一番下の枝まで数メートルの高さなら
ロープ使わずランヤードの切り返しだけでなんとかなるが、
針葉樹や枝の少ない樹は難しい。
でもこの20mロープのセットで、たいてい攻略できる。と思う。

ガチャガチャの道具は大好きだし、いろいろ開発した道具も良い。
道具をアレコレ考えるといろいろ持っていきたくなる。
例えば仕事を安全に早くこなすために道具は必然だったりするが、
クライミングに関しては自分の体躯をアレコレ考える方が楽しいから、
軽量化できるところはどんどんそぎ落とす。

危険を承知すると
セーフティは意外にシンプルになる。
足りない部分を道具で補填するんじゃなく、
道具が少ない分、工夫するし
いろいろアイデアが生まれてくるので、
クリエイティブな登り方になる。
高さ18m程度までは20mロープで充分、
リングセーバーはランヤードにもなるし、
大好物のライントラブルは
グランドワークでなんとでもなる。
それよりも、
双眼鏡と温かいコーヒーと文庫本がいい。


これを9ℓまで絞りたいなぁ。
何かトラブルとどうしようもないけどね。

2012年3月27日火曜日

鳥道

トリドウじゃなくトリミチ(鳥道)
防風林は条件的に野鳥が渡ることが多いので、必然的に濃くなる。
その中でもココを抑えればっていう、
多くの鳥たちが通るいわゆる鳥道があり、
そのポイントを同じ時間で定点観測すると結構面白い。
喰っているモノも違うし、混群じゃなくても、なんか集まるんだよなぁ。
コクワはゴチャゴチャなので大きな猛禽たちは猟に来ないだろうし
この中を移動していれば狙われることはないだろうけど、
そんなに広範囲に繋がっているわけではないし、どうしてなんだろう?

コクワの蔓が絡まって見難いが
良く鳥たちが集まるポイント。
狙ったワンショットに
二種の鳥が入るのは珍しい。
お馴染みのハシブトガラと
エナガだけど、
何か得した感じ。

でも今年の冬は何かおかしい。
この時期いろんなヤツらが方々からやって来て楽しませてくれるのだけど、
いつものメンツがあまり見られない。
毎年じゃなくても数年ごとに現れるヤツらが数種類、とっかえひっかえ通る。
渡りのルートが変化するのだろうが、種類が違うヤツらが現れるので
相対的にはそれなりに観察できるのが、今年は極端にハズレ年なのかな?

キツツキとカラ類はいつも通り居るのだが、シメや
ツグミ系マシコ系ヒワ系の姿をほとんど見なかった。
何かが起こっているのか?

猛禽は数年前を境にチョウゲンボウがこなくなった。
オオワシや・オジロワシは普通に悠然と飛んでいるし、最近増えているが
今年はノスリ率も低い。

まあ何が何だか判らないが、いつも見られるヤツらを見られないのは、悲しい。

2012年3月23日金曜日

ダブルクロッチ


こんなこともやっていた。
デザインレイアウト以外に
不慣れなイラストを描き、
決まらないポーズに
息子を吊してヒジの曲がりや
影のチェックをしつつ
ラフを起こして。


まだまだいっぱいあり完成ではないけど、
なかなか良い感じでイラストを画けていると思う。
重心が何処にあるか?何処から見た図が一番伝わりやすいか?
こういうのって、イラストレーターに外注しても
なかなかニュアンスやキメが粗くなり、
目的を果たさないことが多い。
だから稚拙ながら自分で画を起こしている。
登っていないと表現できないモノだってある。

おそらくブライアンさんだって、バリバリのクライマーなのだろう。

ストームトーガソン


尊敬する人は沢山いるが
尊敬に値するグラフィック
デザイナーはあまりいない。
ネビルブロディやジョージ
ハーディや山名文夫…
そんな中で異彩を放つ
ストームトーガソンの画集を
手に入れた。



出ているのは知っていたが
洋書は高くって
なんか勢いがないと手が出ない。
今は円高だし、
簡単に洋書も手に入れられる。
ありがたい世の中だ。
それにしてもカッコイイぜ。

TMCA_T-3テキスト


何だかんだで足かけ4年、
やっと色校正までこぎ着けた。
1.2.3揃って一応これで終了。
長い道のりでした。


色校正の段階で、ちょっと躓いて足踏み状態だけど、
今月中のモノにはなりそう。
TMCAのテキスト、3冊揃えてみると、なかなかの出来映え。
いや〜、ご苦労様でした!

The Peace

最近何だかんだと忙しく、まあよろしいことなのだけど、
防風林に入ってもあまり目新しき発見もなく、
と言うかいつもこの時期渡ってくるヤツラとか
冬の終わりによく見かける鳥たちが来ない。居ない。どうしたんだろう?

そこでちょっと雰囲気の違うネタをひとつ。
* * * 
最近自動販売機でもなかなか買いにくいタバコ。
一部コンビニでも認証というか
「アナタハ20サイイジョウデスカ」なんて画面をタッチしないと
売ってくれない。
腹が立つのでこのチェーンではタバコを買わないことにした。
昔はオヤジのタバコをお遣いで買いに行き、たばこ屋のおばちゃんの前で
「お前の〜すべ〜てが〜」なんて振り付きでGS唱って
アメ玉をもらったりしていた良い時代は何処へやら。
こんなヒゲ面のジジイ捕まえて二十歳以上ですか?って聞くなよ。もう。
そんな中、1箱1,000円のタバコが発売された。

The Peace
この挑戦的な価格設定。
でもこのくらいだと、
私は高額納税者ですって
自慢できそう。
ウルサイ文字が多いけど
美しいピース紺の缶入りだぜ!


実は探していたのだけど、前述のように、自販やコンビニで
タバコを買うようになって、売っているタバコ屋がなかなか、ない。
タバコ屋的なお店もあまりない。コレは由々しきことです。
カーナビーツのマネをしても、アメ玉ひとつも貰えない。

そんなこんなで、なかなか手に入れられないで居たら......
知りあいが、送ってきてくれた!!
あざ〜す。
そんなに前向きにアグレッシブに探していなかったので、
ホント、恐縮です。感謝感謝です。
今度、旨いモンでも持って遊びに行きますね〜。
ありがとう。ありがとうございました。

2012年3月6日火曜日

フクロウ


防風林の先、
丘の方まで足を伸ばして、
解け気味の斜面を
スノーシューでワシワシ登る。
ココまで来ると
ハクウンボクに会える。


どういう訳か丘の斜面には沢山あるのだが平地にはほとんど無い。
会いたくなったら、斜面を登しかなく、それには今の時期が一番ラク。
ハクウンボクの冬芽はポヤポヤで大好き。
それに、トラブルに巻き込まれたとき
次の一手としてバックアップ付の冬芽ってかっこいいぜ。


ボーっとしていると、フワリと影が横切り
眼下の針葉樹に留まった。
白灰色の綺麗な縞模様。
一瞬オオタカっと思ったが
ずいぶんゴロンとしていた感じ。
ゆっくりと、遠回りに、のぞき込むと、
フクロウだった。
カッコイイ。



気配はあるのだが、
年に数回しか見られないし、
のんびり観られる機会は
あまりないので、
お互いの距離感に気をつけて
しばし無言の対話。
すっかり温かい気持ちになる。

2012年3月1日木曜日

ポプラ食堂


防風林もここ数日の暖気で
スノーシュー要らずで歩けるようになり、
まだ足音は聞こえないが
ここにも春は確実に近づいている。
今朝はシーズン初めてカワラヒワと
威勢の良いハクセキレイの声を聞いた。
このポプラは最近クマゲラに気に入られ
毎朝8時半に現れる。
通勤途中で朝マックのサラリーマン
という感じだ。
時間の関係でどうしても逆光になり
近づくと逃げられるので、食痕だけ。


近くにモモンガも複数住んでいて、今はこのポプラの新芽を偏食している。
他のキツツキ類もガスガス穴を空けてるし、
カラ類は樹皮の間を突いているし、エゾリスは樹皮を派手にはがしており、
ツグミ類もよく見られ、寄ってたかって食堂にしている。
もう傾きはじめた古いポプラなので、近々トップから折れそうだ。
伐倒のタイミングは人間の都合ではなく、
森の大きな流れというか寿命というかそういうことをみんな了解していて
新陳代謝として土に還す準備に協力しているようだ。